小さい子供がスーパーでお菓子をねだって母親に怒られるのを見るたびに、幼い頃の自分はどうだったろうと考えてしまうの。俺もこんな風に駄々こねたかなって。所謂「大人買い」ってのは、小さい頃好きなようにお金を使えなかった反動なんだろうかね、当時幼稚園の帰りに欲しかったグリコと、会社帰りのコンビニで手に取るそれとではまるで価値が違うと分かってるのにね。
まあ、ウチの帰り道にコンビニなんて上等な代物は無いんですが。

閑話休題。
子供が欲しがって止まないもの、ゲームとかおもちゃもそれに含まれると思うのよね。俺らが小さい頃のゲームって言ったらやっぱりファミコンでしょ。小学校に上がる前だったかなあ。初めてファミコンとスーパーマリオブラザーズを前にして覚えた興奮は今でも鮮明に思い出せるかって言うとそうでもないのが悲しい。興奮て言ったら低学年あたりで読んでたうる星やつらの方がよっぽど。ミュウの伝説とかな、小学生や未満児がいる部屋にそんな漫画放置しないで下さい。
んで、ウチの親戚……って言うか叔父さんが振り返ってみれば微妙にオタクっぽい人でさ、ファミカセを一杯持ってたのさ。俺はその人に頼んで夜な夜なボンバーキングやらアトランチスやらに勤しんでたと。で、弟の友達にこれまた金持ちがいてね、見たことの無いようなゲームをわんさと持ってんの。他にもPCEを持ってた友人がいたりツインファミコンでドキドキしたり、もう俺のルサンチマンオーラは限界だった訳ですよ。

そんな俺を救ってくれたのが徳間書店のファミリーコンピュータマガジン。通称ファミマガ。
隔週発売のゲーム雑誌を端から端まで読むことで、やったことも無いのにやたらゲームに詳しいガキの出来上がりですよ。でもさ、これホントにいい雑誌だったのよ。ファミコンロムカセットオールカタログってやたら分厚い冊子が付録だったり、+200円程度で金田一技彦監修の大技林がポーンとついてきたり。攻略コーナー「30秒Q即回答」とか業界評「隠居の目」とか。忘れちゃいけないのがコミックですよね。imgでちょっと前にお祭だった七英雄―ロマサガ2のコミカライズは有名だけど、他にもコナミのFM音源搭載RPG・ラグランジュポイントやらエニックスの迷作ジェリーボーイやら、トライガンの人がサムスピ描いてたりもしましたね。ロマサガの漫画はジェラールの跡を継いだオライオンが島崎譲キャラにしか見えなかったですよ。

あとファミマガといえば代名詞になってるのがウル技・ウソ技。水晶の龍が酷いことした回は見てないんだけど、エリア88のボス潜水艦がハガー市長になるって奴は初見のインパクトが本当に凄かった。そんな分かりやすいものばかりかと思えば、ワイワイワールド2で残機が無限になるとか微妙なものもあったり。雑誌が衰退していくにつれ「分かりやすい」ものばかりになったのはメーカー・読者双方から圧力があったんだろうなあ。
ただ、説明書に載ってる内容をウル技として紹介したり、ストⅡのキャンセル技が大々的に取り上げられた時は子供ながらに違和感を感じはした。いや出来ないけどさ、大パンチキャンセル昇竜拳とか。というかゲーム下手同士のストⅡは飛び道具を安定して出せる奴が勝利or本田でパンチ連打移動勝利しかないんだから、上級者から見たら酷いもんだったろうね。ねー、イッちゃんの百列張り手ハメだよ、ハメ。

ゲーム雑誌は多いときで4~5冊平行して買ってたけど、ファミマガが一番好きだったなあ。次点でマル勝の読者コーナー。アレは本当にキレてたわ。逆にファミ通は全然駄目だった。べーしっ君のセンスに着いて行くには俺が幼すぎたのか。

VCでファミコンのゲーム物色してたらそんなことを感じました。あとカービィはやっぱ良く出来てました。ステージラストのトランポリンで全然高得点が出ないのは歳のせいか。FCの天地を喰らう出ないかなあ、無理だろうなあ。

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中国産のラッキョウ食べたら腹下した。プラシーボだとしても絶対に許さないよ中国。

コメント

ジョー
2008年11月18日21:24

ファミ通の創刊3号から500号くらいまでは定期購読してた俺様が通りますよ。

力テハム
力テハム
2008年11月18日22:38

地元の図書館に常に最新のファミ通とファミマガが置いてあった私が通りますよ。
なぜかマル勝だけ不定期でした

ガン
2008年11月18日22:51

ロマサガ1も2もコミックス持ってる俺も通りますよ。

俺も大技林は隅々まで読んだりしてましたね。ほとんど持ってないのに。あとゲームのストーリーをED手前まで追ってくれる記事を読んで満足してましたね。だから未だにEDだけ知らないゲームが沢山ありますよ。いつか自分の手でプレイしようと思ってたのに、あの頃の情熱はどこに行ってしまったんだろう。

漫画ジェリーボーイは次男王子が魔法使いに唆されて長男王子をハメる、というのが強く印象に残っていて、俺がいつぞや書いたファンタジー小説の原点かもしれません。あとマル勝SFC→分裂騒動後の電撃SFCの編集部のキレっぷりは最高でしたね。ぶっちゃけ、あのノリに憧れて真似して、文章書くようになりました。

一行でまとめると、懐古厨乙。

mario
2008年11月19日22:48

>ジョーさん
どんだけゲームっ子なんだってツッコミ待ちですね。てか普通に凄い購読暦長いっスね

>nagi
流石23区は違うな!っていうか不定期に仕入れるマル勝に狂気を感じる。

>ガム
電撃はセガサターン・プレイステーションでも頭おかしかったね。ウラワザえもんとか、今思うとまさにあの当時のMADとかBM98そのままのノリだった。

皆さんゲーム雑誌に一家言ある方ばっかりで嬉しいです。

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