少年は甲子園を目指す
ワイドショー見てるとさぁ、やっぱり早稲田実業の斎藤とか凄いよね。絶対こいつ大人気ですよ。勉強できて、スリムで、野球が巧くて、しかもクール。なにこの厨性能。
いや、俺が延々ゲームやってた頃に彼は血の滲むような努力をしたのは分かりますよ。俺が漫画読んでた頃に彼は泣きたくなる様な試練に立ち向かったことは想像できますよ。
それにしても……羨ましい。特に親から、

「甲子園は毎年感動とパワーを与えてくれるな。お前も球児に負けないように頑張れ。詰めが甘いんだから最後まで気を抜かず、全力を尽くせ。大丈夫、お前なら絶対出来る。なんと言っても俺の息子なんだからな、辛くなったらいつでも俺を頼って来い。とにかくここまで来たらやるしかない、頑張れ」
というありがたいエールを頂いた時にはね。

……こんな晴れた朝からどうしてマイナスのオーラ全開にしてるんだ、俺は。
ワイドショーの特集を見ると思わざるを得ないのは、劇場型の犯人が犯罪に手を染める時はきっとこんな心境なんだろうってこと。周りから期待されたのにそれに応えることが出来なくなると、鬱屈した義務感と欲求が誤った方向へと進ませてしまう。
(タバコに火をつけ、一回吸うと、屋上の手すりに背中を預けて)
この事件に犯人なんて居なかった。居たのは、可哀想な男だけだったんですよ。
(エンディング)
的なものを感じました。もういいよ、俺も甲子園目指す。で、優勝して女の子からキャーキャー言われるんだけど、本命は幼馴染の素朴な子で、マウンドで使ってたタオルはその子からのプレゼントで、
「優勝おめでとう」
「うん」
「大変だった?」
「うん」
「かっこよかったよ」
「うん」
とかいう赤松ラブコメと真逆のベクトルでラブラブしたい。そのために必殺ボールの名前を決めることからはじめよう。西武の三井みたいにムネオボールとか人名をつけるとろくなことが無いのでもっとかっこいい名前をつけよう。
約束された勝利の一球(エクスカリバー)とか、やべえキタコレ。消える魔球で風王結界ですよ。はいはい月厨月厨。

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