風が吹く丘

2016年5月1日 日常
墓地公園に着いてからずーっと頭の中でリピートされてました。歌詞も、なんとなくその場所に相応しい気がして。Baby blue eyes前後は椎名へきるのキャリアハイでしたね。

マックさんのお誘いで墓参りしてきました。メンバーはジョーさん、マックさん、ナベ、ナギ、ガム、自分。マックさんとナベが車を出してくれてゆったり2台で房総へGO。

あんまり修辞に凝ると故人に苦笑されそうなのでまあ一言だけ。
まだ信じられてないです。
通夜に立ち会えなかったので、自分の中での故人の立ち位置が、「別の高校へ進んだ中学校の先輩」と変わらないんですよね。かつて一緒に遊んだけど、もう会うこともないだろうっていう。
思い返すと笑顔しか浮かばないのはいいことですよね。あの人よく笑ってたなあって。

んで、墓参りのあとは東京ドイツ村に行ってきました。東京でもなければドイツ的でもなく、そもそも村でさえないという神聖ローマ帝国リスペクトな施設ではあったけど、思い出として語れるのは傍に仲間がいたからですね。一人で行ってたら己の全てを賭けてdisってたかもしれない。

帰ってきたのは夕方。自分の部屋をチェックされて酒飲んで幕。
帰宅してから1時間くらい寝てたんですが、いつも東京へ出かけて飲んでたもんですから家から徒歩10分の場所で飲めることのありがたさを感じました。みんな千葉へ寄っといで、みんなが来ないなら俺が東京へ近づくよ、そのうち。

あと、起きたらハナヤマタ公式が「MONACAフェスにサプライズ出演してきました!」とかツイートしてて一気に目が覚めたよね。

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本読みました。

「天地人 著:火坂雅志」
大河ドラマの原作なんだろうか。上下巻なんだけど読むのにかなり時間がかかりました。文章自体は平易なんだけど、歴史を漫然となぞりつつオリジナル要素……というか主人公に箔をつける要素をちょこちょこ放り込んできて、しかも引きが弱い。
平たく言うとびっくりするほどつまらない。
主人公の直江兼続は幼少の頃から頭が切れて腕っ節も立つ、眉目秀麗にして出会った女は残らず惚れて股を開き、男はみんな「こいつは一味違う」と認めて出世させるという、ライトノベルだってここまで恥ずかしい物は書けないよってレベルの代物。
流石に史実を曲げるわけにはいかなかったせいか、魚津城の戦いやら上杉遺民一揆やら関ヶ原前の上杉征伐やら、兼続は上杉家を勝利に導こうとしてるのに景勝が「いや策略を用いるのは義ではない」と押しとどめたせいで上杉は勝てなかった、という一貫した展開があまりにも退屈で書き手の技量の足りなさを伺わせる。
しばらく戦国時代はいいかな……ってなる位つまらなかったのになんで投げなかったかというと、借り物だからなんですね。どうしよう、返すときに感想聞かれたら嘘はつけないよ……あくまでも自分の心に真っ直ぐでいるのがmarioの、
――『義』
だから。
余談だけど、改行して「――」を使うのが癖の作者のようで、それが鼻に付いたことも記しておく。

「大世界史 現代を生き抜く最強の教科書 著:池上彰 佐藤優」
池上先生と歴史家の佐藤優の対談をまとめた本。世界各地の情勢を過去の歴史と絡めて解説するスタイル。この手の本は鮮度が命なんだけど、2015年10月発刊なら割と最近と言っていいんじゃないでしょうか。読みやすさ、分かりやすさは池上先生ならではなんだけど、サーっと読めるものはサーっと出ていってしまうのも事実。読んだのは2週間ほど前のはずなのに既に内容はほぼほぼ忘れてる。テレビの特番を文字に起こしましたいつでも読めますよってノリで捉えておくのが正解か。
唯一覚えてるのは「すぐに役立つものはすぐ役に立たなくなるから大学生はリベラル・アーツを身に付けろ」って話。これは同意で、読み書きと世界史はもっと時間かけて教えたほうがいいと思います。フサイン=マクマホン協定とバルフォア宣言あたりのイギリスの外道ぶりはもっと知られていい。

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