読書20

2017年7月23日 読書
心を上手に透視する方法 著:トルステン・ハーフェナー 訳:福原美穂子

・ブックオフで108円だったから。

・受け取り方、考え方次第で世界は違って見えるからポジティブにいこう
・仕事でピンチに陥っても、それを冷静にクールに捌く人はクールで、誰にとっても気持ちのいい存在だろう?だったら僕らもそれを目指そう。
・体験は変えられないけど、思考によって良い経験にも悪い経験にもなる。だから、まずは「自分が悪い」「相手のせい」とレッテルを貼らずに「事実はこうだが、さて……」と受け止めてみよう。
・物を持つときは物体の30cm上に意識を集中すると軽く感じる(唐突な物理解説)。
・ソファーの背にもたれかかってまどろみながら仕事で不愉快だったことを思い出せる人はいない。精神状態は肉体のコンディションに引っ張られる。逆にウキウキした経験を詳細に思い出しながら体を強張らせることはできない。ピンチのときは体と心のどちらかをリラックスさせること。また、リラックス状態になるための姿勢や、思い出すシチュエーションなど決めておくとよい。
・コミュニケーションとは「どう伝えるか」ではなく「どう伝わるか」が全て。どんなテクも相手に合わせなければ無意味。
・目はちらっと合わせて外すのが良い。見つめすぎると挑戦的だと取られる。ただ、長時間目を合わせないでいると相手の心を逃してしまう。
・相手の目(瞳孔)が大きくなったら話を理解してくれている。目が細いようなら情報が足りていないので、立ち返って詳細に説明しよう。
・相手の瞳を見つめ、親密になってから大事な話題を切り出し、視線を外す。相手はあなたと目が合わなくなったことで繋がりが失われたと不安になり、よりオープンになってくれるだろう。
・首を傾げるのは相手の機嫌を取るサイン。相手が傾げていた首を真っ直ぐにしたら警戒されているか納得していないサインとなる。
・上から肩を叩くと威圧的に、横から叩くと友好的になる。
・机上のものを弄りはじめたら、会話の体制を整えたく思っているか、情報を整理したがっている。
・握手をすると相手は嘘をつきづらく、より協力的になる
・ポジティブな言葉に囲まれると、ポジティブな言葉を読み続けていると、その人の思考がポジティブになる。
・自信をもって宣言すればそれは周囲を巻き込む暗示となる。
・カップに冷たい水を入れておき、触ってみて「熱っ!」と言って手を離すと、誰もそのカップの中身が水だとは疑わない。食卓の牛乳に対し、「なんだか変な匂いがするな……」と言えばそれを飲もうとする人はいない。その牛乳を捨てるふりをして台所に持っていき、そのまま引き返してテーブルに置けばみんな新しい牛乳だと思い込む。
・言葉だけで暗示に陥らせることが出来る。「この部屋、何か出そうじゃない?」で嫌な雰囲気に出来るし、「お前には無理だよ」で相手の自信を揺らがせる事もできる。逆に「お前なら大丈夫」で後押しすることも。
・相手をわざと困惑させるような意見を言うことで、相手の批判能力を低下させ、判断力を奪うことが出来る(論点をずらす突飛な意見で混乱させられるアレのことだと思うが具体例が浮かばない)。
・相手を暗示にかけるための注意点
1.相手が無批判に受け入れるよう言葉を選ぶ(そんなことはない、と反感を持たれるような言い回しはしない)。
2.信憑性の無いことは言わない(相手に疑念を生じさせてはいけない。ありうるかも、というラインが重要)。
3.相手の願いに沿うことは信じやすい(痛みに耐える人は解消法を信じたがる。一発逆転を願う人は勝つために藁にもすがる)。
・下げてから上げるテクニックで引き込む「この話はあなたを不愉快にするかもしれない」「本当のことを言うとこの商品は鮮度があまり良くないんですよ。こっちをオススメしてます(同じくらいか少し安い値段のものがよい。高くなると商売っ気を疑われる)。」

・「それとも~」は誘導の王道。「処理だけにしますか、それとも○○もしておきましょうか?」「給油だけにしますか?それとも洗車もしておきましょうか?」
・「このチョコレートたべたい?それともいらない?」と聴くとき、「いらない?」と言いながら首を横に振っていると、相手は「欲しい」という肯定の反応をするのが難しくなる。ミラーリングによって相手は無意識のうちに「No」のメッセージを受け取っているから。
・箱入り文(2つの指示が入っている文)は否定しづらいため、人を従わせやすい。実行しやすいものを入れておくのが良い。「依頼文を記入の上、FAXしてください」「こっちを見て、何か言って」(個人的にはこのテクニックの有効性に疑問)
・名前に続けて要件を伝えることで、OKされる可能性が増す。
・名前を覚えるコツ。名前を聞いたら、同じ名前の知り合いを思い出すようにする。
・人間は非定型をイメージに残し続けるのが下手なので、非定型がない状態で記憶してしまう。「A、B、Cはこの面で使わない」と記憶したつもりでも「A、B、C この面 使う」だけが残ってしまう。「この注射は痛くないから」と言われても「この注射 痛い」だけが残ってしまい、全神経で注射を待ち構えてしまうだろう。よって「安心してください。すぐ良くなりますよ」とだけ伝えるのがいい。他にも、「ジュースをこぼさないで!」と言うより、「ちゃんと両手で持って飲みなさい」という方がいいだろう。
・~しないで、~したい場合以外は。で強調文。「このゲームを買わないで。ゲーム三昧の夏休みを送りたい人以外は」(DMMみたいだ)
・「でも」+ネガティブメッセージは非常に強いので、ちょっと前後の繋がりがおかしくなっても「そして」+ネガティブメッセージの方がいい。
・恋愛、お金、仕事、健康の話は滑らない。
・強烈なフィクションは過去を改変する。嫌なことがあったらリラックスした状態でそのことを脳内再現し、自分のいいように捻じ曲げてしまおう。スッとするはず。セピア色で再現する、再現したものを神の視点から見下ろす、イラスト風に再現したものを丸めて捨ててしまうなども効果的。リラックスした状態でやること。

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