読書24

2017年9月5日 読書
仕事は楽しいかね? 著:デイル・ドーテン 訳:野津 智子

・有名な本なので試しに。
・仕事への取り組み方、どうすれば成功できるかという本なんだけど、まあそういう考えもあるよね的な感じ。
・平易な小説形式なのでスラスラ読めるのは利点。

・ずっとしたいと思ってた仕事をしているのになぜか幸せじゃない、そんな人は計画を立てることに依存しすぎている。目標を設定すると自己管理ができている気になるけど、それがストレスになる。人生なんてどうせ思い通りにいかないのだという諦めが必要だ。
・陸に上がった魚は人間に進化する計画によってそんな行動をとったかというと、そんなことはない。
・成功の前提条件を課題設定とその遂行に求めるのはよしなさい。成功のために課題リストが必要なのは学生まで。
・地方の劇場で不遇をかこっている俳優は全てハリウッドスターより大根か?売れなかった小説はベストセラーよりも常に劣っているのか?問題は試行回数だ。手当たり次第にあれこれやってみることが成功のコツさ。コイン投げの達人は何千回とコインを投げ続けてきたんだ。
・成功者を観て同じものを望むな。手に入れたものを好きになることが最高だ。
・世の中は君が最初に定めた目標が達成されるまでじーっと待ってたりはしない。
・仕事で成功しようと思ったら、まず「適切なときに」「完璧なタイミングで」という思い込みをやめることだ。そんなものは無い……あるかもしれないけど人間には分からない。
・ホーソン実験を上手く活用しよう。人は変化することを怖がるが、試してみることは好きなんだ。被験者は自分たちが実験の対象であること、自分たちの働きが注目されていることで、組織や上司への不信感が薄れ、仕事への意欲が高まる。人は「試す」ことが大好きで、チームの要になりたがっているのだ。
・「完璧」であることは失敗への第一歩なのだ。完璧より良いものを常に求めないと。
・目の前に多くの素晴らしいアイディアが転がっている。だが、それを見つける体制が整っていなければ見過ごしてしまう。多くはゴミだが神様からの贈り物があるかも。理論的ではない?常識と異なる?そんな理由で試さなければ、チャンスがものになる確率はゼロだ。誰だって後からはなんとでも言える。成功者の伝記を読んでよし自分も同じことを!と意気込むのは止めよう。
・できることはなんでも変えてごらん。周りが君の変化に気づくように。好奇心が旺盛で試すのが好きな人物だという噂になれば、みんなの方が君にアイディアを持ってきてくれる。

・リストを3つ作ろう。仕事としてやっていること全てのアクションリスト。仕事をしてイライラする点、問題点。仕事上やっちまったミスの記録。これらを目につくところに貼って、毎日眺めるんだ。
アクションリストはとにかく要素を細かく噛み砕くこと。「レポートを提出する」ならその下にいつ書くのか、どこで情報を手に入れるのか、何を使って書くのかまでしっかりとね。
問題点のリストはそれを解決するために作るんじゃない。解決できることもあるけど、そもそも問題が問題にならなくなる場合もある。マジックテープがズボンにくっつくオナモミに着想を得たことは有名だが、発明者は結局、オナモミがズボンにくっつかないようにはできなかった。
問題を分析したり論理立てて考える必要はない。神様の贈り物を受け容れる準備(身の回りのことに敏感になること!)だけしておけばいいんだ。

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