昨日のドイツvsアルゼンチン戦を見ながらネチネチ考えてたことをさて日記に書こうと思ったら、ガムの貼ってるリンク先でバッチリ言及されてたでござるの巻。そうだよね、素人がポッと思いつく程度のこと、みんな分かってるよね。

でも書く。リフティングは2回しか出来ないし、オフサイドのルールも曖昧だけど書く。

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何かを始めるときはまずゴールを決めなきゃならない。あるいは目標を定めなきゃいけない。これがルール。「映画のチケットを買ったから」→「映画を見に行く」ではなく、「映画を見たい」→「映画のチケットを買う」であるべき。目標も定めずに大海に筏を浮かべても漂流するだけだし、たとえ筏が立派な帆船であっても、航路がなければタイタニックは必至。

で、世の中のゲームの多くは勝利条件が定められてる。MTGは勝利条件が多い方だけど、球技は相手より1点でも多く点を取った状態で試合を終える、って単純なものが多くて助かる。そして単純な勝利条件をさらに突き詰めていくと、点が入らなければ何をされてもいい、点が入るなら何をしてもいいということになる。分かりやすいから野球で例えれば、毎回ノーアウト満塁のピンチを迎えても、そこから三者連続三振に仕留めれば三凡とまるで変わらない。

となると理想の野球チームってのは1~3番までに「1/3の確率でホームランを打つが2/3の確率で三振する選手」さえ揃えれば、あとの野手は打率0.00でも試合終了までに4点は取れる計算だ。投手も「1/2で三振を取るが、1/2でヒットを打たれる」で十分。内野と外野がガッチリ守れば、毎回満塁のピンチを迎えても完封できるんだから確率論の嘘ってば素晴らしい。

まあここまでは冗談だけど、MTGでは過去にターボステイシスってバカデッキが存在してたこともあるし。「デッキの半分が土地で、1ターンにデッキから2枚カードを引ければ、1枚は土地だろう」ってこの強引な理論が堪らん。

随分と話が逸れたけども、昨日のドイツの試合運び……というかこのW杯全体に漂う試合のペースを見て考えたことがあるんだよね、2002年に決勝T出場を果たした日本版「黄金の中盤」はもはや時代遅れの戦術なのかなって。象徴的というかやりすぎだけども、ドイツvsイングランドの先制点、GKのゴールキックに反応したクローゼがそのままゴール決めちゃった奴。なんじゃこりゃ、って思わず苦笑しちゃったけど、サッカーって突き詰めていくとこの形が究極なのかなって。

点を取るためには、ミドルシュートやセットプレーを考えなければボールをゴール前まで運ぶ必要があるわけで、中盤でどれだけポゼッションを稼いでも、それは1点にはならない。じゃあ攻めなきゃ、守らなきゃって話になるわけだけど、今大会はとにかくカウンター戦法が目立つ気がする。

10対100では勝ち目がなくても、10対10を10回、なら勝負になるってのは何の法則だったかな。戦力は集中させなきゃ駄目よって戒めだったろうけど、サッカーでも一緒だよね。攻撃側が相手陣内に攻め入る場合、中盤で3人、相手陣内で3人を相手にするのはいつもどおりの事だけど、相手陣内で6人相手となるとこれはもう厳しい。んで、防がれたらカウンターですよ。

4-2-3-1とか従来の戦術にこっちも同じ形をぶつけたら、そりゃ上手い方が勝つと思うんですよ。でも、これに対して7-0-3とか使えばどうだろう。中盤支配のゲームからは完全に降りて、両サイドの上がりとロングパスでのカウンターだけを狙っていく。そういう戦い方もありなんじゃないかなって。

ただ、今回のW杯でカウンターが無双しすぎてる揺り返しもあると思うんですよね。となると自国にどんなカードが揃っててどんなデッキが組めるか、そんなメタゲームが大事になってくるわけで。サッカーもスポーツとしてじゃなくこういうゲームとして捉えると存外面白かった。「何を今さら」って議論だろうけど。

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それにしてもメルテザッカー!とかシュバインシュタイガー!とかやっぱり卑怯だドイツ人。

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http://www.asahi.com/national/update/0704/TKY201007030356.html

知り合いにここで働いてる人がいた気がするんだけど、元気かなあ。普通郵便は関係なさそうだけど特殊課とかは悲劇なんだろうか。

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仕事行きたくない。部下を持つって大変なことなのね。あ、忘れてた。

売国奴にして邪智暴虐の長妻大臣の親族に、およそ考えつく限りの悲惨な最期が今すぐ訪れますように。

よし。

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