WakeUp,Girls! Pilgrimage Journey2017 お仕事サボってごめんね!
WakeUp,Girls! Pilgrimage Journey2017 お仕事サボってごめんね!
WakeUp,Girls! Pilgrimage Journey2017 お仕事サボってごめんね!
DiaryNoteの仕様上、写真の使い方に制約があるので今日の日記はいつも以上に自分の備忘用のものになった。Just NowなEmotionを残しておくのは大事なことだよ。飽きっぽさが改善されてるとはいえ、3年後には「WakeUp,Girls!……?あー、たしか好きだったんだよね、俺」とか言ってる可能性もあるんだから。

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きっかけは「わぐばん!」第2回。
愛理・香耶・美佑が仙台で食レポを敢行する回。ここの香耶がぶりっ子120%で凄いんですよ。いきなり可愛い声で「にょにょにょにょ~(○△□× 訳:私はかなしい)」と泣き出したり、首を傾げつつ「かやたんのーどこが好き?」とか他の2人に振ったり、言わないで焦らしてると「かーやーたーんの!好きなとこ!言ってよ~」と駄々をこねたり、放送当時24歳ですよね奥野さん、最年長ですよね。興奮するわ。
そんなやりとりが行われた場所が仙台市内にある餃子の天ぱりって店で、同じ回では藍里の実家の和菓子屋が紹介されてたりアニメ劇中でも食レポをした牛タンの店で舌鼓を打ったり。
そんな様子を見て、機会があったらそのうち行きたいなーとは3月くらいからほんのり考えてました。「仙台 WUG」でggると公式が聖地巡礼のコースまで用意してくれてるんだからありがたいなあとか思いつつ。
ただ3~5月は仕事が忙しくてとてもそんな余裕が無いから、夏休みに一泊でってのが現実的かなともぼんやりと。

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んで、今週になって、抱えてるプロジェクトは頓挫の危機だわPDCAで所長とやりあうわ同僚の係長と険悪になるわ粘着質の利用者に絡まれて「あのさあ、(この制度)おかしくない?」「んー、あなたがですか?」とか我ながらキレッキレな返しをしてみたり、職場に向かう足取りも重くなっちゃうわけですよ。ただでさえ今月頭に自転車を盗まれてから出勤が大変になってるところにこの状況。
駅に向かうに連れて増える人、人、人。いい天気。耳から聴こえてくるのはWakeUp,Radio!。

なんとなく立ち止まってしまって、そして立ち止まると次の一歩が踏み出せない。

タクシープールの傍で足早に通り過ぎる人波に目をやりながら考えること1分少々。
息を吐いた。再び踏み出す脚は力強い意思を伴って。
ずっと憧れていた、仕事を放り投げて電車で遠くへ、というシチュエーションを実行に移す時が来たのだ!

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東京駅に着いてから職場にTEL。「スイマセン、ちょっと今日は出勤できなくなっちゃって……」「どうした?体調崩したか?」「いやー、駅までは来たんですけどちょっと。元気なつもりなんですけどね」「そうか、無理はするなよ」という短い会話で断りは入れた。真実ではないかもしれないけど、嘘は付かずに正直に生きるのがポリシー。

改札をくぐって東北新幹線の乗り場へ。いつも使ってる上越新幹線と同じホームから別の場所へ行くのってなんだかワクワク。
なのに、はやぶさの列に並ぼうにも自由席の表示が無い。近くにいた車掌さんに聴いてみたら全席指定席ってマジで。東北民にとっては当たり前の事らしいけど、さっそく異文化の洗礼って感じですね。これが旅だ。
仕方なくやまびこでGO。車内でじっくり観光ルートを練れたのでこれはこれで良かったかもしれない。

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仙台駅着は10:47。その足で地下鉄を使って勾当台公園へ(11:03)。と言ってもステージより、まずは定禅寺通りの「水浴する女」像へ。道すがら、青々と茂ったケヤキ並木が陽光を遮って暑さを和らげてくれる。顔を上げれば照り返す光が眩しさはまさに青葉の季節。この時期に来てよかったなあと思いつつ、かやたんに食レポの妖精が降りてきた場所に到着。中央分離帯に植樹がされててベンチが置かれてたり、いい雰囲気でした。そもそもこの通り、食べ物屋が多くってどこもランチが安い。地方は物価が安いって言うけど、それはある程度の集客が見込める規模を伴ってこそなんだよね。田舎だと大名商売になっちゃうもの。

そこから徒歩で天ぱりへ。店に近づく一歩一歩で胸が高鳴り、息苦しくなる。歩を進めたいような、別の店に入ってしまいたいような。ああ、これって就職面接に向かうときの感覚だ……と懐かしさとともに自覚して。あの角を右に曲がると目的の店。緊張を押し殺して何食わぬ顔でTurn Right。
当たり前だけど、店はあった。ドアにかかっている木札は「営業中」。店内へ(11:30)。

正直、スーツ姿で良かったと思ったね。自分の中では「東京から仙台に出張で来た都庁職員。午後から宮城県庁でコーチングスキル研修の講師を勤めることになっている。仙台に出張だと友人に話したらその友人がウェイクアップガールズってアニメのファンで、お昼はこの店に行ってみて、そして店内の写真を撮ってきてと頼まれたのでやってきた。自分もたまにアニメを見たりするし店内に入ったら壁一面が色紙やポスターで埋まっててびっくり」という設定だったから。
これが私服だったら、いい歳して家庭も持たずにアニメから卒業できない屑って目で見られてるよ。周りの人が気にしなくても自分が自分を騙せない。

10人も入れないような狭い店内。番組内で美佑が座ってた席に着いて、久留米ラーメンと天ぱり餃子を注文。店の人は別段愛想が良くもなく、ラーメンも餃子もまあ普通。NHKお昼のニュースをBGMにやや固めの麺を啜るどこまでも平凡な昼食。
それだけに背後の壁に菊間夏夜と七瀬佳乃のポスターが貼ってあったりWUGちゃんのサイン色紙が置いてあることが違和感を強める。市街の中心から離れた、中小企業の入った雑居ビルと民家しかないようなエリアで。
自分にとっては非日常だけど、周囲に住んでる人、働いてる人にとってこの店はどう映ってるんだろう……と思いながらお勘定は950円。店を出るとまだ正午前。日差しがまだ強くなりそうな初夏のある日だった。仙台旅行-完-

……にしてもよかったんだけど、せっかくプランを組んだのでもう少しだけ続けよう。

来た道を戻って勾当台公園へ(12:00)。さてステージの様子は……遠足なのか課外授業なのか、幼稚園児がシートを広げてお昼ごはんの真っ最中。流石に小さい子たちのまっ只中でiPhoneを取り出して写真を撮るわけにもいかず、そのまま地下鉄南北線沿いに北へ進むと左手にシャレオツなパンケーキのお店38mitsubachiが(12:15)。脂っぽい中華料理を食べたあとでクリームたっぷりのパンケーキなんて食べられやしないので、さらに進んで林田藍里の実家へ(12:25)。

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熊谷屋で出迎えてくれたのは店主じゃなかったけど、愛想のいい女性だった。店内正面右手には藍里の等身大パネル(アイドル体型から程遠い藍里の寸胴っぷりがよく伝わる)が置いてあって、創業1695年の歴史あるお店なのに大丈夫……?と心配になったり。
自分へのお土産に和菓子を買ったけど、和菓子って基本的に砂糖こそパワー!なんだよね。賞味期限7/13だけどちゃんと食べられるだろうか。

熊谷屋を出たら左に進むと100mしないうちに喫茶ビジュウ(12:31)。ウッドデッキ風の入り口からガラス越しに店内が覗けるんだけど、混んでたうえに若い女性が多くってシャレオツなオーラが出てたから入るのは断念。ただ、ちょっと感動するくらい本当にアニメまんまなのね。次は時間のある時に来たい。

北四番丁駅まで戻って旭ヶ丘駅そばの日立システムズホール仙台へ(13:00)。いかにもな多目的ホールで、平日に私服の人間がぶらぶらしてたら不審者丸出しだけど、スーツだから恥ずかしくないもん!
ここは劇中でWUGちゃんたちがダンスの自主練習に励んだり、まゆしぃが外からそれを眺めてたり、トゥインクルがあなたたち喧嘩してる?ってメンバーに一石を投じたり、早坂さんからキツイ一言を貰った藍里の目からハイライトが消えてたり、それでもアイドルを続ける選択をした藍里に菜々美が頑張る理由を問い質したりする、重ファク満載の場所なんですよ。レッスンルームは平日のお昼なのに楽器を弾く人、吹く人、大道芸の練習をする人がちらほら(音が反響して思わず耳を塞ぎたくなる)。
面白かったのはその立地。劇中では早坂さんの言葉にショックを受けた藍里がレッスンのあと一緒に帰ろうと誘うまゆしぃに対して「コンビニに寄って帰る」って嘘をつくシーンがあるんだけど、この場所って西側はドでかい森林公園、他の三方は住宅地でコンビニなんて全く期待できないのね。ラジオだったかなあ、地元の愛ちゃんが「ウソ下手すぎでしょ」ってツッコんでたけど、さもありなん。

と、ここでグリーンリーヴスの社屋を完全にスルーしたことを思い出す。地下鉄で戻って熊谷屋のそばへ(13:23)。……完全に風景に溶け込んでるじゃん!こんなん言われなきゃ気づかないよ札幌の時計台かよ!

拍子抜けしつつそろそろ園児が捌けてそうな勾当台公園へ戻る(13:35)。ベンチに座ってステージを眺めてみたけど、狭くて薄汚れたステージで、こんなところで記念すべきファーストライブをやったんだな……ってのがむしろグッと来るね。周りを見ると昼休みっぽいサラリーマンや酒飲んでるおじいちゃん、若いカップルが憩ってる。県庁の目の前にこんないい公園があるうえに地下鉄で仙台駅まですぐだし食べるところも沢山あるし宮城県庁の職員は恵まれてるなあ。気になって労働局とハローワークの場所を調べたら、賑わってる西側から仙台駅を挟んで反対だったので、地方公務員に対する嫉妬メーターのメモリがまた一つっていうか一気に3つくらい積み上がった。

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地下鉄南北線で仙台駅まで戻って、東西線に乗り換えて青葉通一番町駅へ。ライブハウスMACANAは明るいモールを少し外れた、店と店の間の薄暗い脇道を進んだところにある、いかにもライブハウス然としたところ(14:02)。ロゴに20thって掲げられてたから地元で愛されてる場所なんだろうね。

それにしても仙台、市内の移動はモールに覆われてる部分が多くて雨の日も安心、地下鉄で楽々、地下鉄でカバーしきれないところは環状バスとまあスキが無い。標識やガイドも至る所にあるし、店も地元っぽさを残しつつ洗練されてるし、小奇麗で入りやすい。商売してるんだかわからない薄暗い店の奥で店主と常連が茶飲み話してて一見さんを胡乱な目でジロジロ見てくる感じが無くって感動するわ。
でも、ここに住んだら仙台の周囲5キロが世界のすべてになっちゃうんじゃないかな……というのも感じた。都会の魅力って線路が別の街に繋がってる、リンクしてる感だと思うんだけど、仙台はあまりにも中心地すぎてスタンドアローンなんじゃないかって気がするの。東北民じゃないからイメージにすぎないけども。

それはさておき、観光案内までしてくれる巡回バス「るーぷる仙台」で仙台城跡へ(14:34)。なんかどんどん山道に入っていくなーとかボーッと考えつつバスを降りて石段を登りきると、突然に視界が開けた。世界が拡がった。自分と空の間を隔ててるものが無いの。眼下には仙台市内を一望できて、とにかくいい気分。城跡とは言うけど本当に何にも残ってないやんけなんて不満も吹っ飛ぶわ。

帰りはバスを待たずに登ってきた山を早足で駆け下りる。革靴で。地下鉄で仙台駅まで戻って、アニメイト仙台へ(15:26)。何といってもホームだし移転記念のイベントに呼ばれるくらいだからさぞWUG推しなんだろう、と期待してたけどそうでもなかった。ただ、「声優・アーティスト」コーナーが上田麗奈・西山宏太朗・i☆Risで占められてて81の圧倒的な影響力を感じる。ここまで来て何も買わずに帰るのもなんだな、と菊間夏夜のブロマイドセットを購入。いや中の人の制服写真なんだけど商品名のクレジットが菊間夏夜なのよ。香耶は別に容姿が優れてるわけでも写真映えするわけでもないから、なんで買ったんだろう吉能にしとけばよかったのでは、と思わなくもないけど、制服のデザイン自体は夏夜のが好きだし、まあ結局は一貫性の確保だ。

その後は早めの夕食に牛タンを、と喜助駅前中央店まで来た(15:51)んだけど、昼のラーメンがまだ残っててとても食べる気にならない。そもそも牛タン好きでもない。
すぐ近くのバラエティたい焼きのお店、鯛きち名掛丁店(15:53)は混んでたのでパスして、ちょっと早いけど仙台駅へ(16:02)。

東京へ戻るときは指定席だ、と券売機に並んだら、2つ先までの指定席は全部埋まってて、約1時間後の指定席も2号車の真ん中しか残ってないという状態。仕方なく発券して土産物売り場をウロウロ。今回の旅で心残りだったのはずんだ餅を食べたられなかったことなんだけど、どこも5つセットで保冷剤と一緒に購入とかなんだもの。どんな味か分からないんだから1個でいいよ。仙台市内にずんだ喫茶があるみたいだから、これも次回来た時だね。

次回といえば、映画でまゆしぃと松田が出会う望洋台公園は今回スルー。なんかここだけやたら離れてて、1時間に1~2本しかない路線バスで30分位かかる住宅地のど真ん中にあるっぽいんだもの。高台なのか景色は良さそうだし劇中でも印象的な場面ではあるんだけど、時間があるときにね。
というか松田はそんなところまで何しに行ったんだ。

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そんなわけで実質5時間で13箇所回った。流石にくたびれたのか、帰りの新幹線(16:57)では眠っちゃって気が付いたら大宮まで来てた有様。それにしても自宅のドアを開けたのが19:42で、フツーに出勤してから帰宅する時間よりむしろ早いんだよね。1日机に向かって仕事する時間でこれだけの事ができるんだ、という驚きと、普段の休日をいかに無駄……とは言わないまでもダラダラと消費してるかということに思い至った。とはいえボーっとするのは嫌いじゃないから、もっとアグレッシブに!とかそんなつもりはないけれど。

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しかしまあ、明日の朝起きた時に脚がどんな様子か気になるね。革靴でこんなに歩いたんだもの。
⇒追記。足腰腕までガックガクのバッキバキでした。

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