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会場のカルッツ川崎は駅から20分弱くらい歩くものの、3階席まであるそこそこ広くて使いやすい会場という印象。昼夜2回のイベントでも駅周辺に喫茶店とかいくらでもあるから時間を潰しやすいのもプラス。

影ナレでは、愛ちゃんによる、今回のツアーで開幕恒例になっていた山寺宏一氏の真似からスタート。昼の部では直近の楽天に言及して、1試合3エラー?トリプルプレー?記憶にございませんね?とか言ってた愛ちゃんだけど、夜の部は12-0で負けたらしい当日デーゲームの結果を受けて、は?楽天は本日試合などありませんでしたが?……ああ優勝候補に挙げられてた春に戻りたい……いやこんなシーズンもう繰り返したくないからやっぱりいいわドラフトと後任の監督が気になって夜も眠れません……とか言っててイーグルス仮面の相変わらずっぷりに会場爆笑。
そして舞台袖から出てきたのは背に翼、頭上に光輪を頂いた純白の天使!……のコスプレをした愛ちゃん。可愛い!という声はたくさん上がってたけど、もうアラサーだぞ!って声が出ないのは強いね。愛ちゃんを年齢の話題で弄っちゃうと超面倒くさい最年長が控えてるからね……。
そんな最年長こと香耶は終演の挨拶で「いつもスタッフの方から『かやたんは年々若返っていくね』って言われてて、今日はデビュー直後の映像をみなさんとたくさん見ましたけど、私もそう思います(笑)これからも若く見られるようにがんばります!」と初々しく答えてるのがTHE・香耶って感じだった。

さて、愛ちゃんに続いてぞろぞろ出てきた6人は季節を先取りしすぎのハロウィン衣装。蜂女の美佑、かぼちゃドレスの七海、吸血鬼の美海、女王様の香耶、マーチ・ラビットの吉能、そしてツインテールにパステルカラーが可愛らしいアリス姿の茉祐。本人は「ブロマイドの撮影だけって言ってたやん!ワグナーのみんなの前に出るとか聞いてへんし!マジで!マジで無理だから!」と恥ずかしがってたけど、まゆしぃがこんな格好をなあ……と、むしろまじまじと見てしまう。
そういえば今回の座席、夜の部は1階7列中央で見やすかったし、昼の部はステージサイド、角度は付いてるものの客席よりまるまる1フロア分高く、演者と同じ目線になる場所だった。吉能からは「そこの人たち!彼氏ヅラ?家族ヅラ?していいからね!」というお許しも頂いたので俺も鼻が高いよ……。

今回のファンミーティングはデビュー前後の秘蔵映像を公開するというのがメインコンテンツの一つ。八王子ではデビュー前の映像を。今回はデビュー直後、ショーケースイベントのリハーサルで立ち位置を間違えてダンス中に立ち尽くすまゆしぃとかアフレコの休憩中にソファの上に座ったまま壁の方を向いてうずくまる吉能、七瀬佳乃がモデルだったことにかけてモデルウォークを繰り出す吉能、ドレッシーな服にハーフパンツのジャージを合わせるまゆしぃ、緊張をほぐすために体中をパシパシ叩きまくるまゆしぃ、はじめっから今の演技になっててダンスでもキビキビ脚が上がる美佑、既にイベントでキャラクターの出し方や笑顔の作り方が完成してて華がある美海、ひたすら暗くて大丈夫?ってなる愛ちゃん、2013年のワンフェスだかでもってけ!セーラーふくを披露した頃のまだ固さの残る映像と、MCで噛むまゆしぃ。次の現場までの移動で張り合って走り出すまゆしぃと吉能。
どれも貴重なものだけれど、センターとリーダーのものが多かった気がするね。

アニサマの感想を挟んでイベント後半はライブ。昼夜で個人曲を1曲ずつ披露。

吉能によるわたしの樹は圧巻だった。ただ、昼の部の終わりで「いやー、私がパフォーマンスでみんなを助けてるんだって!」と豪語して笑いを誘った吉能が、夜の部の解放区Aパートで完全に歌詞が飛ぶわ、挽回しようとサビを必死に歌ったら声が枯れるわ、ベレー帽がずっとずり落ちそうで、振付もできずに頭を抑えてるわという状態だったのよね。楽屋帰るなりもう泣きそうだったという話をMCでまゆしぃがバラしてて、そのとき自分がどんな表情をしていたかは想像におまかせしたい曇らせ隊。解放区も落ちサビでどんどん盛り上がっていって突き抜けるような余韻のあるいい曲だよね。好き。

七海は昼ドレス夜ドレスでお姫様みたいだった。昼の部で歌ったももいろDiary♡はWUGの全楽曲通してもかなり上位に来るくらい好きな曲だし、七つの海のコンサートも「きゅるるきゅるるイルカが踊る」のところの歌い方の可愛らしさ、「波を(波を)」のコールを客席に投げかけて「みんなありがと~!覚えてくれたんだね、すごいすごい!」と跳ね回る様はアイドルみたいでもう……デビュー前は茶系のレザーベスト羽織ってた徳島の田舎ヤンキーみたいな娘が……。

そして、どことなくボーカロイド全盛期を思わせるメロディーラインの、ヒロイックな和風ロック。美海にとって昼の狐草子って本当に歌ってみたかった曲なんだろうなってのがひしひしと伝わってくる。個人的にはtrouble!?Travelも溌剌とした高音が気持ちいいので大好き。口ずさんでるといつの間にかミリオンライブ!のHome is a coming now!になってるのが謎だ(曲の雰囲気がそっくりだから仕方ない)。

愛ちゃんの曲は2曲とも桜をイメージしてて、サイリウムの色が青(愛ちゃんのパーソナルカラー)ピンク(桜色クレッシェンド)オレンジ(minority emotions)で割れるのは罠だわ。愛ちゃんの歌が巧いと思ったことは一度もないけど、この曲はどっちも声質に合ってる気がするね。特にminority emotionsは「桜ならどうやって歌うかな 桜ならどうやって咲くのかな」は歌詞も胸に来るから、タイトルどおりのエモさ。

美佑はHELP ME!みゅーちゃん!からnow is the timeまで歌える幅の広さがやっぱり魅力で、色んな曲を歌う機会が増えるといいね。最年少で背も高いからダンスも映えるんだよなあ。ただ、とりあえずは声の仕事か。美海以外は声優として未知数というかみんな単純に経験不足で演技の引き出しが少なくて、自力が全然付いてない気がする。

まゆしぃは、てがみみたいにEテレで流せそうな優等生ソングを歌わせてもGloriAみたいなロックカッコイイ曲で煽りまくっても様になる。WUGでは不動のセンターだけど、ナナシスではどんな顔をしてるのか、別の現場での活躍も気になっちゃうね。

香耶は、あのねがストーリーや時間の経過を意識させる歌詞・歌い方で感心した記憶がある。香耶も、演技はもちろん歌も巧いとは思えない人だから今後はどうかな……東北組はつい来年以降のことに思いを馳せてしまう。

ラストはみんなで7GW。最後の茉祐&吉能ソロを七海&香耶で歌ったり、美佑が振られたときはしっかり「流した涙ファー!」したり、会員限定の特別感があるいいステージだった。大満足。

あ、終演の挨拶で七海が「さっきまで降ってた雨、上がったんだ?最初は降ってた雨がライブの終わり頃には上がってるのっていいよね!」って言ってたけど、駅まで走らなきゃいけない程度にはザーザー降ってて駄目でした。

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