幹事さんに感謝。

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毎度毎度22時を過ぎると(風呂から上がって会議室に戻ると)グッダグダになってる気がするので今回は泊まらずにさっさと帰るつもりだったのだけど、3日前の段階で当日夜は雨予報。台風19号のダメージが残る多摩地域で雨が降るなか帰途につくのは嫌だったので宿泊に切り替え。

結局、天候はややぐずついたものの雨は回避。まあ降られるよりはマシよ。

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当日はせっかく多摩くんだりまで行くんだから何かしよう!と思い立って、モノレール沿いに立川~中大まで歩いてそのまま会場へ向かうことを計画。……が、ラングリッサーモバイルやってたら家を出る時間過ぎちゃったので高幡不動~中大ルートに変更。
……したはいいんだけど、新宿駅南口から京王線への乗り換え、そもそも京王線を使うのも数年ぶりで、しかもこの日はラグビー・ワールドカップ、ニュージーランドvsアイルランド戦が飛田給で開催される日。もーガタイのいいガイジンで改札前はガヤガヤ車内はギュウギュウ。ヘトヘトになりつつも、改装後の高幡不動駅に降り立った。
そのまま万願寺側に(というか駅の構造ガラッと変わってたけど、昔は北口なぞ無かった筈)歩いて目指すは15年以上前に住んでいた場所。この辺だろうとアタリをつけてウロウログルグルしたものの、結局見つけられず高幡不動へ引き返したのだけど……とにかく遠い!大学生の自分は何故こんなところに住んだんだと正気を疑う距離だった。高幡不動-程久保-中央大学も延々続く緩やかな上り坂が体力を削ってくるし、最近体力がついた!などと思っていても、当時には敵わないのか……若さisパワーなのかもしれないね。

というか恐ろしく田舎なんだよこの辺。遠くに山、住宅が立ち並び畑が点在、商店は稀。使ってない事務所のシャッターが降りてれば色あせた政党のチラシが壁面を侘びしく飾る。曇天のせいもあるかもしれないけど、こんなにも閉塞感が強い場所だったか。訳の分からない万能感に突き動かされてアニソンを歌いながら歩き回った場所へのイメージがこんなに変わるとは、19年という歳月に目眩さえ覚える。

急勾配の山道からトンネルをくぐって大学へ。人通りのないキャンパスを少し散策したらもう時間切れ。慌てて懇親会の会場まで走る途中で気がついたのよね。財布が無い。無い。折りたたみ傘はちゃんと入れたのに財布が無い。
最近は外出するときもスマホでQUICPay使ってるからすっかり現金を使う機会が減ってうっかりしてた。2年くらい前にも1ドリンク制のイベントに財布を持たずに出かけてトボトボ帰ってきたことがあったな。幹事さんに6,000円お支払いするために来年も参加が決定だよ。

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・I崎と久しぶりに再会。最近は仮面ライダーオーズにハマりこの日も秋葉原でオーメダルを買ってきたとのこと。今は不動産会社の事務をしているが登録販売者の資格を取得して転職したいとのこと。

・ジョナと久しぶりに再開。徳島から来たって?へーマチアソビ中止になったのに何かあったの?え、徳島に移住した!?
楽しそうな人生、と羨むにはあまりにも無軌道で波乱万丈。今のお仕事の話とか聞きつつ、自分では絶対に真似できないな……と嘆息。不惑を迎えても相変わらず謙虚な姿勢のイケメンだった。

・モソデソっぽいけど誰?あ、本人だ。35になりましたって言ってたけど、ガリガリだった学生時代より少しだけ中年ぽくなって(太ってはいない)たなあ。

・いや本当に誰?と思ったら声がにきゅだ。つまりにきゅだ。髪はブロンド、輪郭はぷっくり膨れて、スタイリッシュな昔のイメージからのズレを感じたけど、筋肉でぶっとくなった腕が仕事の大変さを無言で語る。お疲れさまです。

・TOMMY&NAGI、アイドルファン2人が取り溜めたチェキをアルバムにして持ってきた。1枚2000円として、これ1冊で132,000円か……とか考えてしまうのは、趣味というものの本質が理解できていない証拠だろう。

・ゑんらオタクとデビアンオタクがライブのDVDを流しながら大騒ぎ。

・ゑんらオタクの人が「お前のなー!アイドルはなー!会えるのか?話せるのか?一緒にご飯食べられるのか?(ゑんらはそれが出来るから)これが本物のアイドルだよ!」「人という漢字のように!アイドルはオタクの支えを必要としてるし、オタクはアイドルを支えつつ承認されることで支えられてるんだよ!」
って猛ってたけど、コレに関しては全く同調できないので論破もへったくれもない。
自分の考えについては、ちょうど今年の8月に『私は何故アイドルとの接触を忌避するか』(https://57244.diarynote.jp/201908200208306969/)というブログを書いているのでそちらで。

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ジョーさんは1年ぶりに会うのにそれを感じさせない人柄で、つい甘えてしまう。マックさんは相変わらず理性的かつユーモアも持ってて、話してて気持ちのいい人。ナベとはもっと話したかったな。1さんは着痩せしてるように見えて腹がスゴい。フォフォフォの破滅的職場トークは笑いの中に薄ら寒さを秘め、Yoshiさんはキチッカチッとした進行に性格を滲ませた。それより下の代の子だとネットではハンドルネーム分かっても顔と本名が一致しないから今一つだ。「子」と言ってももうみんな30半ばなんだけど。

重ね重ね、幹事さんはお疲れさまでした。お金は必ずお支払いします。
この週末は電子書籍をいっぱい買いました。と言っても、実際に使ったのは1万円だけなんですが。

電子書籍そのものは5年前にi pad miniを購入したときから興味があって、その時はeBookJapanを選んだんですよね。理由はいくつかあるけど、まず安かった。kindleに比べて同じ本でも5~6円くらい安かった覚えがある。更に、BOOK OFFでずーっと探してた絶版本(ソード・ワールド・リプレイ集第3部、いわゆる「バブリーズ」。当時は他の会社で取り扱われてなかった)があったり、横山光輝三国志がちょうど50%還元されたり、なんやかやで1年くらい使ってたかな。ダウンロードのスピードが早いのも◯。

その後、i pad miniだと外出したときに取り回しが良くなかったからKindle Paperwhiteを購入したんだけど、当たり前のようにkindleの本しか読めないのね。という訳で仕方なくここ3年くらいはkindleだけ使ってた。Paperwhiteはページ送り・戻りの動作がもっさりしてるところは気に入らないんだけど、携帯しやすい大きさだし新書や文庫はE-Inkのおかげでやっぱり読みやすい。Unlimitedもありがたいね。

んで、去年の3月にWUGのミニ写真集がデジタル配信されたんだけど、それがBOOK☆WALKERの独占配信で。面倒だなと思いながらダウンロードして放置。アプリいくつも使ってると管理が面倒だし、ごちゃごちゃするの好きじゃないから。

と思ってたら10/21に出る上田麗奈1stデジタルフォトブック『わすれな』。2018年6月に発売された彼女の1st写真集『くちなし』に続き、月刊BLTの連載時からずっと上田麗奈の魅力を引き出し続けてきたスタッフが再集結してお送りする本作は、とある『色』をテーマに都外の温泉地でうえしゃまが様々な表情を魅せる。
まあ、これがBookLive独占配信なんですよね。いやマジでやめろ。ガシャなんかよりよっぽど悪い文化だろこれ。電子決済もそうだけど、業界はいつまでバベルの塔やってるんだ。いい加減この規格乱立の戦国時代に終止符を打つ始皇帝よ、出てこい。

閑話休題、ところでこの春、BOOK☆WALKERの3,000円ポイントカードを貰ったんですよね。持て余すから誰かにあげようかなと思ったものの、誰も使ってないんですよB☆W。どうしたものかと思案してたら、この3連休に50%(45%+5%)還元サービスしてて。まあこの際だから使っちまえ、と購入したのが以下。

◯放課後さいころ倶楽部 1~15
◯SPY FAMILY 1~2
◯全ての人類を破壊する。それらは再生できない。 1~2
◯ソウナンですか? 1~5
◯中華一番! 1~5(完結)
◯真・中華一番! 1~12(完結)
◯くーろんず 空論基礎 1~2(完結)
◯神聖モテモテ王国 1~6(完結)
◯藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版> 1~8(完結)

読みたかった本だけじゃなく「まあ機会があれば読んでもいいかな」くらいまで購入の基準を下げたらまあドカドカと買ってしまって、同じ基準上にいた野崎くんとかヒストリエが手招きしてるがそこは我慢。
なんと言っても、まだ読んでない本が漫画だけで100冊以上あるうえに図書館からも本借りてるしムックや新書も積んでるし、時間と金の使い方マジで下手くそか、と呆れますね我ながら。

とりあえず藤子・F・不二雄の短編集読もう。

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BOOK☆WALKERのアプリがクソ過ぎて既にうんざりしてる。ダウンロードが遅い、そのうえバックグラウンドでダウンロードできない、本棚とかいう謎のシステム、他諸々。結構本気で正気を疑ってるよ。サイトの検索性や試し読みのシステムはかなり便利だと思っただけに残念だ。
ちゃんと使い方を調べればマシになるんだろうけどそこまでの愛着も無いな。

秋アニメ2019

2019年10月12日 日常
◯放課後さいころ倶楽部
私これ好き!(バァァァン
OPから漂うプリキュアみたいというか、朝番組もしくは夕方のテレ東アニメっぽさと、EDの不穏なイヌカレー臭の落差が凄い。
メガネがバイトしてる店の店長からハナヤマタの海坊主味を感じた。原作では堤すると聞いたのでちょっと読んでみたいっす。
それにしても女子高生と卓上ゲーム!間に挟まりてぇ~!ってなりますね。生徒会室で大貧民に明け暮れた高校時代にボードゲームがあれば……イエサブで気軽に買えた都民が羨ましい。東京に生まれてさえいれば俺だってこんな青春を送れたはずなのに、田舎が憎い。
高屋敷さんめっちゃかわいい。天使。
それにしても富田美憂、押されてるね。Studyの中では一番声優ファンに受けそうな顔してると思ったけどソロデビューかあ。

◯ぬるぺた
うえしゃま。5分アニメなのにびっくりするほどテンポ悪くて冗長で面白くない。ゲーム化ありきの企画というけどこれでどんなゲームになるの。

◯アフリカのサラリーマン
芳忠さんの声もツダケンの声もセクシーで耳に心地よい。下野はキャラがゲスすぎる。OPクレジットの「原作 ガム」で爆笑してしまった。

◯警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課
むせ返るほどツダケン。っていうか主人公は下野紘だから実質アフリカのサラリーマンだこれ。アクティヴレイドよりシリアス方面に振ってるのかと思えば、刑事が独断で橋を爆破したり狙撃者が銃を固定せずに長距離射撃してたり子供が爆弾使ってたり飛んでくる多数の銃弾を脇から出てきたハイヒールの女が日本刀で斬り落としてたり、子供向け過ぎてびっくりした。振り返ると、ヒーロースーツで悪党退治してたアクティヴレイドは警察機構内の根回しとか技術の限界とか完全なフィクションの中にも「それっぽさ」を混ぜるのが上手かったな。
ほか、全体的にモブの演技が軽すぎて気になるし、メインでも吸血鬼の演技が生っぽすぎて、もうちょっとこう。キャストクレジットでは「ボルケーノ太田」がインパクト強すぎる。

◯神田川JET GIRLS
スポーツを題材にした熱いアニメです!ってのとムホー!できるお色気アニメです!って要素は個人的に食い合わせが最悪。絵にも塗りにも癖があるし、何より苦手なのがCGで描写されたマシーンの動き。同速度でスルーっと動いてて、ウィーンガション感が無い(通じるか?)のが嘘っぽさ満載で醒めちゃう。とまあ個人的な趣味にそぐわない点をあげつらったらキリが無いんだけど、公式サイトをみるに高田馬場女学院のギャル2人はムホー!ってテンション上がりますね。ギャル最高。

◯歌舞伎町シャーロック
あまりにも芝居がかってるから劇中劇なんだろうなと思って見てたら普通に話が進行して困惑した。

◯真・中華一番!
読み切り漫画か日曜19時半のアニメかってペースで一切の説明無しに話が進む……。塗りも淡白で、原作の持つ熱くてクドい作風との相性が最悪だ……と思っていたが、食事シーンのリアクションは紛れもなく中華一番!だったのでやはり最高。
話の展開が完全に時代劇なのに、貴様何者だ!→風が吹いて特級厨師の証が晒される流れとか、暴れん坊将軍そのまま過ぎて本当好き。
しかし2019年になって「極」じゃなくて「真」の方をアニメ化するとは思わなかった。

◯ハイスコアガール
久しぶりの再開だけど良質なラブロマになってる……。
というか日高でいいじゃん……日高がいいじゃん……。14話の勝負後にハルオに迫るところとかホワルバ2みたいな迫力があったし、あんなに一途で可愛いのにどうして日高じゃ駄目なんですか、どうして……。
あ、大井町オルバスさんたちの声がやたら豪華で駄目だった。
評価:☆☆☆★★
書いてある内容は至極真っ当だが、ところどころに筆者の自慢が入るのがうざったい。また、各章の表題と扱っている中身の結びつきがとにかく弱くて、感想をまとめようと思ったら内容を再構築しなきゃいけないほど。サクッと読めるところは加点。

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1.興味がない、と物事を避けること
脳の本能は「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい=仲間のためになりたい」こと。知りたい=興味を持つと集中力が上がり、習得しやすくなる。脳は興味を持てないこと=価値がないもの、とみなしがち。

2.嫌だ、疲れた、と愚痴を言うこと
マイナスの感情は能力も脳力も低下させる。脳は一貫性を確保したがるため、口から出た言葉に感情を合わせようとするし、負の感情が支配的になればそれを止めようとする。逆にとりあえずポジティブな発言をすれば、感情が言葉に引きずられ、脳が感情に引きずられてポテンシャルを発揮できる。

3.言われたことをコツコツやること
脳にとってモチベーションとは「報酬」より「報酬がありそう」という期待の方が効果的。完成に近づくと集中力が切れるのは「だいたい出来た」ことで期待感が失われるから。9割できたら「あと1割をどうやってやっつけてやろうか」と意識することが大事。あるいは「ここまでは耐える時間、ここからが自分のターンだ。特殊能力が発揮されて普段の3倍の力が発揮できるぞ」と自分に言い聞かせる。
コツコツやることは終わりを意識しながら進めること、「失敗しないように」と負の情報を意識しながら進めることでもある。(子供に「ジュースをこぼさないでね」と声をかけるとかえってこぼしやすい。脳は否定語を理解できない)
やるときは「目的」のために「目標」を定めてやることが大事。「がんばります」では何のために(目的)もどうするか(目標)も曖昧。
「ゴールを意識せず」「主体的に」「達成のやり方(美学)にこだわって」「一気呵成にやる」

4.常に効率を考えること
「大体わかった」と考えると脳は働きを止める。繰り返しや無駄な思考を省くのではなく、最後まで考えること、繰り返し考えること、分かっていることももう一度考えることが、新たな発想や普段は見えない「抜け」を埋めることになる。だいたい理解したつもりでも人に説明できなかったり、詰めの部分でどうしたら良いか分からずマゴマゴしたり、パターンが変化すると狼狽えたりということがあるね。
思考のポイントは一度カタチにまとめること。そのうえで修正を施す。アウトプットし、成果物をインプットする反芻行為がおすすめ。日記を書くのも脳にいいよ。考え続けるのではなく、時間があれば考えて、アウトプットして、4日経ってから見直すといい。4日というのは脳が必要なことを記憶してそうでないことを忘れるサイクル。

5.やりたくないのに我慢して勉強すること
情報は、まずA10神経で感情のレッテルを貼り、前頭前野で理解し、自己報酬神経群を介してダイナミック・センターコアで思考することで記憶される。つまり情報→理解→記憶ではなく、そこに必ず思考が絡んでくる。イメージでしか記憶できないから記憶違いが起こるし、体験に引っ張られやすい。嫌だったことは避けようとするし、成功したことにしがみつきたがりがち。これも一貫性の確保と自己保存の法則だ。

6.スポーツや絵などの趣味がないこと
空間認識能力が数字を処理する機能をも司っている。姿勢を良くしよう。天井から頭頂部に紐が伸びてきて吊られているような、いつでも真上にジャンプできるような意識。また、字を雑に書くことは集中力が低下する原因になる。止めよう。

7.めったに人を褒めないこと
人を褒めると「相手の役に立つ=仲間になりたい」欲求を満たせる。さらにプラスの感情が生まれることで脳も活性化する。
評価:☆☆☆☆☆
平易な言葉と柔らかい語り口調でやたら読みやすいし、「筋が通っているからといって仮説が真実とは限らない」というスタンスで偏りをなくそうとする努力が感じられる。むかし信じられていた常識を比較的最近の研究成果でアップデートしてくれるうえ例えが分かりやすい。他人に勧められる本。

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チンパンジーをはじめとした類人猿には牙がある。これは威嚇のため、同族間での争いに勝ち残ってメスに自分の子供を産ませるためである。しかし人類に牙は無い。なぜなら他の類人猿と違ってヒトには発情期が無く、毎年のように出産することが可能だからである。類人猿は出産のインターバルが長いため、少ないチャンスをものにせんとオスが躍起になる。他のオスに孕まされるとそのメスは数年間出産できないので交配可能なオスとメスのバランスが崩れる。一方、ヒトはいつでも出産できることでその割合がだいたい1:1に近い状態を保ち続けられた。

ヒトはこの多産を武器に生息域を広げた。要するに草原でヒョウやライオンに食われても、それ以上に産めよ増やせよすれば種としては反映するのだ。自然界では優れた生物が勝ち残るのではなく子供を多く残したものが生き残るのだ。優れていることはその理由あるいは手段にすぎない。

「ヒトは直立二足歩行をはじめたので手が自由になり、道具を使えるようになったことで脳が発達した」というのは昔から言われている進化の定説だが、正しくない。直立二足歩行をはじめてから450万年もの間、石器も作らなかったし脳容量も大きくはならなかった。

直立二足歩行は他の類人猿に比べて森林に適応できず追い出されたヒトが一夫一妻制のもと食料を運搬して自分の子供を効率よく育てるために進化したもの(多夫多妻制だと食料を運んでも自分の子供以外を育てることになるかもしれない)。

初期の人類は草食だったためカロリーを多くは摂取できず、したがってカロリーを多く消費する脳を大きくするわけにはいかなかった。草原に出てきたことで肉食もするようになると肉のカロリーによって脳を大きくする余裕ができた。また、肉は植物より消化しやすいため腸が短くなり、その分のカロリーも脳に回せた。

「かつてアフリカに住んでいたただ一人の女性『ミトコンドリア・イブ』が現生人類全ての祖先だ」という言説があるが、正しくない。ミトコンドリアDNAは母系遺伝する(母親からのみ次代へ遺伝する)。自分の1代前の祖先は2人(父母)、2代前は4人(父系・母系の祖父祖母)、3代前は8人……と遡る度どんどん増えていくが、自分のミトコンドリアDNAはどんなに遡っても増えず、大昔のアフリカに住んでいた一人の女性に行き着く。しかし、それは先祖が全員アフリカに住んでいたことを保証しない。祖先は世界中にいたかもしれないが、ミトコンドリアDNAの提供者はたまたまアフリカにいた、というだけの話かもしれないのだ。
さらに、ここに100人の女性がいたとする。全員別々のミトコンドリアDNAを持っている。しかし時が経てば男子しか産まなかったり出産しなかったりでどんどんミトコンドリアDNAの種類は減っていく。そしてとうとうたった1つのミトコンドリアDNAが残ったとき、最初の女性がその時代すべての人にとってのミトコンドリア・イブになるのだ。
ただし、ミトコンドリアDNAは変異することもある。もし変異したミトコンドリアDNAが先々まで残れば、次の時代のミトコンドリア・イブは変異したミトコンドリアDNAの保有者かもしれない。ただしそれが分かるのは数万年単位の未来から遡ったとき以外に無い。

ネアンデルタール人はホモ・サピエンスより脳容量が大きかったが、それは余計にカロリーを必要とする、ということ。省エネだったホモ・サピエンスのほうが生き残りやすかった。2種の生物が生き残りを競い合う場合、戦争に依らずとも(そもそもネアンデルタール人とホモ・サピエンスが争った証拠はそう多くない)ほんの少し人口増加率が高ければいいのだ。
おそらく、ミリオンライブ!のライブを見るのは最後になるでしょう。ゲームやってないし声優も追っかけてないし曲も聴いてない。区切りのつもりで参加。

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セトリ省略。

・ゆいトン脚長い……1/10プラキット渡部優衣出してほしい。モナカ割でいいからあの脚組みたい。合わせ目消して紙やすりかけたい。
・OPから閃光☆HANABI団、りるきゃんを挟んでビッグバンズバリボー!、Cleasky、JPBに乱入、空猫珈琲店、トゥインクルリズムからのアイドルヒーローズ、D/Zeal、EDとうえしゃまが出ずっぱりだった。ゆんこんちゃきさん合わせたより長く画面に映ってたかもしれない。
・というかHANABI団エロっ。脚っ。あとうえしゃまの背が周りに比べてぽつんと低いのにめっちゃ動く。可愛い。愛してる。
・最近「彼女は可愛い。だが非処女だ」と脳内ナレーションを入れることで予防線を張ることを覚えたんですが、うえしゃまには必要無いな。名誉ユニコーンだからそういうの分かっちゃう。
・うえしゃま何回着替えたんだ。
・堺正章が孫悟空やってた西遊記のOPを昨日ちょうど見てたので、ロコ役の人が西田敏行に見えて仕方なかった。
・しーまる痩せろ。可愛い担当が「可愛い(笑)」担当になる前に。
・1stANIVの衣装は好みじゃなかったけどルミエールパピヨンは可愛い。ただ中の人だと似合う似合わないがはっきりするね。みっくやちょっちょさんは似合う。衣装が淡色ベースだからしゃまは肌の白さで全体の印象がぼんやりしちゃう。
・ゆっけさんが、髪色を昴クンに寄せてたのもあって完全に永吉。あとJPBの衣装ヤバすぎる。ピッチリムッチリ太もも丸出しでHANABI団を超えるエロさ。草尾毅にキタタターボでプッツンしそうだ。
・流石に表現に品がなさすぎると後悔したものの、JPBのエロさを上品な言葉で表現するだけの語彙が無いのだ。お胸がおピッチリしていてお尻がおムッチリしていてスラリと伸びるお腿、とでも言えばいいのか。
・タップダンサーよかった。JPBの曲はどっちもオシャレですごく好きなんだけど、可愛い系の歌声が好みじゃない。
・タップ桃子だけど。
・MachicoのMCグッダグダすぎる……。
・でもダンスはりるきゃん内だとMachicoがダントツでうまい。メリハリがある。あと可愛い。アッシュブロンドすげえ似合う。
・みっく可愛い。やや眉毛が男前だし角度によってはエラが張ってるけど、感じ感じ。可愛い。こないだのセールで写真集買っておけばよかった?そこまでではないか。
・りえしょん老けた?(失礼)けど、ツーテール短くしたのと肌の彩度落としたのがいい方向に働いてて亜利沙ヘアーがすごく似合うようになってるのは驚いた。
・最後のあいさつで「松田亜利沙と!その隣にいる者です……」からはじまって不思議な身振りと意味をなさない言葉を発しながら挨拶を終えてて、かつて無いほど様子がおかしかったね、りえしょん。
・(りえしょんの隣でドン引きする桐谷蝶々)
・(えっ、コレで終わり?私の番?と、りえしょんを3度見する桐谷蝶々)
・メイン3人の装備が双剣、鎌、蛇腹剣というトゥインクルリズムは魔法少女の自覚があるのか。
・ギョーカイジン:パパラッツィ相手に、許可なき撮影は許せません!と見得を切る松田と苦笑する会場・LV。
・DO-DAIとかMOONYとかラムネ色青春とか、765の曲だと思うんだけど今日やったやつはどれも知らない曲だったな。
・D/Zealは漫才ユニット
・ぜっきーは投げキッス安売りしすぎだと思います。緊張しいで生真面目で可愛い32歳の投げキッス……興奮してきた。
・ゲストで出てきたナンスめっちゃ可愛かったね。
・茜ちゃん人形かわいかったね。
・キラメキラリのMVで一番盛り上がってた気がするね、会場は。

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ミリオンライブ!のライブに行くのはこれで一区切り。今後はTC曲が入ってくるだろうし、個人的にミリオンスターズと765オールスターズはやっぱり別枠なんだ。
評価:☆☆☆☆★

サッと読めてそこそこ為になる。なんとなく「そうすべきかな」って行動の是非を、切り口を変えたりデータを示したりしつつ教えてくれる。ただ、前提条件が極端だったりするので、鵜呑みにせず考え方だけ頭に入れておけば十分。

お金を貯めようと思ったら日々の食費を減らすよりマンションを安く買うべき。「節約は金額の大きいものから」
増税前に買おうと思ってる諸君、消費税は建物部分にのみかかる。共同購入扱いになる土地代にはかからないぞ。
さらに個人同士の売買に消費税はかからない。不動産業者の「仲介」を通して購入するならやはりかからない。不動産会社も自社物件だけ増税値上げすると一人負けになりかねないから足を揃えたがる。
駆け込み需要が終わった後に市場が冷え切ってしまわないため、住宅ローン減税制度がある。調べるべし。なお、住宅ローン減税は所得税だけでなく住民税も安くなる。
最初に買ったマンションが終の棲家になることはまず無い。
転売を前提とするとマンションに住むための費用は
1.管理費・修繕積立金・固定資産税
2.ローンの金利
3.マンション価格の値下がり分
となる。3000万円のマンションに5年住んで3000万円で手放せば金利と諸費用だけで住んだことになる。つまり、値下がりしづらい物件を見極めよう。
値段の下がらない物件とはみんなが欲しがる利便性のいい物件。高くなることが多いが、予算を抑えるために駅からバスで20分のマンションを買っても、いざ手放すときに買い手が付かないか、買い叩かれる。
年利2%のローンを繰り上げ返済をするのは2%利回りの株をやるのと同じ。投資するか、流動資産としてタンス預金してたほうがマシ。さらに繰り上げ返済でローンの残金が減ると住宅ローン減税の枠が減るデメリットも。

評価:☆★★★★

読まなくていい。大したこと書いてないうえ、そもそも文量が非常に少なくものの15分で読める。

マンションを購入するときは断熱性に注意。最上階は上面が、最下階は床が、端の部屋は片側の壁面が外気と接するため断熱性が低下する。
幹線道路沿いの物件は排気ガスや騒音が酷く窓を開けていられないということもある。注意。
住む街を決めるときは、
1.駅周辺からマンションまでにコンビニやスーパー、ドラッグストアがあるか
2.人の流入があるか。具体的には企業のオフィスや大学などの教育機関はあるか。
これらが重要
評価:☆☆★★★
なんとなく、そろそろマンションを買わないといけないかな!と思い立ったので調査のために。メモを取りながら30分くらいで斜め読みしたのだけれど、まあ価値のある情報はあまり無い。とりあえず本当に買うのか、買う気が在るのかも含めて今後の検討課題。
ただ、男一人で死ぬまで賃貸住宅ってわけにもいくまい。

新築マンションは竣工しても売れ残っている場合、値引きの可能性あり。「特別商談会開催中」「モデルルーム販売住居」「数十万円の家具付き」が値引きのサイン。
完成から3ヶ月経過している、3030万など端数がある、会社の決算期が近い、などは値引きに有利
ただし住友不動産は値下げしない、むしろ値上げしていく。ゴールドクレストも同様。
中古マンションは成約価格データベースが公開されている。高く買うと売却損する。REINS Market Infomation参照。
新築は東向き・西向きが安めで、南向けに比べて相対価格も下がりにくい
新築相場はRealnet新築マンションサーチというアプリを使うか、住まいサーフィンというサイトで検索が可能。
大型マンションの方が売却損が発生しづらい。規模の経済も働く。301~500戸のマンションの管理費が一番安いとされている。
中古マンションは全社がREINSというシステムを利用しているので仲介業者を数回っても意味がない。
借地権マンションというものがある。安く入居できるが売るときも安く。調べること。定期借地権マンションは扶養家族を持たない自分向き?
タワーマンションは維持費が高くつく。
新築や築浅マンションの修繕積立金が安いのは罠。あとで値上げが待っている。ただし、10年経っていても修繕積立費が専有面積あたり100円程度のマンションは管理組合が機能していない可能性あり。202円くらいが平均。
お知らせ掲示板、自転車置き場、共用部分の汚れ具合、ゴミ置き場の利用され方をチェック
二重サッシになっているか
防音レベルはL40とかL45という数値で示される。低い方が防音に優れる。直床と二重床で防音上の差はそれほどない。
中古マンションはスピード勝負。いい物件は多くの人が狙っている。
中古物件は「耐震基準適合証明書」を税務署に提出すると古い物件でも住宅ローン控除を受けられる
モデルルームを見るときは標準装備とオプションをチェック
中古は「安心R住宅」のロゴマークを一つの基準に。
信頼できる不動産屋は1.時間を守る2.「すぐやります」ではなく「◯◯日までに連絡します」。曖昧な返事をしない3.「大丈夫です」ではなく明確な理由付けが出来るか4.他社のネガティブトークをしない5.打ち合わせのメモを取らない人はバツ
北側に道路が面している「北方位の敷地」は割安。日照条件さえ確保できればOK。湿っぽい場合はカビに注意。
保証期間より保証内容を確認
中古なら「住宅性能評価書」を取得しておくこと
レインズのサイトで過去2年位の販売実績を調べ、相場観を養うことが大事
「全国地価マップ」で平均地価は公開されている。地価の変動は「地価googleマップ」を。地盤は「N値」を調べる。
評価:☆☆☆☆★

日頃から部下に対しては「職業に貴賎なし、先入観を捨てなさい」と口酸っぱく言っている私ですが、風俗嬢にはまあ偏見を持ってる。究極の接客業として誇りを持ってやってるならまあいいさ。でも、大抵は「楽にカネが手に入るから」みたいなゆるーい動機で頭のゆるーい女が人生設計も考えずにやってるんでしょ?これ自体が偏見だけど、今の仕事してると女ってホント駄目だなとしみじみ思うね。第三者目線で物事を評価できない、理知的な考え方ができない、自己肯定在りきで硬直的な思考を見直すことができない。特に30代半ば~50代前半がヤバいね。

閑話休題。職業柄、貧困問題を扱った本には目を通すようにしてるんだけど、この本はなかなか強烈。まずアラフォーどころか53歳の風俗嬢とか70歳のAV女優とかバンバン出てくる。4畳半の部屋で細々と「死なないでいる」高齢デリヘル嬢とか、心が壊れたシングルマザー、セックス中毒者が出てきたかと思えば、実家が金持ちなので暇つぶしに性を売り物にしているマダムや順風満帆な人生に疑問を持ってAV女優の門を叩いた専業主婦など、風俗行を生業とする中年女性の光と闇(光といってもブラックライトかもしれんが)にスポットを当てて淡々とインタビューする内容。
内容の悲惨さが現実離れしつつも怖すぎて怪談じみてきたら最後には霊媒者まで出てくるあたりやりすぎ感はあるけど、食うに困らない自分の生活に感謝しつつ、将来のことを考えてマンションでも買わねばならないのだろうかと黙考しつつ、やっぱ女ってクソだわと再確認できる本。おすすめ。
金曜日の午後、来週の出勤表を見て「月曜日休む人がいるな、まあこの日は来客が少ない見込みだし良いだろう。誰だ?」→自分でした
というコントを演じてしまって、降って湧いた3連休。取りうる選択肢は3つ。

1.先月しっかり分単位の行動計画を立てていざ出発したら財布を忘れてた沼津旅行
2.買ってあるゲームを少しでも崩そう
3.貯めてるアニメを少しでも消化しよう

どれも気が乗らないな……というのが正直なところ。アニメは25分もテレビを見るのが辛いしゲームも面倒くさい。沼津旅行はなんだか興が削がれてしまった。仕方なくニコ動でも見て時間を潰すか……と思ってため息をついたところに天啓が降りる。

「この間、品川-五反田間を15分で走ったけど、山手線を歩いて1周できないか?」

それからは終業までその考えにずっと取り憑かれてた。
本当は日曜日に決行して月曜を休養に充てたいけど天気が悪い……じゃあ土曜日にやるか!ggるとやってる人は何人もいる、大学生が休みつつ14時間かかるってことは自分一人で黙々と歩けば12時間でイケるな(自分への過信)。7時に東京駅スタートすればこの時期だと19時に帰ってきてもギリギリ明るい。5時起きで6時間は寝ておきたいな。モバイルバッテリーの充電をしておかないと。コースの確認は?GPSアプリ使えば足跡も残せて面白そうだ。

考えてみたら散歩大好きジョギング大好きなのに今までこの考えが浮かばなかったことが不覚とさえ言える。この手の体力を使うやつはこれから先の人生で一番若い「今」が一番やりやすい筈だし、思い立ったが吉日よ。

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今回用意したものは、
・500mmのスポーツドリンク×1
・プロテインバー×2
・980円で買ったメーカー不明モバイルバッテリー
・iPhone
・Bluetoothイヤホン×2(1つ4時間ほどで充電が切れる)
・滑り止め付き5本指ソックス(ミズノ)
・コンプレッションタイツ(ミズノ)
・ゲルカヤノ(アシックス)
・つば広の帽子
・Kindle Paperwhite
・ボディバッグ(リュックは重心が不安定で走れなくなるから却下)

カフェで優雅にコーヒーを飲みながら電子書籍を楽しもうと思ってKindleを持っていったんですが、ええ邪魔でしたね。というかそんなんじゃなくタオルか制汗シート持っていけよと思った。それと、音楽聴きながら楽しんで歩こうとイヤホンを2つも持っていったんですが、知らない街で周囲への注意が散漫になるのは普通に危ないと感じて使いませんでした。飲み物が500mmで足りないのは分かりきってたんですが、結局全体で2.5l、陽が登ってから13:30までに2l飲むことになりました。ていうか台風が迫ってて猛暑日になったんですよねこの日。こんな日にやんなよアホか。
次にやるならこのあたりの反省を活かしたい。内回りコースでもう一回楽しめるし、45キロ歩けたってことは45キロ走れるってことだからね、修練さえ積めば。ここんとこ30分ジョギングしかしてないから、まあ年単位で準備しないといけないだろうけど。

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結果。
7:00 東京
7:13(13分)有楽町
7:28(15分)新橋
7:40(12分)浜松町
8:01(21分)田町
8:29(28分)品川
8:58(29分)大崎
9:13(15分)五反田
9:32(19分)目黒
9:55(23分)恵比寿
10:21(26分)渋谷
10:41(20分)原宿
11:04(23分)代々木
11:16(12分)新宿
11:44(28分)新大久保
12:03(19分)高田馬場
12:20(17分)目白
12:40(20分)池袋
13:03(23分)大塚
13:31(28分)巣鴨
休憩1時間
14:46(16分)駒込
15:07(21分)田端
15:23(16分)西日暮里
15:36(13分)日暮里
16:07(31分)鶯谷
16:22(15分)上野
16:40(18分)御徒町
16:55(15分)秋葉原
17:10(15分)神田
17:28(18分)東京

45.65km 62,088歩 歩行時間9:00 消費カロリー2182.29kcal

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当日。朝弱いので5:00に鳴った目覚ましを消してベッドから降りたのが5:30。ボーッとする頭でなんとか家を出て電車へ。

予定通りに東京駅7:00。ルートは前日にgoogleとにらめっこしてみたんだけど知らない街が多いからどうしても不安。そこで、山手線一周のコースをgoogleマップで紹介してるサイト(http://runnippon.jp/kanto/tokyo/course4039/)のルートを共有させてもらった。

線路沿いに淡々と進むと有楽町の次はもう新橋。会社員のころ2ヶ月ほど通った駅だけどまあいい思い出が無い。というか東京駅からこんなに近かったのね。浜松町から暫く先は大きな国道沿いに駅がポイントされてるから地図を見なくて済む、という訳で気持ちよくジョギングしてみる。世界貿易センタービルとかいう危ない名前の施設を横目に浜松町へ。
このあたりで問題が2つ。1つは8時前なのに既に陽が出てきて暑いこと。もう1つが、GPSアプリが予想以上に電池を食いまくって、開始40分で既に91%→79%まで減ってること。仕方ないのでここでアプリをアンインストール。

土曜朝の田町駅周辺は通行人も少なく、森永乳業のお膝元なのに幹線道路沿いの商店もパッとしない感じ。この国道、勝手に246号だと思いこんでたけど(椎名へきるの影響で東京の大きな道路は全部これだと思ってしまう)、あとで調べたら違った。

田町-品川感はなぜかエクスカイザーのOP「Gatherway」が脳内再生され続ける中、バンナムの研究所を過ぎ、組長の顔を思い出す泉岳寺駅を過ぎ、高輪ゲートウェイ建設地を過ぎてもまだ品川に着かない。長い。
2週間前に品川-五反田を走ったときは新八ツ山橋で右折して直接五反田に向かったので、今回はそのまま国道に沿って走る。地図に従い、ここで合ってるの?と不安になる路地を抜け高架を渡ると、唐突に蝉の声以外の音が消えた。
電車の音も自動車の音も喧騒も無い、突然現れた林と公園と住宅地。初見でも分かる高級住宅街だ。御殿山って名前からして如何にもじゃないか。

蝉時雨を後にすると、道路にはあからさまに貨物自動車が増えた。大崎駅だ。ここでNEWDAYSに寄っておにぎりを1つパクリ。長距離のウォーキングやランニングは脱水症状とハンガーノックに細心の注意を払わねばならない。栄養が足りないとマジで脚を踏み出すことさえ困難になるから。

そのまま休み無く五反田へ。この間は山手線内側の顔しか見てなかったけど、外側から駅に近づくと目黒川沿いは適度にキレイで適度に雑然としてる、だいぶ好みの町並み。花房山通りの上り坂を淡々と登って、目黒に到着。周辺はどことなくオシャレで気取ってて、ザ・神奈川って感じ。
個人的に神奈川県民は全員スラリと背が高くて細くて髪はサラサラで女性を見つけては跪いて手の甲にキスをするわ登場するときは薔薇なんか背景に背負っちゃって魔夜峰央の漫画の人物かよって印象がある。神奈川県民は生まれからして高貴だから新潟生まれでは絶対に敵わない気がして、極度に劣等感を刺激されるのだ。本人たちには伝わるまいが。

恵比寿ガーデンプレイスを抜け、会社員のころ1ヶ月ほど通ったので碌な思い出のない渋谷を後にする頃には疲れを感じて体が前傾気味に。そのうえ渋谷駅はとにかく尋常じゃないほど汚くて臭い。直前の恵比寿と比べると、若者文化の街というより貧民街といった方がしっくり来る。
原宿へ続くだらだらした上り坂は韓国人?ばかりが100人ほどずーっと列を為してて、その列を黒人が管理しているというインターナショナルぶり。狭い道、太陽熱、飛び交う異国の言語に体力を削られながらも左手に代々木体育館が見えて、些かの慰めになった。2年前ここではじめてWUGを見たときのことを思い出して。

原宿を通過して1本めのペットボトルが空になり、足取り重く代々木に着いて新宿を発した頃にはもう11時。混む前に適当なファミレスで休憩しつつお昼ごはんを食べたかったのに、これが全く見つからない。仕方なくプロテインバーをかじりながら歩を進めると新大久保駅を通り過ぎてしまった。トボトボと引き返す最中も南中を迎えつつある太陽は容赦なく体力を奪い、脚はむくみ、代々木駅の近くで買ったペットボトルもあっという間に空になる。行程全体を通じてこの原宿~新大久保間が一番しんどかった。

線路沿いの長い陸橋を渡り終えると平坦な道の先に高田馬場駅がある。そこから記念館や大学の講堂なんかを眺めつつ林間の上り坂を越えると目白駅。腹は減ってるし疲れもあるけど、このあたりは雰囲気も空気も良くて、気分は悪くない。目白駅前は面白いことに目黒駅前にそっくりなんだけど、向こうよりだいぶ落ち着いてて好き。
住宅地のど真ん中をテクテク歩いて池袋駅前の見知った風景が見えてくるとようやく人心地。早くどこかに入って休みたいと思うものの、土曜昼の池袋でゆっくりできるワケがない。そのうえ自分はじっとりと汗ばんでいる。入るなら大塚か巣鴨かなあ。

ただ、ゆっくり出来る店がこのまま見つからないことも覚悟してプロテインバー2本目を口にする。ペットボトルも3本目4本目と、この池袋-巣鴨間で消費してしまった。東池袋が広い上に風景もフツーの街という感じだから歩いてて全く面白くない。さらに、大塚駅そばの路面電車はおおっと思ったし、南口と北口が筒状になってて見通しがよく開放的な駅舎も気持ちいいけど、巣鴨へと至る道が路地だらけなのが最悪で、2回も道を間違えてしまった。巣鴨駅に向かう途中何度も地面に座り込みたい誘惑が襲ってきたけど、そこそこ人通りがあったので間違いなく声をかけられそうだったから歯を食いしばって足を出す。ようやく視界が拓けると駅周辺は「おばあちゃんの原宿」の通り、中山道沿いのアーケードにずらりと店が並んで賑わってる。と、ここでようやくジョナサンを発見。地獄に仏。シューズを脱いでたっぷり1時間休ませてもらいました。

再び出発したのが14:30。休んだおかげで出懸かりは脚が全然動かなかったんだけど、冷房の効いたお店でしっかりと肉とご飯を入れたのがよかったのか(そりゃ良かったのだろう)、5分後には慣れてスイスイ歩けるようになった。
駒込を軽く超え、昭和~平成初期っぽい刻が止まったかのような住宅地を抜けると田端。なんとなく、このあたりに生まれた子供は「自分だって区民なのにどうしてキラキラしてないんだ……新宿区民が憎い!港区民が憎い!」ってルサンチマンを育んでそう。その気持ち、分かるよ(勝手に理解したつもりで納得)。

そして線路沿いの小路を歩き続けて西日暮里、墓地だらけの日暮里を踏破。日暮里駅は高架にポッカリと空いた洞窟のような入口が秘境駅っぽくて面白かったんだけど、反対の東口はちゃんと拓けてるみたい。

日暮里-鶯谷間が第2の難所だった。とにかく距離が長い。日暮里側は風流な江戸っ子の街という趣があったんだけど、鶯谷に近づくにつれ、どこを向いても墓地と寺、そして東京芸術大学の無機質な建物ばかりで気が滅入る。地図を見ながら駅があるはずの場所に着いても駅舎が小さすぎて最初本気で道を間違えたかと不安になったり。

それでも上野まで辿り着いたときは安心した。上野-秋葉原も秋葉原-東京駅も歩いたことがあるから、ここから先は消化試合、ウイニングランだ。特に御徒町-秋葉原間は高架下に綺麗なお店や貸しスペースが並んでて、普段でも街ブラに最高。東京駅は出発が丸の内口だったから八重洲口でゴールするのがキレイかなと思いつつ、目に入った日本橋口でタイマーストップ。

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これだけ歩いて2000kcal少々しか消費できてないんだから、本当にダイエットには向かないよなというのが最初に出てきた感想。ただ、「趣味でジョギングやってます」より「歩いて山手線一周しました」の方が自己紹介でキャッチーなのは間違いないから、やってよかったという達成感はあるね。今回のMVE(Most Important Equipment)はコンプレッションタイツ。筋肉に圧をかけて固定してるようなもんだから足の疲れが全然違うし、翌日も筋肉痛がちょっとあるだけで膝がグラグラするようなことはなかった。腰が割れそうに痛いのは今後の課題なので、次の挑戦でははじめから腰にテーピングするといいかもしれない。

山登りに比べれば安全だし駄目そうなら簡単にリタイヤできるし、要するに歩くだけだから難しい技術がなくてもなんだかんだ達成できちゃうので、手持ち無沙汰な人にオススメ。
評価:☆☆☆☆★

3冊合わせて30分でわかる、とはいかないまでもエッセンスだけで淡々と纏まっているから読みやすい。ただ、基本的な流れが「建国→初代死亡→後継者争い→不満分子が首都を落として傀儡政権樹立→傀儡にとって代わって建国」ばっかりなのが本当に酷い。

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司馬炎死亡。西晋内で後継者争い、八王の乱が勃発。成都王に招かれた匈奴系の劉淵が後に蜀漢の後継者を自称し、「漢」として独立。西晋を滅ぼす。

西晋も滅んだし国名を「趙(前趙)」に変更。一方で、功が大きくなりすぎた羯族奴隷出身の実力者:石勒を危険視したため独立を招き、石勒は「後趙」を樹立。石勒は内外の戦に勝ちまくって後趙を滅ぼし河北をほぼ手中に収める。

石勒の死後、後継者争いを経て、息子の石虎が没すると後趙は分裂。有力武将の姚弋仲(ヨウヨクチュウ)は後趙に仕え続けたが、苻健は「前秦」を興す。

石勒の養子になっていた漢民族出身の冉閔(ゼンビン)が羯族を殺しまくって後趙滅亡。冉閔は「魏(冉魏とも)」を建国。

一方で西晋が滅んだ後、中原から離れた西涼の地には漢民族の張既が「前涼」として勢力を興した。この国、細やかな国家運営をする名君が何人も続いたかと思うとTHE・暗君が出てからお決まりの政争・暗殺・傀儡の流れで一気に滅亡するのが酷い。

ところで遼西方面の鮮卑系慕容部では代々東晋に対する臣下の礼を欠かさずにいたが、慕容皝(ボヨウコウ)の代で周辺の宇文部を倒して「燕(前燕)」を自称。慕容儁が後を継ぐと南下して冉閔の魏を滅ぼした。
が、慕容儁の死後、幼皇帝を補佐した慕容恪は、防衛に功のあった名将にして弟の慕容垂を危険視したため、慕容垂は勢力を拡大していた前秦へ出奔。

前秦は先述の石虎の死後に後趙から分裂した羝属が漢中あたりに建てた国。符堅の代に隆盛し、漢人宰相の王猛と組んで、漢人国家の前涼、慕容垂が逃げてきた前燕、ついでに鮮卑系の拓跋氏が代県あたりに建ててた「代」も併呑して河北統一。
イケイケドンドンで東晋にぶつかるも、淝水の戦いで東晋の謝玄に敗北。揚子江を挟んで対峙した両軍だったが、符堅は東晋が攻めてきたら引いて渡河中に反転して迎撃するつもりだった。が、各民族の寄せ集めだった前秦軍は整然とした後退ができず、東晋の先制攻撃されると後退命令が撤退命令に間違えられ、ついには潰走に至ってしまう。

符堅が失意に沈む中、いくつもの勢力が独立(何度目だ)する。慕容部の末裔として「後燕」を建てたのが前燕から逃げてきた慕容垂。後趙に仕えていた姚弋仲の息子:姚萇(ヨウチョウ)は「後秦」を建てて前秦を滅ぼす。拓跋氏も子孫の拓跋珪が代を復興、のちに国号を「魏(北魏)」とし、慕容垂の死で分裂した後燕を併呑。

後秦は後継者争いから弱体化しており、東晋の劉裕に滅ぼされる。このとき東晋は力に溢れ、洛陽・長安まで占拠していた。が、匈奴系の「夏」が興るとこれらの都市を取り戻す。滅んだ後秦は「西秦」として再興したが、北魏の3代目太武帝がこれらをまとめて飲み込んで河北を統一した。

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太武帝の次に権力を握った馮太后は三長制・均田制といった諸制度を整備して幼い孝文帝を支え、孝文帝も改名や漢民族の旧都である洛陽への遷都など徹底した漢化政策で諸民族の融和を図った。

都が平城(幽州とか并州とかあの辺)から洛陽に移されると、以前に首都周辺だった勢力は「北の国境警備」に成り下がってしまった。孝文帝が死ぬと彼らは反乱を起こし、朝廷内でも皇后の暗躍や幼帝の暗殺などゴタゴタが続いた。爾朱栄(ジシュエイ)→高歓と権力が移ったものの、高歓が建てた孝武帝は傀儡にされるを由とせず西の反高歓勢力:宇文泰を頼る。これに対抗して高歓は新たに皇帝を立て「東魏」、宇文泰-孝武帝側が「西魏」となる。

東魏は支配地域こそ西魏を圧倒していたが、胡族の武人勢力と漢人の文人勢力、成り上がりの商人勢力の争いから足並みが乱れ、高歓の子、高洋が帝位を簒奪して「北斉」を築く頃にはボロボロだった。
一方の西魏は西周時代の儀礼的・懐古的な制度に傾倒し、宇文泰の子:宇文覚が東魏よろしく帝位を簒奪して「北周」を築く。北周は名宰相:宇文護(宇文泰の甥)の元で国力を高めると北斉を倒して河北を再統一。しかし後継者が暗君だったため、宇文泰に従っていた楊忠の子:楊堅が北周を倒して「隋」を建国。ただ、この隋も宇文泰の配下であった李氏の血を引く李淵によって30年くらいで滅んでるんだよなあ……。

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視線を移して南朝。
漢(前趙)に滅ぼされた西普の生き残りである司馬睿が東晋を築くが、もともと呉の勢力圏で司馬氏は余所者。江南は豪族の力が強く、特に西の桓温は成都を落として四川省まで勢力を広げ、一時は洛陽まで我が物にし、このまま東晋を乗っ取ろうというところまで来た。この野望を挫いたのが文人宰相であった謝安で、前秦の符堅が南進した際も甥の謝玄を用いてこれを破っている。ただ、英雄が出てくると周囲がそれを排斥して暗君が国を傾ける流れは南朝も同じ。謝安が除かれ東晋が弱ったところで桓温の息子である桓玄が中央を押さえて「楚」を建国。ただこれは劉裕将軍があっという間に平らげると東晋を復興させ、符堅の前秦を滅ぼした後秦を倒すと自身が帝位に就き「宋(劉宋)」を建国。

ただこの国も3代目までは良かったものの、その後は暗君からの暗殺・粛清で一気に弱体化。国を憂えた蕭道成(ショウドウセイ)が国を立て直し、反対勢力を鎮圧し、最終的には自らが皇帝になって「斉(南斉)」を建てた。いや、憂国はどうした。

蕭道成は死に際し「宋は身内の争いから滅んだ。お前たちは一族助け合うのだぞ」と残したが、ダチョウ倶楽部かよってくらいのテンプレで暴君→粛清→暴君のスパイラルから蕭衍(ショウエン)が「梁」を建国。

蕭衍の治世前半は学問奨励と文化振興で国を栄えさせるも、晩年は仏教にハマって国が傾く。そして有名な宇宙大将軍:侯景が東魏から降伏してきた。これを受け入れたところ東魏との関係が悪化。慌てて東魏と和議を結ぶと、梯子を外された侯景はわずか1,000人で梁に反乱を興す。すると梁への不満分子を糾合して、首都:建康を包囲する頃には10万の軍勢になっていた。
侯景の乱は首都を奪い皇帝を殺したものの最終的には鎮圧された。しかし後継者争いで一部の皇族が北朝の西魏を招き入れてしまい、四川省をはじめとした要衝を西魏に奪われてしまう。梁の支配地域は全盛期の半分ほどにってしまった。

それでも後継者争いは止まず、有力武将の陳覇先がなんとか皇帝を立てたものの、やっぱり駄目だわと2年後には廃位して自らが「陳」を築く。
ちなみに西魏を招き入れた皇族はそのまま傀儡政権として「梁(後梁)」を存続させるが、用済みとなったら当然のごとく西魏→北周を継いだ隋に潰された。

尚、支配地域が大きく狭まったものの陳は4代目まで頑張って国力を高め、北斉の支配地域を切り取るなど健闘を見せた。ただ5代目が暗愚だったため、隋の楊堅が子の楊広(のちの煬帝)を大将として南征するとあっさり降伏。この5代目、隋へ移送されたあともあまりの無能さに呆れられ、猜疑心の強い楊堅でさえ警戒を解いてしまったために生涯を安全に全うしたという逸話がある。阿斗かよ。

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調べてみると、五胡十六国→北朝は色んな国が勃興しては民族間の争いで消えていき、前に滅んだ国の後継者が時を経て再興するみたいな流れがあってまだ大河ドラマ的な面白さがあるんだけど、南朝が本当に酷い。この時代、歴史マニア受けはしても漫画化とかは出来なさそうだなあ。
評価:☆☆☆☆★

結構、なるほどと思わせることが書いてあった。特に「人は自分より弱い相手か自分を許してくれそうな人を選んで怒っている」についてはギクリ。そんな甘え、かっこ悪いよね、と気づかせてくれる。
怒りをタイプ分けして傾向と対策を示してくれるのも◯。
今日から心を入れ替えて、感情に振り回されない人間になろうと思う。ゴータマくんも「深く冷たく何者も見通せず波も立たない湖のような人であれ」って言ってるしね。

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・怒りっぽい人は怒ることが癖になってる人。生来怒りっぽいのではなくて、出来事に反応する時に、怒りの感情が使いやすいから、怒りの感情で今まで対処してきたから惰性で(=癖で)怒っている。

・子供の頃から怒りの感情に触れ続けると、大人になってもそれを選びやすくなる。良し悪しではなくて、単純に最も触れている感情が最も使いやすいと刷り込まれてしまうから。虐待されて育った子供が大人になって虐待する側に回るって話を聞いたことがあるでしょう?まさにそれ。

・つまり「怒りっぽい」というのは刷り込みや癖なのだから、分析して対処すれば治すことができる。

・別に怒ること自体は悪いことではない。ただ、「怒ってしまった」は手癖に抗えてない、コントロールできてないから駄目。「怒ると決めて怒った」が理想。反射的にカッとなるのではなく、収支を比較分析してそのタイミングで「怒り」を選択すること、これが大事。

・そもそも怒りのシステムは、事態発生→意味付け→怒りの感情が生まれるという段階を経ている。この意味付けがポイント。
「つらい」「悲しい」「寂しい」「不安」などネガティブな意味付けが行われれば心のコップの水かさが増し、溢れてしまうと怒りに繋がる。大事なのは起こる前の感情(一次感情)をどう捉えるかということ。
怒っている人への対処でも、「この人は何に対して怒っているのか(何がこの人のネガティブな感情を刺激したのか)」を掴んでそこを認めてあげることが大事。例えば無職の人が噛み付いてきたときに、自分が惨めで怒っているのか将来が不安で怒っているのかで対処は異なる。

・「意味付け」についてもう一つ。この「意味づけ」は個人の価値観を反映している。そして怒りの正体とは自分の信じる「~べき」が目の前で裏切られた!ことへの反応。と考えると、「~べき」は人によって立場によって全く変わるのだから、まずはそこに考えが及ばないとね。

・marioさんは「公明正大」タイプ。正義感が強く、自分には裁く権利がないものでも自分の価値観で裁かないと気が済まない、自分の正義のためなら法を曲げてもよいと考えている、自分が周囲を正しく導かなければ、という使命感がある。
キーワードは「道徳心」「正義感」「倫理観」「裁き」「マナー」「しつけ」
改善のためには、まず裁判官や警察官でもない限り自分には他者を裁く権利が無いことを何度でも確認すること。そして以下の怒り分類トレーニングがおすすめ。

軸β:対象は重要なこと or 重要ではないこと
軸α:自分が怒ることで対象を変えられる or 変えられない
重要かつ変えられることは叱って変えさせる。このときただ怒るだけはなく、いつまでに、どの程度の水準まで、ということも決めておく。
重要ではないが変えられることを、この瞬間に君が怒ってまで変える必要があるか?
重要だけど変えられないことは現実として受け入れるしかない。
重要ではないし変えられもしないことは気にしても仕方ない。忘れなさい。

自分はこのうち、重要ではないし変えられもしないことで度々頭に血が上るのが駄目。しかもニュース見てコメンテーターの態度が不遜だと怒ったり、「これ最高に楽しい、無限に遊べる」ってつぶやきに対して無限なワケないだろ言葉は正しく扱え!って憤ったり、北海道出身のアイマスキャラの語尾が「~だべ」になってると開発陣はどうせ都会出身で、田舎者はこんな喋り方するんだろ?って馬鹿にしてるに違いない、差別主義者め!って激昂したりする。今もキーボード叩きながらカッとなって腹に力が入ってるけども、こういうところをスルーできるようにしないとね。


対策
・毎日アンガーログをつける。
アンガーログとは……いつ、どこで、何があって、どう思ったか、その時の怒りは10段階で何番目?ということを記録したもの。記録することによって冷静になれる(特に怒りの段階を評価するのは冷静さを取り戻すきっかけになる)こと、後日の分析に役立てることが目的。

・ムッとしたら6秒待つ。怒りの感情は6秒しか持続しないため。

・コーピングマントラ(それを唱えれば怒りが雲散霧消する、と思い込むための呪文)を決めておく

・自分の理想とする人を常に想定して、そのとおりに振る舞ってみる。あの人ならこんな時どうするだろうか、怒るだろうか。

・駄目な人を見たら理想を100点としてこの人は何点くらいだろうか、70点もあれば十分じゃないか、と視点を切り替えてみる。

・五代友厚(怒りっぽかった大隈重信の友人)の手紙にいいことが書いてある。
1.たとえ間違っていても相手の愚説・愚論を最後まで聞きなさい。
3.怒気・怒声を発するのを控えなさい
5.自分が嫌っている人にも、つとめて交際を広げなさい
(2.4は略)

・相手の行動に点数をつける。こっちが挨拶しても大きな声で返事が返ってくるのを100点とするなら、会釈のみ返すのは60点?なら及第点じゃない?怒ることはないよね?

・人は恐怖や不安を感じると、その原因ではなく、基本的に「自分より弱い人」「自分を許してくれそうな人」に怒るのだ。これって要するに八つ当たりなんだけど、それって恥ずかしいよね?それを意識しよう。
評価:☆☆★★★

この本、何がびっくりしたって目次の見出しから各章へジャンプできない。更に本文はメイリオでも使ってんのかってくらい行間がばっくり開いている。ほかに初出の人名に対する補足が無かったり、文中で明らかに別のパラグラフにリンク貼っておくべきところが抜けてたり……というか全文通じてリンク一切無かったりと素人が書いてんのかと訝ってしまうところだけど、内容は真っ当。ただ、図表が一切無いうえ地理的な説明も皆無。しかも一部の文章がwikiの表現に酷似してるのがやはり気になる。

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・匈奴による圧迫から鮮卑各部をまとめて強い部族に押し上げた檀石槐と、後漢で辺境統治に大功のあった張奐。
・張純の乱を平定した劉虞と、公孫瓚の仲違い。
・鮮卑で暮らしていた劉虞配下の閻柔による対公孫瓚の暗躍や、曹操による烏桓討伐の道案内をした田疇、鮮卑族を離間策や積極攻撃で翻弄した田豫という三国志おなじみの武将の活躍。

・歩度根が指導者になって勢いが衰えた鮮卑は新たに扶羅韓を立てたが、扶羅韓は部下を掌握できていなかったため軻比能に斬られその勢力を吸収された。歩度根と軻比能の仲はとにかく険悪になったものの、最終的には窮乏した歩度根が軻比能を頼っている(が、最終的にはその後の敗戦で軻比能に処断された)。
・その後も慕容(遼東)、宇文(慕容の西、幽州の北)、拓跋(宇文の西から涼州まで)、禿髪(名前が酷い。涼州)、吐谷渾(チベット北部)などの各部族が西普とやり合ったり部族同士でやりあったり五胡十六国に突入。
・鮮卑をはじめとした異民族の進出を許したのは、そもそも三国時代に漢人の人口が1/10になってしまい国境を守るのが難しかったという背景もある。

・まずは匈奴の血を引く劉淵が普から独立し、洛陽ついで長安を陥落させ普が滅亡、漢を名乗る→後に前趙。
・司馬睿が河南に逃れて東普を建てる。漢は慕容の協力を得ようとしたが慕容部の首領である慕容廆(ボヨウカイ)は普の臣下だという姿勢を崩さない。後継の慕容皝(ボヨウコウ)は三男だったが兄弟間の争いを制し前燕を建国、宇文を滅ぼす。
・ただ前燕も結局は後継者争いから前秦の英雄:符堅に滅ぼされる。河北を統一した符堅はその余勢を駆って、一人を除く周囲が猛反対する中で東普を飲み込まんと兵を挙げる。しかし淝水の戦い(合肥のあたり)で東普に破れた。
符堅は打倒した各部族を解体せず同化もさせなかったため烏合の衆だったとか。このあたりは彭城の戦いで劉邦の120万が項羽の3万に負けたのをなぞってる感ある。
・前燕の遺児であった慕容垂は符堅の東普攻撃に唯一理解を示した者だったが、内心は奢る符堅がしっぺ返しを食うことを期待していた。符堅の敗北に乗じて鄴を都に後燕として独立。せっかく前秦がまとめた鮮卑諸部族もまたバラバラに。

・独立した拓跋部の拓跋珪は北魏を建国し、内蒙古に勢力を拡大。後燕と対立し、最終的にこれを破って中原を制し皇帝を名乗る。鮮卑系王朝が長続きしないのは部族社会の風習を保ったまま国を統治しようとしたからだと、支配した部族を解散したうえで指導者層を都へ集めて貴族とし、皇帝への兵権集中を断行。
・後継者が夏、西秦、北燕、南燕などを打倒して「鮮卑系◯◯部」ではなく「鮮卑族」として河北を制したものの、統治のノウハウは貴族ではない漢人に優位があった。
・孝文帝の代で仏教→儒教への切り替えをはじめとした漢化政策を採用したことがきっかけで、鮮卑族のアイデンティティーを脅かされたと感じる層が猛反発し、再び動乱につながった。

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似たような名前の国が興亡しまくるうえに支配地域も広範に渡るから、覚えようと思うとやっぱり五胡十六国は無茶苦茶だ。どうでもいいけど本の感想ってある程度理解してなきゃ書けないんですよね。なんとかwikiを漁りまくって形にしたけど、この本読まなくてもwiki辿ってれば地図も適宜出てくるしそっちの方が良かった感は強い。
土曜日に現場帰りのアイドルオタクの某氏と飲んだときに、自分が彼を接触厨(アイドルと接触することを主目的としたオタク……でいいんだろう、多分)扱いしたような印象を与えてしまった事に関する弁明と、なぜ自分はアイドルに触れたがらないのかに関する考察をしよう。

まず前提として、個人レベルに於いてあらゆる価値観に上下正誤の区別は無いということははっきりさせておきたい。在るのは「自分はこれが好き、あれが嫌い」という考え方の癖(偏見、と露悪的に言い換えてもいい)だけであって、本人が満足・納得していればそれで十分な類のもの。しかも価値観とは他者に迷惑をかけない限り並立・共存が推奨されるべきものであって、多様性とは説得によってより多くの承認を得ることではなく、他の価値観を受容・傍観すべきことであると考える。

要するに「その考え方いいね!分かるよ!」ではなく相手の考えに耳を傾けたうえで、「あっそう」と受け流すこと、否定も肯定も無くただ「在る」ことを尊重することこそが異文化コミュニケーションだと思うのです。

自分の偏見を垂れ流すためにサッと予防線を張ろうと思ったらいやに硬くなったな。

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握手会(参加したこと無いけど)やお渡し会が苦手だ。
まず単純に伝えたいことがない。あったとしても後述の理由から伝えたくない。そして同じく後述する理由からアイドルに触れたくない。この場合、相手が職業:アイドルであるかどうかは関係なく、自分がアイドルと捉えているどうかがすべてなので、極論すると身内でも自分のアイドルになってしまうこと明記しておく。声優だって祀ってる側がアイドル扱いすればアイドルだよ。

話が逸れたけど、積極的にアイドルに関わろうとする人を見ると純粋に凄いなと思ってしまうし、そういう人たちは瞳が活きてるから、傍にいるだけで自分まで楽しくなる。

おそらく、アイドルに関わるタイプのオタクは、アイドルの存在を積極的に肯定することで自分が肯定される、照らすことで照らされる、ヘルムホルツもびっくりな永久機関にも似た円環を自分とアイドルで作り上げてるんじゃないだろうか。もちろんカネと時間が続く限りだから厳密には永久機関になりえないんだけど。

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じゃあ自分もアイドルに会いに行けば輝けるのかというと、そうは問屋が卸さない。
自分にとってアイドルとは、何も受け取らず、何にも惑わず、塵となって消える瞬間まで自身を燃焼させて熱と光を発する恒星のような存在。

だからかける言葉が無いし、かけられない。仮に自分が「◯◯をしてほしくない」と伝えたことがきっかけで◯◯が無くなったら……自分一人なら自意識過剰な笑い話だけど、多数の人が同じことを伝えたら影響力が生まれてしまうのではないかという不安がある。何より怖いのはその人をファンに影響される程度の存在に引きずり下ろしてしまうこと。ひいてはアイドルの在り方にファンも責任を負ってしまうことだ。
「みなさんの要望に答えて◯◯はやめました」
というのは、ファンと一緒に作り上げるアイドルという価値観からは歓迎されるものかも知れないけれど、アイドルとファンに線を引きたい立場からして愉快なものではないのも分かってもらえると思う。

一方で、自分の言葉がアイドルに影響を与えないのに声をかける、それもまた悲しい。それは祈りが天に通じると信じて雨乞いをしているようなもので、雨が降るかどうかは天体や大気の条件に依存しているのに、日照りが続けば信心が足りなかったと自責し、雨が降れば天に感謝するようになってしまう。
これ、祈ってる本人は自分と天の間に繋がりを感じられて非常に気持ちいいんだけど、外野から見ると間抜けに見えるんじゃないかという危惧がある。まあ外野には好きなことを言わせておけ、っちゃあその通りなんだけど。

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より深刻なのが、捻くれた自分の女性観。男女間に対等な関係はありえないと、30年以上培ってきた偏見(=価値観)が訴えてくる。
なぜなら種が違うから。

仕事で女性に接していると、男性との考え方の違いに愕然とすることばかりだし、畢竟、体の作りが違うのだから同質の存在ではありえない。男性同士はまさに男性同士であることが担保されているから、その基礎の上に友情なり信頼関係を築けるけども、女性相手にそうはいかない。
とっくに手垢が付きまくった利己的遺伝子論ではあるんだけど、男女の関係、辿り着き得る目標は突き詰めていくと生殖・繁殖行為になってしまう。

だから話しかけることや握手を含むスキンシップはそれに至るマイルストーン、あるいは代償行為でしかないという考えが根付いてるんですね。お前の頭ン中スケベで一杯かよ、とか気持ち悪いわ、という非難はまあ否定できないんだけど、アイドルを触れられざる存在、崇高な存在とする限り、一切の接触は絶たねばならない。

握手をしてしまえばその行為がアイドルと自分を結びつけてしまい、アイドルと自分の関係性のどこに位置するものなのかを定義しなければならない。握手は握手だけで存在することができるのか。握手以上の行為に至る足掛かりなのか、あるいはその先へ進むことができないから握手に甘んじているのか。

好きなアイドルが女性であることを意識して落ち込んでしまうのはこれが原因。女性の持つ男性にはない美しさに見惚れることはあるし、アイドルはまさにそのエイドスを研ぎ澄ましているのに、伝えることはできない。伝えることで自分にとって絶対的な「アイドル」を「外部から影響を受けるかもしれない存在」にしてしまうことが怖い。触れることで「アイドル」を「女性」という雌雄の区別に貶めてしまうことが怖い。

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ちなみに、上田麗奈は自分が考えるアイドル像にかなり近い。
あの子、ラジオのメールに対してレスポンスを与えないんだわ。常連に対しても「いつもありがとう」なんて言葉はかけないし、何かを聞かれてもはぐらかすことが多い。ツイッターも自分の言葉では決して語らず、スタッフが告知するのみ。接近戦イベントも最近はやらないし(忙しくてそれどころじゃないか)、「推し」やら「最近感動したこと」なんかが番組で話題になっても「あまり意識しない」とバッサリ。
この浮世離れしたところがうえしゃまの良さだよ。

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拗らせまくった高校生が書いた文章みたいだ。深夜のテンションを言い訳にするとしても反省が必要だわ。消さないけど。
弱ったなあ問題が持ち上がったぞ→そういえば孫氏がこんなことを書いてた→孫氏の言うとおりにやったらうまくいきました!
が繰り返される「マンガ 孫子の兵法の活かし方」があまりに子供だましだったので別の本も読んでみるかと。

著者の主張がとにかく中国共産党バンザイ毛沢東バンザイ、それに比べて日本は駄目だに終始してて、そんなところから日本批判につなげる?って唸らされるレベル。解説を無視して孫氏の現代語訳だけ読む分には有用だけど、もうこの本じゃなくていいよねそれ。

評価:☆☆☆☆★
孫氏はいいこと言ってる。それをどう活かすかは読み手次第。

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・開戦に先だつ作戦会議で、勝利の見通しが立つのは、勝利するための条件がととのっているからである。逆に、見通しが立たないのは、条件がととのっていないからである。
新しい業務が増えるときに会議だけして「まー仕方ないから頑張りましょう」になるうちの会社にとっては耳が痛い話。

・人を致して人に致されず(主導権を握ることが大切)。

・人の気力は、朝は旺盛であるが、昼になるとだれ、夕方には休息を求めるものだ。それ故、戦上手は、敵の志気が旺盛なうちは戦いを避け、志気の衰えたところを撃つ。
別のビジネス書なんかだと「だから通したい稟議書は昼~夕方くらいに持っていこう!」なんて書かれてるのを見たことがあるけど、そういう問題じゃないだろう。

・敵を包囲したら必ず逃げ道を開けておかなければならない。窮地に追いこんだ敵に攻撃をしかけてはならない。
来所者は素人なんだから法に則って説得するときも相手のメンツを潰すな、断るときは最後のひと押しを避けろ、とは若い子に普段から言ってる。

・敵の攻撃がないことに期待をかけるのではなく、敵に攻撃の隙を与えないよう守らなければならない。
バイトの電話対応が超不安なんだけど、うるさく言って恨みを買うのも嫌だし指導するほどでもないか……と見て見ぬ振りをしてる身に詰まされる話ですよ。

・兵士が十分なついていないのに、罰則ばかり適用したのでは、兵士は心服しない。逆に、すっかりなついているからといって、過失があっても罰しないなら、これまた使いこなせない。兵士に対しては、温情をもって教育するとともに、軍律をもって統制をはからなければならない。
まったく以てその通りなんだけどバイトへの対応が難しい。連中に責任感を持たせるにはどうしたらいいのか。正職員と同じ待遇にして研修も施して同じ仕事をさせる、というのが正解だというのは分かるんだが自分にはその権限が無い。

・敵を攻め破り城を奪取しても、戦争目的を達成できなければ、結果は失敗である。
クレーマーをうっかり論破してしまったときに思い出そう。自分の仕事は窓口をスムーズに運営することであって知識や能力をひけらかすことではないと。

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結局のところ、孫氏が繰り返し言ってるのは、
・徹底的に情報収集しろ
・地形に合わせた行動をしろ
・味方を結束させ相手は団結できないようにしろ
・行動すべきときかどうか見極めろ
・やると決めたら素早くやれ(兵は拙速を聞くも未だ巧久しきを睹ざるなり)
なのよね。
「地形」をシチュエーションと捉えれば確かに職場での立ち居振る舞い、管理者や現場責任者にとっては頷くところが多い話ではある。

あとがきで孔子と孫氏を比較してるところは面白かった。孔子は「朝に道を知らば夕べに死すとも可なり」と残しているように、自分自身が人生に納得する方法を探している、悪く言えば自分本意な哲学者であって、孫氏は組織の成功を第一としてどこまでも怜悧な実務者である、と。人を評価するにも孝とか悌ではなくて信賞必罰を旨としたビジネスマンであると。

高校時代に似たような内容の本を読んだ記憶が戻ってきたので有意義な読書体験ではあった。知的生き方文庫にハマっておいてよかった。
有名な本だったからいずれ読もうとは思ってた。が、心が軽くなる系のポエム集だと思ったら、成功のためのハウツー本だった。しかも小説形式で、キャラクターの個性が濃いめ。1章に一つづつ成功するためのキーワードが出てくるから、本文は読まずにそこだけメモしようと思って拾い読みしていったら、巻末にキーワード+名言集としてまとめられてた。そこだけは評価できる。

内容はふーんて感じのもあればそれは違うだろってのもある。冒頭で「これ全部守ったら絶対に成功できる!」って言ってんだけど、それについては同意。何を以て「成功」とするかは難しいところ。というかナビゲーターがガネーシャ神だからインド仏教的な価値観なのかと思ったら思い切り現世利益優先で駄目だった。ヒンドゥー教の神様だからいいのか。

評価:☆☆☆★★
所々ハッとさせられるところはあるし、物語形式で読みやすい(自分はキャラが嫌いで読めなかったけど)。これで少しでもやる気が出るなら儲けものだろう。

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1.靴を磨く

2.コンビニでお釣りを募金する

3.腹八分にしておく
自分で自分をコントロールする楽しみを知る

4.人が欲しがっているものを先取りする

5.会った人を笑わせる
リラックスした、いい空気を作り出す

6.トイレ掃除をする
誰もやりたがらないことだからこそ感謝され価値が生まれる

7.まっすぐ帰宅する
自由時間は自分が成長するために使えるいちばん大事な時間

8.その日頑張れた自分をホメる
頑張ったり成長することが楽しいことだと自分に教えてあげる

9.一日何かをやめてみる
惰性から解き放たれて空いたところに何かが入ってくる

10.決めたことを続けるための環境を作る
変わろうと思ったら「意識」を変えてはいけない。「具体的な環境」を変えねば。人は「立ち上がって、自分の手でやってみたこと」しか身につかない。

11.毎朝、全身鏡を見て身なりを整える
外見は簡単に変えられて効果も高い

12.自分が一番得意なことを人に聞く
自分の仕事にどんな価値があるのか決めるのは自分じゃなくてお客さん

13.自分の苦手なことを人に聞く
苦手と得意は表裏一体、自分の欠点を長所にする

14.夢を楽しく想像する
誰に言われるまでもなく勝手に想像してワクワクするもの、考えはじめたら止まらなくなるもの、それが夢。

15.運がいい、と口に出して言う
嘘でもいいから口にすれば脳が勝手に良かった探しをはじめる。
山登り中に雨が降ったことに対して「天気予報で晴れと言っていたのに」と嘆くのは違う。「山の天気は変わりやすい」のが世界の真実で、天気予報に理由を求めれば必ずまた失敗する。世界の在り方を考えよう。

16.タダでもらう
報酬ではなくタダで貰うためにはコミュニケーションや仕草も変わる

17.明日の準備をする

18.身近にいる一番大事な人を喜ばせる
一番大事な人をぞんざいに扱って、面倒な相手に注力するのは間違い

19.誰かのいいところを見つけて褒める
人は、自尊心を満たしてくれる人のところに集まる

20.人の長所を盗む

21.求人情報誌を見る
自分の人生を賭けてもいい仕事に巡り合うことを諦めない

22.お参りに行く

23.人気店に入り、人気の理由を観察する

24.プレゼントをして驚かせる
期待を上回ったとき驚きと喜びが生まれ、自分のファンになってくれる

25.やらずに後悔していることを今日からはじめる
やりたいことを見つけるときに最も駄目なのは「考えること」。

26.サービスとして夢を語る
自分がどれだけ頑張っても、それを誰も喜んでくれなかったらサービスになってない。意味がない。多くの人が聴きたい夢は世間に望まれている夢。実現のためみんな応援してくれる。

27.人の成功をサポートする
持ちつ持たれつ、情けは人の為ならず

28.応募する
自分の才能を見出し評価してくれる人は世界のどこかにきっといる。

29.毎日、感謝する
お金も名誉も幸せも他人がくれるもの

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何を「成功」と考えるかなんて宗教なんだから、宗派によって考えが違うのは当然。で、自分の考える「成功」を追求する役にはあまり立たないかな。換骨奪胎してできることだけやってみよう。多分、この本が推奨する「成功」には至らないだろうけど。
池上彰の「はじめてのサイエンス」は以前に読んだことがあるけど、初学者向け物理学の解説ってどうしても似たような切り口になって、そして読む側は同じ場所で引っかかるな、という印象。

評価:☆☆★★★
理解できないのは著者のせいじゃなくて自分のオツムの問題だ。中学・高校の頃に「理数系はからっきしなのに文系だけ全国レベルなのってキャラが立っててカッコよくない?」とか思って授業サボりまくったのが災いした。

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・周りのものに色が付いているのではなくて、ものに当たって反射した光を目が認識することで色が分かる。
→いや、トマトは赤いから赤いんでしょ……。光が反射しまくってるなら眩しくて目なんて開けてられないよ。

・原子核の周りを電子が回っている図は正確ではない
→そりゃそうだ。これが正しかったら体中がぐるぐる回ってるってことジャン!
・電子は回っているのではなく、原子核の周りに確率的に存在しており、同じ場所に同時に在り同時に無いものである。
→何言ってんだ。
→じゃあなんですか!ピストルで撃たれても弾丸がうっかり体をすり抜ける可能性はゼロじゃないってことですか!
→そうだね。
→ええー……。

・光は粒子と波の両方の性質を持つ
→「干渉するから波」の意味がもう分からない。二重スリット実験なんか色んな本でよく見るけどさっぱり。というか光は光だろ、光が粒子だったら世の中が粒で満たされてて動くたびにぶつかるし、夜になったらなくなって朝になったら出現するってことじゃん?光は光だよ。

理系の本を読むと自分がチンパンジーになったような、嫌な気分になるね。よくわかんない数式で世界の秘密を独占するインテリを見てるとクメール・ルージュって単純にポル・ポトの劣等感から出た暴挙なんじゃないだろうかと同情的になったりする。
無趣味で時間を持て余すので何か新しいことをはじめる切っ掛けが欲しくなったので。

評価☆☆★★★

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女性のおひとり様は10年近く前から話題になってて関連書籍も割と出版されてるけど、これは完全に男性向け。ただ、想定してる読者層のハードルが高い。お一人様旅行でポンと40万~とか椅子が18万とか、「高くても良いもの」を求める人向け。
あと、「GWは海外で気ままに過ごす」とか「高級ホテルのバーで洗練されたひととき」とか編集者の価値観がいちいち鼻につく。しかも紹介されてる店がことごとく銀座・新宿・品川・高円寺で地方民はおろか首都圏民さえ眼中にない、典型的な「日本人=23区民」思想で凝り固まってるときた。

ただ、紹介されてる内容が雲の上すぎるから却って現実感が無く、そんな世界もあるんだなという視点ではスゴく楽しめた。ドレスコードに気を使って交通費払ってホテルでマティーニに2,000円も払うなら家でパイの実パクパクしてる方がよっぽど良くない?比べるものでもないか。

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というか、そもそも紹介されてるような「いい店」は混んでるんだよね。劣等感を刺激されるから誰とも会わないためのおひとり様なのに、そんなところにノコノコ出掛けるのは魂の自殺ではないのか。それともハイソな人はハイソ同士で緩やかな連帯意識が持てるのか。
評価☆★★★★

自分はご多分に漏れず中学~高校にかけて「論語」だとか「孫子」だとか読んでた勢。久しぶりに図書館で浅野裕一の「孫子」を借りてこようと思った矢先にこの本がUnlimited対象なのを見つけたので読んでみた。
内容はベネッセよろしくダメ社員たちが孫子の兵法を読んで実践することで社内プレゼンを成功させ大活躍するお話と、孫子の文言の解説。
マンガそのものは期待してなかったものの、肝心の解説が強引で、孫子の兵法の内容を無理やり営業職のノウハウに結びつけてるもんだから最終目的が「他社を出し抜くには」「交渉の場でどう立ち回るか」に終止しがちで、内容を製造・管理他の部門に転用しづらいと感じた。ビジネス書としては他を当たった方が良い。
漫画の方は女性社員がみんなパンツルックかつ、スラッムチッって感じで、そこだけは褒めたい。

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