ザ・ゴール企業の究極の目的とは何か 著:エリヤフ・ゴールドラット 訳:三本木亮
・超有名な本。12年前に読んで衝撃を受けたものだけど、再読してみようと思って。
・原書の出版が1984年、翻訳された2001年で、本書で取り扱っているTOC(Theory of Constraints:制約理論)はもう割とメジャーな考え方になってる気がする。問題はこれを実際の現場で活かしていくのが難しいということだけど、著者もその辺は認識してたらしくあとがきで触れられている。
・要約:成果は一連の流れの中でもっとも低い能力によって決定される
・というかこれってMMOの生産職でAを作るためにB・C・Dが必要なんだけどDは滅多に手に入らない場合、Aの生産数を決定するのはDである、BやCを得るためにどれだけ奔走してもAのアウトプットには影響しない、って当たり前の話なんだよね。やはりゲーム脳は有効……!
・評価基準に「効率・コスト」を用いると、B・Cを安く大量に仕入れることで見かけ上のコストを減らすことが出来てしまい、Aの生産にはなんら寄与しないという状態を生み出してしまう。
・評価基準はあくまでスループット(単位時間あたりの成果)でなければならない。なぜなら企業の目的とはコストを切り詰めることではなく儲けること(=成果物を売ること)だから。
・困ったときに継続的改善を行うためのプロセス
1.制約条件を見つける
2.制約条件をどう活用するかを決める
3.他のすべてを2.の決定に従わせる
4.制約条件の能力を高める
5.制約条件が解消したら1.に戻る
ただし、制約条件が物理的なものではない(理念・手順・ポリシー等)場合は2.と3.が省かれる。作中では処理に時間がかかる機械を見つけ出し、その機械を常に動かし続ける(その機械を動かした時間が工場の最終的な成果とイコールになる。他の機械をどれだけ稼働させても意味が無い)、その機械と同じ処理ができるなら旧式の機械も(うちに置き換えるならPCではなく手作業ということになるだろう)取り入れる、という手法でスループットを向上させていた。
・マネージャーに必要な3つの能力
1.誤ったポリシー(制約条件)を見つけ出す
2.破滅的な問題を引き起こすことのない新しいポリシーを作り出す
3.社内の抵抗に屈しない導入計画を作り上げる
本文中では回答が示されていない。恐らく続編「ザ・ゴール2」に。
・典型的な「読んだだけで頭が良くなった気がする」本なので、具体的な行動に落とし込まないと価値が無い、そして行動を起こすにはマネージャーとしての能力も権限も無いという話。
・超有名な本。12年前に読んで衝撃を受けたものだけど、再読してみようと思って。
・原書の出版が1984年、翻訳された2001年で、本書で取り扱っているTOC(Theory of Constraints:制約理論)はもう割とメジャーな考え方になってる気がする。問題はこれを実際の現場で活かしていくのが難しいということだけど、著者もその辺は認識してたらしくあとがきで触れられている。
・要約:成果は一連の流れの中でもっとも低い能力によって決定される
・というかこれってMMOの生産職でAを作るためにB・C・Dが必要なんだけどDは滅多に手に入らない場合、Aの生産数を決定するのはDである、BやCを得るためにどれだけ奔走してもAのアウトプットには影響しない、って当たり前の話なんだよね。やはりゲーム脳は有効……!
・評価基準に「効率・コスト」を用いると、B・Cを安く大量に仕入れることで見かけ上のコストを減らすことが出来てしまい、Aの生産にはなんら寄与しないという状態を生み出してしまう。
・評価基準はあくまでスループット(単位時間あたりの成果)でなければならない。なぜなら企業の目的とはコストを切り詰めることではなく儲けること(=成果物を売ること)だから。
・困ったときに継続的改善を行うためのプロセス
1.制約条件を見つける
2.制約条件をどう活用するかを決める
3.他のすべてを2.の決定に従わせる
4.制約条件の能力を高める
5.制約条件が解消したら1.に戻る
ただし、制約条件が物理的なものではない(理念・手順・ポリシー等)場合は2.と3.が省かれる。作中では処理に時間がかかる機械を見つけ出し、その機械を常に動かし続ける(その機械を動かした時間が工場の最終的な成果とイコールになる。他の機械をどれだけ稼働させても意味が無い)、その機械と同じ処理ができるなら旧式の機械も(うちに置き換えるならPCではなく手作業ということになるだろう)取り入れる、という手法でスループットを向上させていた。
・マネージャーに必要な3つの能力
1.誤ったポリシー(制約条件)を見つけ出す
2.破滅的な問題を引き起こすことのない新しいポリシーを作り出す
3.社内の抵抗に屈しない導入計画を作り上げる
本文中では回答が示されていない。恐らく続編「ザ・ゴール2」に。
・典型的な「読んだだけで頭が良くなった気がする」本なので、具体的な行動に落とし込まないと価値が無い、そして行動を起こすにはマネージャーとしての能力も権限も無いという話。
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