第11話「魚が人間を襲う日」
さあダイナマン全話感想もようやくDVD2巻目に突入ですよ。2巻は11~20話まで収録。見所は16.17話の九州ロケシリーズと、南郷の優しさ、泥臭さが光る19話、無茶スタント&ポロリもあるよ!の20話。って11~15話は見所無しかって言われると俺はアルカイックスマイルを浮かべる他無い。
ちなみになぜか水棲系の進化獣が多い巻です。進化獣分類はいずれやってみたいところだね。

グランギズモ内、アトンの前に進化獣を伴って現れたのはご存知カー将軍。
「アトン様、キメラ様のアイディアを元に創り出した進化獣、イルカシンカにございます」
「イルカは知能が高く超音波をキャッチするという。その能力に目を付けたのだな、キメラ」
妙に博学なアトン様。キメラも頷きます。
「はい、イルカシンカを使って海に住む魚を操り、エネルギーを運ぶタンカーや貨物船を襲わせ、パニックを起こさせるのです!」
「なるほど、考えたな」
「まずはマリンランド(水族館)の所長を操るのです!」
「なに、マリンランド?」
「はい、彼は既に魚を自由に操る事に成功しております(カー将軍)」
「その能力をイルカシンカに吸い取らせ海の支配者とします!」
「よし、頼んだぞキメラよ」
「お行き、イルカシンカ!」
「イルカシンカ~!」

……昔の特撮だとさ、怪人が名乗るじゃない。ウチの弟これがツボらしくって、一緒に昔の戦隊見るたびに大笑いなの。というか彼に言わせると戦隊ってのはいい大人が全身タイツ来て大真面目にこんなことやってるのが馬鹿みたい、らしい。よし殺す。中でもターボレンジャーではヤミマルが「さすらい転校生、流星光(ナガレボシ ヒカル)」って名乗るシーンや、鍵盤の上に逆立ちしてピアノを弾く場面で大爆笑。「ターボレーザー!」って武器の名前を叫ぶシーンでまた爆笑。よし、ころころする。多分「ウチの弟がターボレンジャーを馬鹿にするんですが」ネタは日記でも2回位書いた記憶があるんだけど、そのくらい俺は怒ってるんだぜ?

キメラ様の思考が意味不明なことになってる点はスルーして下さい。「まあそんなもんだよね」って心が無ければ特撮なんて見れません。

場面変わってマリンランド。島とレイのツーショット。二人でイルカを見に来てるみたいです。しかも島、マリンランドの所長とは顔見知りのようで、余裕のフリーパス状態。が、そんな所長を誘拐せんとジャシンカが襲い掛かります。追いかける島たちは岩礁でシッポ兵たちと対決。島は私服のまま海に潜ったり浅瀬でバトル。……11話の放送日は1983/4/16。当然ですが撮影はこれよりもっと前なので、ずぶぬれ余裕で殺陣を演じる卯木さんはすげえなあという。

……ところで今の今まで全く説明しなかったけど、登場人物と俳優はみんな一致してるよね?一応、
ダイナレッド=弾北斗=沖田さとし
ダイナブラック=星川竜=春田純一
ダイナブルー=島洋介=卯木浩二
ダイナイエロー=南郷耕作=時田優
ダイナピンク=立花レイ=萩原佐代子
だけど、まあ常識だよね。こんな日記読むのはニッパーさんかダイナマン好きな何者かだけだもんね。

さて。ダイナマンの残り三人も駆けつけますがイルカシンカにはキメラの妨害もあって間一髪逃げられます。この時画面はレッド&ブラック&イエロー/ブルー&ピンクに分かれてるんだけど、レッド側の暗いこと!やっぱりブラックってのはカラフルさがウリの戦隊ものだと扱いが難しいんだなって。スーツに光沢入りの新素材が使われるのはバイオマンからだしね。ダイナマンはまだ野暮ったいまんまです。だがそれが良い……かどうかは見る人次第。

さて本編に戻りましょうか。イルカシンカですが逃げる時、最後っ屁とばかりにイルカ超音波(動きを止める)→イルカ潮騒返し(頭と口から潮を吹いて攻撃)→イルカ爆弾(口から爆弾発射)の三連コンボでブルーを海に叩き落してます。なんだ強いじゃないかイルカシンカ。

海に消えた島と連れ去られた所長。ダイナマンも二手に分かれて後を追います。弾・レイ組が島の手がかりを掴めなかった頃、星川・南郷組は所長を追って岩礁地帯を探索。
「キメラの奴、所長をどこへ連れてったのかなあ」
「追跡というものは忍の一字でござるよ」(ピシッと一本指を立てながら)
何この竜さんカッコイイ。と、南郷が何か発見したようです。指差す先には白亜の建造物。うろつくのはマシンガンで武装したシッポ兵。なんという怪しさ大爆発。
施設の中ではイルカシンカに操られた所長が操る魚の実験て書くとややこしいですが、そんな実験に成功。意気上がるジャシンカに冷水を浴びせ掛けるような星川・南郷の活躍でイルカシンカを海岸に引きずり出します。その活躍の様子が今日の画像。静止画だと分かりづらいけど、狭い足場で全力ダッシュする竜さんはやっぱり変態だと思う。見てるこっちが不安になる位。さて、弾さん達も追いついて、リベンジバトルスタート。

一方海の藻屑と消えた島が目を覚ますとそこは海の底。そして目の前にはマーメイド。
「ごめんなさい島洋介さん。私がここへお連れしたの」
どうやら心のそこから海を愛する若者を母なる海は守ってくれるらしいです。海底なのに服が濡れないのも会話が出来るのもそのおかげ。海すげえ!
「助けて、島さん。海の生物が恐ろしい超音波に操られようとしています」
すると周りの魚たちが語りかけます。
「タスケテー シマサン タスケテー」
ごめん、これシュールなホラーだわ。でも島はやる気になったみたいです。
「よし、みんな安心するんだ、所長は僕が助け出してみせる!」
というかマリンランドの所長は何故そんなにカリスマを持ってるんだ。

……と、海岸で目を覚ます島。今のは夢?ノーノー、右手に握り締めていたのは人魚のくれた貝殻のネックレス。島は彼女との約束のため、海の生物を守るために戦うのだった。

そして勝利。
この話、実はもへったくれもなく正面からのゴリ押しで勝ってます。所長を助け出す→イルカシンカ弱体化→勝利!じゃなくて、5人揃ってスーパーダイナマイトだ!→勝利!だからね。ダイナマンにとってスーパーダイナマイトは問答無用の必殺技で、どうやってそれを撃つ局面に持っていくかが戦闘のコンセプトになります。まあ、だからこそメカシンカが必殺技を防いだ時の絶望感が物凄い訳で。

しかし最近、ブルー=クールな二枚目・サブリーダーって戦隊が増えたね。昔は海の戦士ってのが多かったと思うんだけど。まあドラマ重視の昨今じゃあ海の戦士ってキャラだと絡ませづらいし、仕方ないのかもしれないけど。

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