機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙 を観たよ。
なんというか、今のアニメが30年前のアニメより優れてる保証なんて、考えてみれば何も無いわけだしね。1stもそれ以前の色々なアニメ・映画・小説なんかから影響は受けてるんだろうけど、それでも今のアニメに与えた影響って大きかったんだろうな、と随所で思わされた。
特にガンダムシリーズだから当然なんだけど、00なんかは企画・脚本として1stとの繋がりがかなり面白く想像できた。どっちの映画もラストで主人公の意識が戦場を駆け巡るあたりとか、1stが人類同士分かり合えるか?がテーマの一つ(だと思いましたよ、俺はね)なのに対して00が「人類以外とも分かり合えるか?」になってたり。ニュータイプって用語や概念や、それにまつわる人のスタンスの違いが一作目の段階でここまで掘り下げられてるってのも意外だった。
今なら逆シャアもより深く理解できるのかな。ああ、もう少し早く観ておくべきだったよガンダム。

ところでヒロインて誰?ララァ?30年以上前に褐色インド美人がヒロインとか、剣山尖り過ぎだろう。でもミライさんはアムロと絡まないし、マチルダさんはウッディ大尉がいるし、セイラさんはエロ過ぎるし。いやパイスーのセイラさん尋常じゃなくエロいですよね、気になって話に集中できないレベルで。これが性の目覚めって人はメトロン星人でオナニーに目覚めた人並みに多いと思う。
ああ、フラウ・ボゥとフラグ立ててたハヤトは許さないよ。

恒例の勘違い。
「悲しいけどこれ、戦争なのよね」ってセリフ、ホワイトベースの女性クルーのものだと思ってました。まさかあんなイタリア人ぽいニイちゃんのセリフだとは。スレッガーさんは最初トラブルメーカーかと思ったけど、全然違ったなあ。カイ・シデンと立ち位置が被っちゃうからだろうか。

「戦いは数だよ兄貴」これに関してはガンダムのセリフだとさえ思ってたかったから、出てきたとき驚いた。シスプリの凛々のセリフだと思ってたんだよね、実は。いや、にきゅの陰謀だよこれは!

あとは、ミネバ様がドズル中将の娘だと知って吹いた。なるほど、ザビ家の血が流れてるのはミネバだけだからハマーンが盛り立ててたわけね。……あれ、Zでシャアはミネバは殺そうとしなかったんだっけ。そしてハマーンはキシリアの娘だと思ってたんだけどそれも違うんだろうね、ザビ家の人間じゃないってことは。何者なんだハマーン。

有名なラストシューティングも想像と違った、っていうか「ラストシューティング」って命名が悪いよ。ラスボスであるギレンの乗るMSを、ボロボロになりながらもガンダムのビームライフルが貫くシーン、だと思ってたのに。

で、昨日までのシャアに関する誤解は解けました。アレでしょ?革命のリーダーだったジオン=ダイクンをデギンが暗殺、国名として象徴化することで革命を取りまとめ、ジオン=ダイクンの本来の主張も自分の都合の良いように曲げて解釈したと。んでシャアは父の仇を討つために敢えて偽名を使って仇敵の元で働く、と。

それにしてもシャアってアムロにはこの頃から全然勝てなかったんだね。最終決戦前の二人のセリフがその後続く二人の関係を表してるようで思わず苦笑。

シャア:「しかし奴はどこにいるんだ」
アムロ:「しかし今倒さなければならない敵はシャアじゃない」

面白かったけど、俺が1stガンダム=ロボットプロレスだと思った原因、考えてみたらあの妙に明るいOPですよ。燃え上がれ~♪って奴。巨大な~敵を~撃てよ撃てよ撃てよ~♪正義の~怒りを~ぶつけろ~ガンダ~ム♪って、こんな歌詞じゃあどう考えても「がんばれがんだむ じおんの わるい もびるすーつを やっつけろ」路線だと思うって!

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