電王が1クール終了ってことで感想でも書いてみようと思ったんだけど、そういった俺の思いを全て吹き飛ばす勢いでゲキレンジャーがヤバい。という訳で今日はゲキレンについて。あくまでも感想だから、「俺はゲキレンが大好きなんだ、メレ様LOVE!」って人はスルー推奨。いや、メレ様は俺も好きだが。

しかしまあ、ぶっちゃけ面白くないよゲキレンジャー。理由はいくつかあるんだけど、取り止めも無く並べてみようか。
まずバエが不味い。作品のカラーと言ってしまえばそれまでだけど、巨大戦の緊張感が薄れるし、画面をいちいちバエ&メレに切り替えるせいでテンポがガタガタ(一回だけ切り替えをせず画面右下に枠を設けるって形を取ったけど、止めちゃったね)。そして何より酷いのが勝利のカタルシスをごっそり持っていくところ。
人が勝利に感動してる横で甲高い声を上げてギャーギャー騒ぐもんだから、こっちは白けてしまう。例えるなら好きなアニメのラストシーンで無粋なツッコミ入れてくる空気読めない子みたいだよ。Airゼミでやってたらガチさん達の手によってメレ以上のお仕置きを受けるに違いない。

バトルの流れも水を差す要因だ。基本的なフォーマットとして、
1.敵の襲撃→敗北
2.ちょっと変わった修行
3.再戦→追い詰められた敵が巨大化
4.巨大戦→必殺技で敵が石化→崩壊

というものがあるけど、まず1で毎回負けるもんだからゲキレンジャーが強い印象が全然ない。コレは3人が未熟な戦士で、強くなっていく過程を描くっていうテーマがあるからまだ分からなくも無いんだが正直負けすぎだろう。子供たちにウルトラマンタロウが人気あったのは作品カラーが分かりやすかったというのもあるけど、タロウが強かったからだと考えてる。
ていうかピンチの表現はどうするんだ。これだと「まさかヒーローが負けるなんて!」って衝撃が薄められまくると思う。ゲキトージャも既に負けてるし、フラッシュマンの「巨大ロボ破れたり」(変換ミスじゃないよ)やゴーゴーファイブの「完全なる敗北」みたいな、見てるこっちがマジ凹みするような絶望感をどうやって出すんだろう。マスター・シャーフー死亡くらいしか手が無いように思えてくる。それにしても「完全なる敗北」と、復活編の「不滅の救急魂」は靖子にゃんが脚本やってるんだよね、流石に燃え所が分かってらっしゃる。

で、一番問題なのは破壊王ノリタカ展開の2番ですよ。今週の修行とかも何アレ。笑い→心の余裕ってのは悪くないんだけど、戦闘中ニヤニヤしすぎ。役者は笑顔引きつってるし。正統派の肉体いじめを賛美する気は無いけど、メレや理央がスポ根のノリで頑張ってるのに、一回フライフィッシングをやっただけで「ゲキハンマーはマスターしたようだな」ってのはどうなんだ。そんなに底が浅いのか激獣拳。簡単にそのあたりを解決しちゃうのは子供たちにいい影響が無いと思うんだけどなあ、己を高め、学び、変わるってテーマとしては。

3.4番も実はなんだかなあですよ。だって等身大戦で敵を殆ど倒してないんだもん(マガと復活モリヤ位か)。「こうなったら巨大化だ」ってノリで等身大戦が終わるから、イマイチすっきりしない。巨大化した後も、必殺技を決めた後で相手がよろけて石化したあと崩落するもんだから常にワンテンポずれるんですよね。必殺!→ドカーン!ていう分かりやすい流れじゃない。

やばいもう時間だ。続きは東京から帰ってきたら。

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