アニメ化するならマッドハウスで

歳を取ると、新しい体験を既存の経験との関連で理解しようとしがちだ。
新しいものを正面から受け止めてゼロから知り尽くすよりも、多少なりととっかかりを持っていた方が効率がいい。ただしこのやり方はどうしてもバイアスを排除できない。頭が硬くなる、とはそういったバイアス―偏見といってもいい―との戦いを放棄し、惰性に身を委ねてしまうことなのだ。

スターライトマナバーンを初めて読んだ時、青島先輩が誰かに似てると思って感じた既視感。それはアザリー・ケットシーからくるものだったと、今日気がついた。

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いやね、BLUE SEEDのOVA版主題歌やセイバーマリオネットJのOPを聞きながら無謀編を読んでると、なんだかこう、明日から仕事だ！ってよりも数学の課題やったっけ？って気分になる。明日は学校の帰りにTSUTAYAでアニメを借りよう、菜々子解体診書ってのがよさそうだ―とかそんな郷愁じみた思いに囚われる。

なんで今更オーフェン読み直してるかって言うと、富士見ファンタジア補完計画がスタートしたからですよ。２年前に全て捨てたオーフェンをどうしても手元に置いておきたくなったので。理由は３つ。
１．捨てた直後に後悔して、いずれ買い戻そうと思っていたこと
２．新装版がかさばって仕方ないこと
３．「シリーズ・人間のクズ」「ティッシ、皆の守護天使に」
　　そんなフレーズが度々頭に浮かんではなれないこと

文庫版は場所を取らない上に寝る前にちょこちょこと読めるのが生活様式にピッタリ嵌る。土日で１２冊ほど集めたけど、本編の初めの方や『楽園』は無くてもいいかなあ。どうせ１０５円だから探しても構わないんだけど。

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そんなオーフェン熱の盛り上がりに乗って今こそ待望のアニメ化を！ってのはオーフェン好きなら一度は口にするであろうジョークなんだけど、じゃあアニメ化されたとしてどうだろう、原作通りにやって話数足りるのかね。馬鹿正直に進めたら２クールやってもキムラック編が終わらない気がするんだが。

こういう時は実際に検討してみるのが一番。という訳で構成考えてみたよ。

１～３話：『獣』。
『機械』『亡霊』は全カット。
４話A：フェンリルの森でレキと遭遇。森炎上。レンジャーの詰所に投獄。
４話B：「キリランシェロ」の襲撃。レティシャとの邂逅。タフレム市へ。
５～７話：『暗殺者』、『後継者』。殺人人形を操っていたのはウォール教室とする。
『魔王』は全カット。
８～９話：『血涙』
１０～１２（１３）話：『背約者』

ほら、ステフもヒリエッタもマクガドルも、メッチェンさえ本筋には絡んでこないじゃん。これで西部編が１クールでまとまるって寸法よ。
もう１クールあれば東部編もいけるんじゃないかな、『楽園』『来訪者』は全カットで。尺が足りなそうだったらウィノナやシーク師、カコルキストは居なくても話が進むし、いよいよとなればライアン自体オミットしちゃえば大幅に削れるね。その場合クリーオウの存在意義が無くなりそうだけど。

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オーフェン読んでない人にはさっぱり通じないであろう内容になったな。