12/7-8にかけて、まどかゼミで。
結論だけ、書く。
成功だった。
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まずはまどかを見るにあたっての下準備として新房監督の過去作品をじっくり鑑賞。
新房監督って名前はよく見るけど、実際に作品を意識して見てたのはぱにぽにだっしゅ!位なんですよね。それにしたってネギま!とセットで大沼心のイメージが強くて。
まどかが新房監督だよ、って言われても「脚本が虚淵なんでしょ?」って返しちゃうくらい、そっちがクローズアップされてた感があるのです、自分の中では。
というかまどかを避けてた理由って脚本家とキャラデザに起因するところが大きいし。
あとはまあ、女の子が戦って傷ついて痛がる話を見たくなかったというか。
心境に変化があったのはこの夏に「幻影ヲ駆ケル太陽」を見たことが大きい。あれも暗い雰囲気で女の子が傷つく話だから切る気満々だったんだけど、声優さん目当てで見てたのね。そしたら完走出来たから、今ならまどかもいけるんじゃないかと。あとはまあ、弟がオチを教えてくれたからある程度は道程が見通せてて気楽な面もあったし。
というか弟は語りまくる系のオタクなんですが、「さやかは絶望して魔女になる」「きゅうべえは魔法少女を騙して魔女にしようとしている」「ほむらはまどかとの約束を果たすために世界をループしている」
という3点のみをズバッと教えてくれたんですよ。全編通して分かったけど、この3つって最もバラしちゃいけないキモじゃないですかー。
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約3年遅れで感想書くのも何なので、フォフォフォに倣ってキャラについてだけ。面白いもんで、彼とは評価が真逆。ああ、個人の感想です。
まどか:
本編では最初から最後のギリギリまでずっと傍観者で、自分から願うことがない(=不自由せず恵まれていて)キャラで、方向を見出して動こうとしてはシナリオに先回りされてルートを潰されてた感。憧れた先輩は目の前で死んじゃって、友人は魔女になり、友人を救ったのは他人の自己犠牲だった。
普通のお話だったらここで契約するよなあ、って流れでもそれが出来なくて、ただただデウス・エクス・マキーナのためにシナリオで割を食ったなあという感じ。見ててイライラすることのほうが多かった。
さやか:
シナリオの都合で動かされたキャラってところはまあみんな一緒なんだけど、その中でも一番ダイナミックに動いてたかなと。行動に至る心理がしっかり描かれてるから感情移入しやすかった。こう考えて→こう動いて→こう失敗した、という流れが可視化されてるから、好き。若い登場人物が間違えるのはそれはそれで魅力だし。唯一、杏子と戦った時だけは、なんでそんな短絡的なの?って疑問が湧いたけども。
マミさん:
龍騎で言うとこのカニ刑事だったねー位。シナリオの都合とはいえ、愛着が湧くには個人的に掘り下げ不足を感じた。
杏子:
まず、ずっと「あんず」だと思ってた。違うらしいと知ってからも「あずこ」だと思ってた。
過去の自分を重ねるにしても、あそこまでさやかに執着する理由は何だったんだろう、というのが消化しきれてない。魔女狩りに積極的だった理由もちょっと分からなかった。ひとりぼっちな身の上から刹那的になってたのかな、ってのは自分の妄想かもしれないし。
ほむら:
10話でやられた。
まどかは自分を導いてくれた、仲間で友達で先導者だったんだよなあ、その約束を守るためにずっと一人で戦って、別の時間軸では当の本人にも分かってもらえなくて孤独だったろうなあ、投げ出したくなったこともあったんだろうなあ、でも諦めたらそこで自分もまどかも終わっちゃうもんなあ、ってぐぐーっと没入しちゃって。最後の、矢を射るシーンとかいいじゃないですか。新しい宇宙では時間を遡る能力を得る必要はなかったって示されてて。
ひとみ:
少なくとも作劇されている範囲で彼女を好きになる要素は非常に少ない。
きゅうべえ:
感情が無いキャラに感情移入しようがない。ていうか自分に都合が悪いことは隠しつつ選択肢を示して(しかもどの選択肢を提示するかの自由は完全にこっちにあって)「これを選んだのはあなたですよ」って責任だけを相手に負わせるってのがもう、
普段やってる仕事そのまんまでちょっと嫌な気分になったよ。
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あんまりカップリングでどうこうというのは感じなかった。ただ、ほむらには、大変だったね、頑張ったね、と声をかけたい30代。さやかの行動や発言も、まあこんなもんだよなと思える30代。
まあ個人の感想ですよ。グッスマリニンサンはほむらのフィギュア再販してくだち!
結論だけ、書く。
成功だった。
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まずはまどかを見るにあたっての下準備として新房監督の過去作品をじっくり鑑賞。
新房監督って名前はよく見るけど、実際に作品を意識して見てたのはぱにぽにだっしゅ!位なんですよね。それにしたってネギま!とセットで大沼心のイメージが強くて。
まどかが新房監督だよ、って言われても「脚本が虚淵なんでしょ?」って返しちゃうくらい、そっちがクローズアップされてた感があるのです、自分の中では。
というかまどかを避けてた理由って脚本家とキャラデザに起因するところが大きいし。
あとはまあ、女の子が戦って傷ついて痛がる話を見たくなかったというか。
心境に変化があったのはこの夏に「幻影ヲ駆ケル太陽」を見たことが大きい。あれも暗い雰囲気で女の子が傷つく話だから切る気満々だったんだけど、声優さん目当てで見てたのね。そしたら完走出来たから、今ならまどかもいけるんじゃないかと。あとはまあ、弟がオチを教えてくれたからある程度は道程が見通せてて気楽な面もあったし。
というか弟は語りまくる系のオタクなんですが、「さやかは絶望して魔女になる」「きゅうべえは魔法少女を騙して魔女にしようとしている」「ほむらはまどかとの約束を果たすために世界をループしている」
という3点のみをズバッと教えてくれたんですよ。全編通して分かったけど、この3つって最もバラしちゃいけないキモじゃないですかー。
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約3年遅れで感想書くのも何なので、フォフォフォに倣ってキャラについてだけ。面白いもんで、彼とは評価が真逆。ああ、個人の感想です。
まどか:
本編では最初から最後のギリギリまでずっと傍観者で、自分から願うことがない(=不自由せず恵まれていて)キャラで、方向を見出して動こうとしてはシナリオに先回りされてルートを潰されてた感。憧れた先輩は目の前で死んじゃって、友人は魔女になり、友人を救ったのは他人の自己犠牲だった。
普通のお話だったらここで契約するよなあ、って流れでもそれが出来なくて、ただただデウス・エクス・マキーナのためにシナリオで割を食ったなあという感じ。見ててイライラすることのほうが多かった。
さやか:
シナリオの都合で動かされたキャラってところはまあみんな一緒なんだけど、その中でも一番ダイナミックに動いてたかなと。行動に至る心理がしっかり描かれてるから感情移入しやすかった。こう考えて→こう動いて→こう失敗した、という流れが可視化されてるから、好き。若い登場人物が間違えるのはそれはそれで魅力だし。唯一、杏子と戦った時だけは、なんでそんな短絡的なの?って疑問が湧いたけども。
マミさん:
龍騎で言うとこのカニ刑事だったねー位。シナリオの都合とはいえ、愛着が湧くには個人的に掘り下げ不足を感じた。
杏子:
まず、ずっと「あんず」だと思ってた。違うらしいと知ってからも「あずこ」だと思ってた。
過去の自分を重ねるにしても、あそこまでさやかに執着する理由は何だったんだろう、というのが消化しきれてない。魔女狩りに積極的だった理由もちょっと分からなかった。ひとりぼっちな身の上から刹那的になってたのかな、ってのは自分の妄想かもしれないし。
ほむら:
10話でやられた。
まどかは自分を導いてくれた、仲間で友達で先導者だったんだよなあ、その約束を守るためにずっと一人で戦って、別の時間軸では当の本人にも分かってもらえなくて孤独だったろうなあ、投げ出したくなったこともあったんだろうなあ、でも諦めたらそこで自分もまどかも終わっちゃうもんなあ、ってぐぐーっと没入しちゃって。最後の、矢を射るシーンとかいいじゃないですか。新しい宇宙では時間を遡る能力を得る必要はなかったって示されてて。
ひとみ:
少なくとも作劇されている範囲で彼女を好きになる要素は非常に少ない。
きゅうべえ:
感情が無いキャラに感情移入しようがない。ていうか自分に都合が悪いことは隠しつつ選択肢を示して(しかもどの選択肢を提示するかの自由は完全にこっちにあって)「これを選んだのはあなたですよ」って責任だけを相手に負わせるってのがもう、
普段やってる仕事そのまんまでちょっと嫌な気分になったよ。
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あんまりカップリングでどうこうというのは感じなかった。ただ、ほむらには、大変だったね、頑張ったね、と声をかけたい30代。さやかの行動や発言も、まあこんなもんだよなと思える30代。
まあ個人の感想ですよ。グッスマリニンサンはほむらのフィギュア再販してくだち!
コメント
その前に前後編の劇場版の方も見ておけるとなお良し。