思い出プライスレス

2012年3月19日日常

今日は有給とって転居の手続きやら家具の買い物やら。ベッドも椅子もきちんと買いましたよ。どんなものにしたかは……フフ、いいんですよ？長岡まで確かめに来てくださってもッ！

で、来週には千葉を離れるわけで、どうしてもやっておきたかったことがあるんです。
実は以前住んでいた駅でぶらり途中下車して、

「変わらないなこの街は……」
道行く人を視線で追い、手頃なベンチに腰掛け、缶コーヒーのタブを開けて一口すすり、
「……いや、少し変わったかな。この街も……俺自身も……」

と浸ってるフリをするのが趣味なんですよ。幸い西船橋は東京出る際に通ることもあるんで駅の周りではちょくちょくやってたんですが、せっかくだから今日は拡大版をやろうかなと。

北口に出てロータリーの端を渡って図書館方面に緩やかな坂を歩くと、鎌鼬の夜×３を発売日に買って翌日には売り飛ばした中古GAME・DVD店がまだ営業している。
そのまま国道を歩いて総武線の架橋の下をくぐれば、ノーパンで入店して、「これでバレたらお縄になって破滅かな」とかワクワクしてたドン・キホーテが店を構えている。
そのままインター方面へ歩いて行くと、見たことのないマンションが建ってたり、三崎漁港がネカフェになってたり、よく行った本屋が奥のほうに引っ込んでたりと５年という時間の重さを感じる。
そして２年間を過ごしたアパートは健在だった。ジブラルタル海峡へ向けて船首をセットしてからダッシュで２５０円弁当を買いに行けば部屋に戻ってくるときにはティレニア海、でよく利用してたスーパーも。
東西線をまたいで市川方面へ歩くと、クリスマスイブにEver17を購入した書店が見えてくる。何気なく古本を覗いたら１９９８年発行のオーフェンアンソロが売ってて戦慄した。中身はチラチラとしか見てないけど、作者とオーフェンのやり取りが中心のあとがきがやたら長くて顔が引きつる。
高速道路を超えれば、ジョギングでよく来た下総中山駅だ。５年前に千葉を離れるとき、最後に使った使った駅でもある。ほら、あの時はサン・テグジュペリだったから、最寄りの駅に近付けなくてですね。

その後は、もう少し色々訪ねてみようと南砂町で途中下車。仕事辞めてしばらくは日雇い派遣で食いつなぐため、この街に通ってたんだよね。奥井雅美のTRUSTをよく聴いていたのか耳に残ってて、今でも声を聴くと少し凹む。

そのまま歩いて東陽町まで。西船橋まで帰れない日は東陽町止まりの終電でよくこの街に降りた。漫画喫茶で夜を明かして、そのまま西船周りで埼玉へ出勤。考えてみたら４ヶ月以上もの間、千葉から埼玉へ出社して渋谷or上野に帰社してたんだからまあ無茶苦茶だったね。通勤費が出なくて常に金に困ってたし。

それでも、現在の自分が過去の結果であるならば、少なからぬ原因は西船橋で過ごした２年間に求められるんだろう。今日の日記はあとで自分で読み返した時にわかればいいやと思ってるから他の人にはサッパリだろうけど、ご勘弁。

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で、歩きすぎて体調崩すスペランカーぶり。ヤバい、喉が腫れてて消化が悪いってんだから明らかにアウト。