サガ好きなんだけど、実はGB版１～３とロマサガ１～３しかやったことがないから、「サガなら任せろ！」とは口が裂けても言えない。でも河津さんのセンス好きだから新作は楽しみにしてたの。一部でロードが遅いって懸念されてたし自分も動画見て曇ってたけど、サガの死に水を取ってやるつもりで購入。
サガシリーズは攻略情報を全く見ずにプレイしてきた（というよりロマサガ３でさえ２４年前だからネット普及前）ので、新品で買っても攻略wikiが充実するまで寝かせておく派の自分にしては非常に珍しく、公式サイトさえ見ない情報遮断プレイ。
このゲーム、まず戦闘が違う。
シンボルエンカウントを更に尖らせた仕様で、シンボルに重なって出て来る敵の種類や難易度（EASY~VERY HARD）、リワードまで確認してから戦闘に入れる。
そして内容は素早さ順に行動してディレイ技や最速行動技を使いこなして勝利を目指せ！っていう10年前くらいのPCゲー業界を端緒に流行ったアレ。
……と思わせておいて、PT共通のポイントを消費して行動するBP制と、敵味方が戦闘不能になったとき行動順の前後が敵同士もしくは味方同士だった場合に強力な攻撃が発動＆次のターンの消費BPがダウンする連撃がバトルをとんでもなく面白いものにしている。
戦闘では予め敵の行動が全部（カウンター、割り込み攻撃は「？」で表示されるのでバレバレ）分かるようにされてて、味方の行動も含めてどの順番で誰が何をするのかがはっきりしてるから戦略性が高い。しかも難易度は低いどころか雑魚戦でも気を抜くと全滅する。気を抜かなくてもうっかり味方が崩れると全滅する。
なにせプレイ開始から3回連続で全滅してる。普通は最初の戦闘ってチュートリアルじゃないですか。そんなことは一切無く殺しに来る。BPも連撃も理解してない状態で戦うと全く勝てないというバランス。他のゲームなら投げるところだけど、サガはゲームバランスで売るものじゃないからね。
そんな戦闘システムに「店の概念が無い」「ダンジョンが無い」という仕様が重なって、不純物抜きで戦闘とストーリー（と言うよりプレイヤーの「選択」）を楽しませるゲームに仕上がってる。癖は強いけどエラく面白いよコレ。
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初回プレイは結局60時間ほどかかってレオナルド編をクリア。
クリア後に調べたらレオナルド編は必須イベが殆ど無いため自由度が高く、仲間候補が多い替わりに初期メンバーが弱いらしい。……途中までぜんぜん仲間が増えなかったんですけど！Aにいく前にBを訪ねると加入、とかCに行くための2択でDルートを選ぶと加入とか、序盤はそういうのを殆ど外してしまってた。お陰で中盤に差し掛かる頃にはPTが完全に力不足。難易度EASYの敵にさえ半死半生、HARDになると3体出現で1体も倒せずに全滅という状態になったので、ゲーム内Tipsの「同じバトルを繰り返すと敵が強くなりにくい」って情報を頼りに勝てる場所で延々と稼ぎプレイ。その甲斐あって敵を捻れるようになってから各地のイベントを消化していったら脈絡なくポンポンと増える仲間。いまさら高いステータスで加入されても、技を閃いてないやつなんて使い物にならねえ！
最終PTは
レオナルド：剣
エリザベート：棍棒
ティシサック：弓
ジゼル：小剣
タリア：術
ラスボスで2回ほど全滅したし最後はタリアが高威力の術を唱える間にみんなが肉壁になるっていう戦法でゴリ押しただけだから、2週目はもう少し上手くやりたい。だって最強クラスの武器は1つも手に入れてないし防具も最終段階まで強くしてない、技も足りないしイベント全然こなしてなかった事実があるので。
なんか、全員にクイックタイム覚えさせてラピッドストリームでひたすら乱れ雪月花してた（無明剣覚えてなかった）ロマサガ２初プレイを思い出したよ。
以下雑感。
・STRが空気。特に斧はミスする確率が無視できないからDEXの方が大事になる。
・槍に見るべきものが無さすぎる。
・弓の存在意義は影縫いが８割。上位技が尽く弱い。
・豊富なインタラプトにガード、バフデバフ属性攻撃に全体攻撃まで揃える棍棒が神。
・パンプ、間接攻撃、ガードに５つの属性で攻撃ができる剣も便利。
・状態異常とインタラプト、間接攻撃に詠唱妨害で小剣はかなり優遇されてる印象。
・大剣は斬属性の間接攻撃がある以外に特筆すべき点が無い。
・体術は空気投げが全て。
・術は毒霧・吹雪・招雷だけでいい。招雷カットで水属性だけでも全く問題無し。
・カエルとアンデッド観ただけで心が挫けそう。
・レオナルドとエリザベートのカップリングにキュンキュンした。最高です。
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