読書4

2017年2月5日 読書
はじめてのサイエンス 池上彰

・池上彰さんの本好きなんだけど、あの人いい歳して池上彰なんて読んでる……って思われそうで口外できない。
・これからは文系も理系の知識の概要くらいは抑えないといけない。世界は理系のシステムで回ってるのに、意思決定をするのはしばしば文系で、TOPが間違えると酷いことになるから。ex.毛沢東が大躍進のために木を切って製鉄しまくったせいで砂漠化、稲をギッシリ植えたけど栄養不足で枯れる、雀を駆除したら害虫大繁殖で大量の餓死
・相関関係と因果関係を取り違えてはならない。朝食を食べる学生の学力が高いからと言って、朝食と学力に因果関係があるとは言えない。
・キリンは高い位置にある食べ物を食べるために長い首に進化したわけではない。突然変異で生まれた首の長いキリンがたまたま生き残ったのだ。
・DNA=物質名 遺伝子=DNAに含まれる情報
・遺伝子組み換え大豆は危険なのか?⇒遺伝子を組み換えてあろうがなかろうが全て体内でアミノ酸に分解され、タンパク質に再構築される。危険な訳がない(専門家)
・細菌は細胞膜を持っていて、自分で栄養を取り込んで分裂して増える。ウィルスは細菌よりずっと小さく、遺伝子情報がタンパク質で包まれてるだけ。自分では増えることが出来ない(宿主が必要)。
・再生医療の鍵はES(胚性幹細胞)。これはあらゆる機能になれる万能細胞。ただし倫理上の問題(受精卵からしか取れないため、誕生した生命を破壊することになる)からiPS細胞を山中教授が開発。
iPS細胞は分化後の細胞が持っている「全体の設計図」を再びアクティベートする遺伝子を発見した。iPSのiが小文字なのはiPodのように愛されるものであってほしいという願い。
・水が熱くなると密度が低く軽くなるので上昇していく。上昇したお湯は空気に触れて温度が下がり、密度が高く重くなって沈んでいく。このサイクルが対流。マントルはこの対流で動く。プレートがぶつかり、沈み込むプレートがもう一方を引っ張る⇒プレート・テクトニクス
・温暖化が進むとマラリアを媒介する蚊が日本に生息できるかも。南極やシベリアの氷が溶けて海面が上昇するかも。南太平洋の島国に住む人が難民になるリスク。

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