第10話「宇宙からの侵入者」
科学戦隊ダイナマン第10話。まだ宇宙人といえばグレイでは無くタコさんだった頃の話です。

冒頭。「このところ各地では異常な現象が起こっていた」
そしてこれぞ宇宙人が来る予兆、WAO!と決めてかかってチャネリングに精を出す竜さん。思い込んだら一直線ですね。ちなみにこの異常な現象がどんなものかについては一切フォロー無し。流石は80年代前半のジャリ番だぜ。

んで、その様子をしっかりモニターしてるジャシンカ。あんたたち番組後半まで科学戦隊秘密基地を突き止められなかったんじゃないんですか。まあさておき、カー将軍が紅染めのマントを翻し、
「アトン様、例の宇宙人騒ぎを利用して、進化獣タコシンカを創りました。タコシンカはあらゆるエネルギーを吸い取ります。地上にあるものは全て何らかのエネルギーに頼っています。それら全てのエネルギーを、この馬鹿げた騒ぎを利用して……」
「父上!この作戦、私めに!」
「やってみろ」
眼をギラつかせたメギドを見て出オチを感じたら、貴方も立派なダイナマニア。

釣り客で賑わう岩礁に出現したタコシンカ。宇宙人だぞ~とビビらせておいて、釣り人の持っていたラジオからエネルギーを吸い取ります。テンションが上がったのかその後は電線から直吸。

その頃、竜さんは発明センターで、大気中に流れる不可解な音をキャッチしていた。
「うむ、確かに地球上で作られた音とは違うな」
夢野博士、それどう聴いてもオルゴールです……が、どうやら宇宙人の交信自体は本物だったみたい。慌てて音波の強い場所へと出かける5人ですが。
この竜さんの格好、どう見てもツッコミ待ちだろツッコんだら負けだぜヘヘイヘイ。
さて、実際にアダムスキー型の円盤が現れ、竜さんは交信スタート。しかしそれをたまたま通りかかったタコシンカが見てました。タコみて。しめしめとばかりに宇宙人を装ってダイナマンに近づきます。
「ワタシ、宇宙カラ来タ宇宙人」
「宇宙人さんだ~」
「ソウダ、ソウダトモ」
騙されてひたすら馬鹿にされる竜さんは今見ても情けなく、辛い。やっぱ春田さんはかっこいいヒーローやってこそだよなあ。ダイナブラックのコミカルさも氏の新しい魅力を引き出してると思うけど、ゴーグルブラックとかマッドギャランはかっこいいよマジで。ゴーグルブラック・黒田官平なんて運動神経抜群な大学の将棋部部長で、冷静ニヒルなサブリーダーなんだぜ。将棋の駒を指弾にするとか何この強キャラ。

そして怒りに燃えるダイナマンの活躍でタコシンカは倒れましたとさ、おしまい。
一応補足しておくと、竜さんと交信してたホンモノの宇宙人がピンチに加勢してくれたり、エネルギーを吸い取るタコシンカ相手にブラックがノーガード戦法で対抗したりするんだけどね。なんというかでも纏めるとホントこんなもんなんだ。この話考えた寺田憲史って脚本家の事はよく知らないけど、ダイナマンで手がけてる他のエピソード見ても、アレな人だと言わざるを得ない。

流石にこれだけだと短すぎるから、忙しい社会人のためのダイナマン一気視聴の勧めでも。明日の取引先が稀代のダイナマン好きだった時のためにどうぞ。理解に必要なのはキッチリ1クール13話。

第1話:有尾人一族の挑戦(プロローグ)
第2話:夢を追う戦士たち(メギドの尻尾が5本→4本に)
第8話:悪の花王女キメラ(キメラ登場)
第34話:強敵!メカシンカ(メカシンカ登場)
第36話:出たぞ!必殺技!(ニュースーパーダイナマイト会得)
第37話:女将軍ゼノビア(ゼノビア登場・発明センター閉鎖)
第38話:若返れ!天才頭脳(メギド投獄)
第42話:挑戦ダークナイト(ダークナイト登場)
第47話:悪の願い十本尻尾(ラスト5話で話は一気に収束)
第48話:夢野博士の大秘密
第49話:カー将軍の最期
第50話:よみがえった強敵
第51話:明日をかけた戦い

これ見ても分かるとおり、これから20話以上に渡って、ストーリーの進展は基本的にありません。俺も一回見ただけの話ばっかりですのでモチベーションが続くか微妙だけど頑張るよ、34話以降は本当に面白いんだから。

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