出ていく間際になって、隅にダンボールが積み上がった部屋とトイレを往復してます。刺すような胃液の匂いと抗いがたい便意。
上下の挟み撃ちに俺が出した結論はただ一つ。もう、金輪際カキは食べない。鍋だろうがフライだろうが絶対に食べない。

お湯を飲んで胃と心を落ち着かせ、決意を以って更に吐く。腹筋が急な運動に抗議してくるけど仕方ない、明日は引き継ぎ、明後日は最終出勤、翌日に引っ越したら金曜日には着任して土曜に荷解きなんだ。横になってPSPいじってる余裕はこれっぽっちも無い。

でもこうしてキーボードに向き合ってると後悔の念が沸き上がってきて、しかも文章の体をなさない。本当にすいませんでした。なんだかもう意味も分からずすいませんでした。謝りますからこの嘔吐感を止めて。お願い、お願いしますから。


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