谷川流と綾辻行人とアニメ
2004年10月5日 読書俺は小説読むとき、まず前書きを読むん。で、あとがき、解説を読んで、パラパラと各章のラストのページに目を走らせつつはじめに戻って、ようやく一ページ目を始める。
こんな俺だからまあ推理作家さんにはホント、スマンかったとしか言いようが無いんだけど、今回ばかりは違った。
涼宮ハルヒの憂鬱だけは本当にあとがきを読む気にならなかった。
はっきり言って読んでる最中クスリとさえしなかったし、読み終わってからも納得いかない感じがモヤモヤとわだかまっていて、すっきりしない。そもそも読み始めて数分で西尾維新との相似性について言及したくなるような内容でげんなりした。
別にどっちがどうとかじゃなくて、こっちはよりライトノベルだし、向こうはなるほど講談社だってだけの話なんだけど。
悪口ってわけじゃない。ライトノベルの要素を過不足無く盛り込んだ正にライトノベル、だと思う。ただもう飽きてる人間には展開の確認作業でしかない気もするんだよね。
しかしま、この小説を「どこかで見たことがあるような」ってだけで片付けるのはいい年こいてライトノベル読んでる人間の暴力だろうとは思う。そうでなくても人間は年相応の時の経験を美化する傾向があって、俺なんかは魔術士オーフェンが今だにライトノベルの金字塔だと思ってるクチだから。
つまりまあ、このままグダグダとラブコメ未満の話が続くならもう少し読もうかな、と。キョン嫌いだけどな。
ところで西尾維新、ネコソギラジカルはどうなりましたか。りすかとかどうでもいいんでさっさとお願いします。
で、暗黒館の殺人ですよ。読み終わったのはもう先週なんだけど書くの忘れてて。
新本格ってのは俺の中で推理小説というよりは長大な論理クイズの問題なんだよね。だから「高速道路の壁に一定感覚で銃創が見つかりました。なぜでしょう」ってクイズの正解が「一定速度でまっすぐ走る車から正確にX秒毎に銃を撃っていた」であったとしても納得しなきゃいけない。
減速も加速もしないのは無理、とか誤差無しで銃を撃ち続けるのは無理とか、そんなのは問題にならない。作者が作中で「出来る」と言っている以上できると認めなきゃいけない(もっとも戯言3作目以降の西尾維新はさすがに認め難い。ヒトクイマジカルとかもはや推理でもなんでもないし)。
そういうわけでかなり無理がある設定でも受け入れなきゃ綾辻氏に失礼だろうな。全体の構成はなるほど見事で、氏の館シリーズ通読者なら読んで損なし、シリーズを読んでないなら読んでおくべきって感じの内容。問題は以上に長い設定の説明のせいで肝心の殺人事件がまるで付属物みたいな扱いだったこと。舞台設定はずいぶん魅力的なのに殺人自体はありふれていてとても注目に値するものではなかったのがマイナスか。どっちかと言うと外伝とかそんな感じ。天地無用で言えばIn Love。やべえ。ネタばれしないようにしてたのに最後に爆弾踏んじまった。
でもこんなところで云々やるよりも自分で小説の一本も書いたほうが生産的だし批評にも説得力が出るんだろうね。
あ、ブリーチは作画も動画も半端なくやばいと思った。相変わらずオサレだし。スクランは不覚にも面白いと思ってしまったけど、中の人は堀江ですか。そうですか。大変だ。
こんな俺だからまあ推理作家さんにはホント、スマンかったとしか言いようが無いんだけど、今回ばかりは違った。
涼宮ハルヒの憂鬱だけは本当にあとがきを読む気にならなかった。
はっきり言って読んでる最中クスリとさえしなかったし、読み終わってからも納得いかない感じがモヤモヤとわだかまっていて、すっきりしない。そもそも読み始めて数分で西尾維新との相似性について言及したくなるような内容でげんなりした。
別にどっちがどうとかじゃなくて、こっちはよりライトノベルだし、向こうはなるほど講談社だってだけの話なんだけど。
悪口ってわけじゃない。ライトノベルの要素を過不足無く盛り込んだ正にライトノベル、だと思う。ただもう飽きてる人間には展開の確認作業でしかない気もするんだよね。
しかしま、この小説を「どこかで見たことがあるような」ってだけで片付けるのはいい年こいてライトノベル読んでる人間の暴力だろうとは思う。そうでなくても人間は年相応の時の経験を美化する傾向があって、俺なんかは魔術士オーフェンが今だにライトノベルの金字塔だと思ってるクチだから。
つまりまあ、このままグダグダとラブコメ未満の話が続くならもう少し読もうかな、と。キョン嫌いだけどな。
ところで西尾維新、ネコソギラジカルはどうなりましたか。りすかとかどうでもいいんでさっさとお願いします。
で、暗黒館の殺人ですよ。読み終わったのはもう先週なんだけど書くの忘れてて。
新本格ってのは俺の中で推理小説というよりは長大な論理クイズの問題なんだよね。だから「高速道路の壁に一定感覚で銃創が見つかりました。なぜでしょう」ってクイズの正解が「一定速度でまっすぐ走る車から正確にX秒毎に銃を撃っていた」であったとしても納得しなきゃいけない。
減速も加速もしないのは無理、とか誤差無しで銃を撃ち続けるのは無理とか、そんなのは問題にならない。作者が作中で「出来る」と言っている以上できると認めなきゃいけない(もっとも戯言3作目以降の西尾維新はさすがに認め難い。ヒトクイマジカルとかもはや推理でもなんでもないし)。
そういうわけでかなり無理がある設定でも受け入れなきゃ綾辻氏に失礼だろうな。全体の構成はなるほど見事で、氏の館シリーズ通読者なら読んで損なし、シリーズを読んでないなら読んでおくべきって感じの内容。問題は以上に長い設定の説明のせいで肝心の殺人事件がまるで付属物みたいな扱いだったこと。舞台設定はずいぶん魅力的なのに殺人自体はありふれていてとても注目に値するものではなかったのがマイナスか。どっちかと言うと外伝とかそんな感じ。天地無用で言えばIn Love。やべえ。ネタばれしないようにしてたのに最後に爆弾踏んじまった。
でもこんなところで云々やるよりも自分で小説の一本も書いたほうが生産的だし批評にも説得力が出るんだろうね。
あ、ブリーチは作画も動画も半端なくやばいと思った。相変わらずオサレだし。スクランは不覚にも面白いと思ってしまったけど、中の人は堀江ですか。そうですか。大変だ。
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