“ライフリング・マーダー”を予想する
2010年8月9日 ゲーム6話は自信満々に大外れだったけど、今回は当てるよ。もう、丸の内警部並の安定感。
7話の謎といえば、
A.犯人はどこから被害者を撃ったのか
B.被害者の見た「奇跡」とは何か
が挙げられるけど、まあおいおい考えていきましょう。
まずは調書を読んでみる。すると、問4だけ聞き方が凄く具体的。「問1の答えに該当する人物は犯人だけ」で、問1を導くカギは「犯人の言動にある」ことが調書の問題文に示されてる。
正直言ってメタ思考は反則だと思いつつも、大真面目につかさを疑うのがアホらしいのでここで犯人候補を減らしておきたい。作者は新本格派の人だろうからノックスの十戒は知ってるだろうし……って、7話の作者は3話と同一人物だね、あの犯人もどうかと思うけど、3話はまだロジカルでよかった。まあ、ぶっちゃけシリーズキャラなのでつかさとちえみは犯人候補から外す。
んで話を戻すと、問1の「屋敷の屋根に望のハンカチがひっかかっていた理由」が「犯人の言動の中にある」訳だよね。本文を読んだ時から気になってたんだけどさ、屋敷の屋根にハンカチが引っかかってるシーンていかにも浮いてるというか、ぽっと出感が凄いじゃないですか。事実、嵐の翌朝、宇津井パパの死を確認したときには無かったらしい。それが煙突の謎を確かめてた時には出現してる。この間にあったことといえば、本文第5章「迷走する推理」に書かれている。つまりここでのやりとりに「屋敷の屋根に望のハンカチがひっかかっていた理由」があると考えていい。屋根に言及した発言としては和志の「屋根からぶら下がって撃った」というものがある。
つまり犯人は「屋根からぶら下がって撃った」という発言に影響を受け(もちろん和志自身が犯人である可能性を否定しない)、望のハンカチを屋敷の屋根に引っ掛けたと考える。この時点で犯人候補は第5章の推理大会に参加していた面子に絞る。つまり望はアウト。アウトっつーかセーフっつーか。
次に考えたいのは犯人がなぜ屋根に望のハンカチを置くということをしたのか。望は気分を悪くして眠っていたし、わざわざ屋敷の屋根を見上げる人間はいそうもないとはいえ、リスクのある行動だ。必ず犯人は意図を持って行った。それはつまり、望を犯人に仕立て上げようとした、あるいは犯行現場を偽装しようとしたということだと思われる。
ここで調書の問2と問3について考えたい。被害者は書斎で撃たれていた。ではどこから撃ったのか。そして犯人はなぜそれが可能だったのか。この二段構えの質問だと、回答のパターンは絞られる。つまり、犯人は意外な場所から犯行を行った、ではどうやって?というものだ。
屋根のハンカチと併せて考えると、犯人は屋敷の屋根から撃ったんだろう。そして望のハンカチを置くことで望に罪を着せようとした。
これで問2は埋まった。では問3。普通に考えれば屋敷の屋根から撃っても湖上庵の書斎に弾は届かない。ここで湖上庵にまつわる状況を整理したい。「波にさらわれた形跡はない」「昨日見えなかった煙突が、豪雨の後は見えるようになった」以上2点から考えられることとして、「湖上庵は浮島だった」というのはどうだろう。浮島と言っても普段からぷかぷか動くわけじゃない。しかし昨晩の大雨と土砂で島が動いた。宇津井パパも驚いたろう。そして思わず原稿用紙に「奇跡」と書き込んだ。そして島が180度回転し、書斎が屋敷を向いたところで犯人がスナイプ。そして朝までにもう180度(昨日まで見えなかった煙突が見えるようになったことから正確には昨日までの位置とはずれている筈だが)回転する。これで問3も埋まった。
犯人は現に屋敷から湖上庵の書斎を撃てたから、屋根にぶら下がって~と言う発言を湖上庵の屋根ではなく屋敷の屋根だと勘違いしてしまったんだろう。これで問1・問3も埋まる。と同時に粟屋は犯人候補から外れる。島に渡って現場を見た人間なら、屋敷と書斎が向かい合ってないことに気付くはず。だとすればハンカチを屋敷の屋根に置く工作はありえない。犯人は湖上庵の間取りを知らない筈だ。
さて、ここまでで犯人候補は和志・由衣・小春な訳だ。で、犯人が犯行に及んだであろう時間帯は何時か。各々が一人になった時間帯は風呂に入ってた30~40分。風呂に入るってことは自分の部屋に戻っておふろセットを用意してザブンだろう。島が回転するなんて犯人にも分かる筈がないから、部屋に戻った際にふと窓の外を見たら雨の中、湖上庵の窓、水色のカーテンに人影が……という状況だろう。これで山側に部屋があった和志は除外できる。風呂に入るって言いながら望や由衣の部屋に入ってたら色々マズい。
じゃあ由衣と小春のどちらかな、と考えてたんだけども、結論から言うと由衣。だって問4に小春の名前が入るヒラメキが無かったんだもの。こんな消去法もどうかと思うけど。
で、問2だけど訂正させて。犯行の様子を想像してみる。
1.風呂入るために自室に戻って窓の外を見たらいけ好かない爺のシルエットが!
2.野郎ぶっ殺してやる。でもこの部屋で自分のライフル使ったらモロバレじゃん。
3.お隣の望のライフル借りよう。
となればその時点で望に罪かぶせる気なんだから、わざわざ望の部屋からライフル担いで屋根裏から豪雨吹きすさぶ屋根に登る必要はないよね。問2は、犯人は屋敷の二階から撃った、で。
となるとハンカチ置いたのも犯行現場に置いたわけじゃなくて、ちえみと和志のやりとりで勘違いした由衣が「屋根にぶら下がって~」を勘違いしたまま乗っかっちゃったという事実に意味合いが変わるね。もう由衣としたら何としてでも望に犯人になってもらうしかなかったんだろう。
これでQ.E.Dでいいですかね。
------------------------------------
というかさ、ちえみはねえよ。タバコは吸うわ酒呑んで絡むわ言い回しがガチオタだわ人様の合宿に、そこの部長脅して付いていくわ。もうね、7話の脅して付いていくってところで涼宮ハルヒ思い出してしょうがなかった。デーモン閣下はちえみがお気に入りらしいけど、俺としてはトリロジ出演の女性陣の中だと……
うわ。碌な女が居ねえ。つかさも可愛いけどやることがネジ吹っ飛んでるというか、ちょっと突飛すぎて……。ハムレットのゴスロリ娘は悪い男に引っかかるパターンまんま過ぎて辛いし。というかハムレットはトリックも悪い意味で「流石新本格!」って感じだし、短編だから仕方ないとはいえ人物描写があんまりにもあんまりだったなあ。その辺は10話まで配信が終わってから存分にクサすとしよう。
7話の謎といえば、
A.犯人はどこから被害者を撃ったのか
B.被害者の見た「奇跡」とは何か
が挙げられるけど、まあおいおい考えていきましょう。
まずは調書を読んでみる。すると、問4だけ聞き方が凄く具体的。「問1の答えに該当する人物は犯人だけ」で、問1を導くカギは「犯人の言動にある」ことが調書の問題文に示されてる。
正直言ってメタ思考は反則だと思いつつも、大真面目につかさを疑うのがアホらしいのでここで犯人候補を減らしておきたい。作者は新本格派の人だろうからノックスの十戒は知ってるだろうし……って、7話の作者は3話と同一人物だね、あの犯人もどうかと思うけど、3話はまだロジカルでよかった。まあ、ぶっちゃけシリーズキャラなのでつかさとちえみは犯人候補から外す。
んで話を戻すと、問1の「屋敷の屋根に望のハンカチがひっかかっていた理由」が「犯人の言動の中にある」訳だよね。本文を読んだ時から気になってたんだけどさ、屋敷の屋根にハンカチが引っかかってるシーンていかにも浮いてるというか、ぽっと出感が凄いじゃないですか。事実、嵐の翌朝、宇津井パパの死を確認したときには無かったらしい。それが煙突の謎を確かめてた時には出現してる。この間にあったことといえば、本文第5章「迷走する推理」に書かれている。つまりここでのやりとりに「屋敷の屋根に望のハンカチがひっかかっていた理由」があると考えていい。屋根に言及した発言としては和志の「屋根からぶら下がって撃った」というものがある。
つまり犯人は「屋根からぶら下がって撃った」という発言に影響を受け(もちろん和志自身が犯人である可能性を否定しない)、望のハンカチを屋敷の屋根に引っ掛けたと考える。この時点で犯人候補は第5章の推理大会に参加していた面子に絞る。つまり望はアウト。アウトっつーかセーフっつーか。
次に考えたいのは犯人がなぜ屋根に望のハンカチを置くということをしたのか。望は気分を悪くして眠っていたし、わざわざ屋敷の屋根を見上げる人間はいそうもないとはいえ、リスクのある行動だ。必ず犯人は意図を持って行った。それはつまり、望を犯人に仕立て上げようとした、あるいは犯行現場を偽装しようとしたということだと思われる。
ここで調書の問2と問3について考えたい。被害者は書斎で撃たれていた。ではどこから撃ったのか。そして犯人はなぜそれが可能だったのか。この二段構えの質問だと、回答のパターンは絞られる。つまり、犯人は意外な場所から犯行を行った、ではどうやって?というものだ。
屋根のハンカチと併せて考えると、犯人は屋敷の屋根から撃ったんだろう。そして望のハンカチを置くことで望に罪を着せようとした。
これで問2は埋まった。では問3。普通に考えれば屋敷の屋根から撃っても湖上庵の書斎に弾は届かない。ここで湖上庵にまつわる状況を整理したい。「波にさらわれた形跡はない」「昨日見えなかった煙突が、豪雨の後は見えるようになった」以上2点から考えられることとして、「湖上庵は浮島だった」というのはどうだろう。浮島と言っても普段からぷかぷか動くわけじゃない。しかし昨晩の大雨と土砂で島が動いた。宇津井パパも驚いたろう。そして思わず原稿用紙に「奇跡」と書き込んだ。そして島が180度回転し、書斎が屋敷を向いたところで犯人がスナイプ。そして朝までにもう180度(昨日まで見えなかった煙突が見えるようになったことから正確には昨日までの位置とはずれている筈だが)回転する。これで問3も埋まった。
犯人は現に屋敷から湖上庵の書斎を撃てたから、屋根にぶら下がって~と言う発言を湖上庵の屋根ではなく屋敷の屋根だと勘違いしてしまったんだろう。これで問1・問3も埋まる。と同時に粟屋は犯人候補から外れる。島に渡って現場を見た人間なら、屋敷と書斎が向かい合ってないことに気付くはず。だとすればハンカチを屋敷の屋根に置く工作はありえない。犯人は湖上庵の間取りを知らない筈だ。
さて、ここまでで犯人候補は和志・由衣・小春な訳だ。で、犯人が犯行に及んだであろう時間帯は何時か。各々が一人になった時間帯は風呂に入ってた30~40分。風呂に入るってことは自分の部屋に戻っておふろセットを用意してザブンだろう。島が回転するなんて犯人にも分かる筈がないから、部屋に戻った際にふと窓の外を見たら雨の中、湖上庵の窓、水色のカーテンに人影が……という状況だろう。これで山側に部屋があった和志は除外できる。風呂に入るって言いながら望や由衣の部屋に入ってたら色々マズい。
じゃあ由衣と小春のどちらかな、と考えてたんだけども、結論から言うと由衣。だって問4に小春の名前が入るヒラメキが無かったんだもの。こんな消去法もどうかと思うけど。
で、問2だけど訂正させて。犯行の様子を想像してみる。
1.風呂入るために自室に戻って窓の外を見たらいけ好かない爺のシルエットが!
2.野郎ぶっ殺してやる。でもこの部屋で自分のライフル使ったらモロバレじゃん。
3.お隣の望のライフル借りよう。
となればその時点で望に罪かぶせる気なんだから、わざわざ望の部屋からライフル担いで屋根裏から豪雨吹きすさぶ屋根に登る必要はないよね。問2は、犯人は屋敷の二階から撃った、で。
となるとハンカチ置いたのも犯行現場に置いたわけじゃなくて、ちえみと和志のやりとりで勘違いした由衣が「屋根にぶら下がって~」を勘違いしたまま乗っかっちゃったという事実に意味合いが変わるね。もう由衣としたら何としてでも望に犯人になってもらうしかなかったんだろう。
これでQ.E.Dでいいですかね。
------------------------------------
というかさ、ちえみはねえよ。タバコは吸うわ酒呑んで絡むわ言い回しがガチオタだわ人様の合宿に、そこの部長脅して付いていくわ。もうね、7話の脅して付いていくってところで涼宮ハルヒ思い出してしょうがなかった。デーモン閣下はちえみがお気に入りらしいけど、俺としてはトリロジ出演の女性陣の中だと……
うわ。碌な女が居ねえ。つかさも可愛いけどやることがネジ吹っ飛んでるというか、ちょっと突飛すぎて……。ハムレットのゴスロリ娘は悪い男に引っかかるパターンまんま過ぎて辛いし。というかハムレットはトリックも悪い意味で「流石新本格!」って感じだし、短編だから仕方ないとはいえ人物描写があんまりにもあんまりだったなあ。その辺は10話まで配信が終わってから存分にクサすとしよう。
コメント