GAME MUSIC ALL TIME BEST 100 by mario
2019年4月27日 日常
※2月に2万字ほど書いてUPしようとしたら画像ファイルが.pdfだったからエラーになって、戻るボタン押したら文章が綺麗さっぱり無くなってたという悲劇を経験したので、もう控えめに。というか3月はWUGのことを日記に書くので精一杯で、4月は仕事がそれどころじゃなかったからGWにやっとこカタチになった。温め過ぎで腐りかけてるわこのネタ。
※日記をローカル保存してる都合上、ローマ数字のナンバリングも英数字にしてます。読み返したとき文字化けするのでね。
※音楽の素養が無いせいで表現がいつも以上にフワッフワだから、間違ってても許してほしい。でも修正しておきたいのでこっそり教えてほしい。マイナーコードって悲しい曲のことでしょ、位の知識だよ(これもたぶん正確ではない)。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★
去年の7月くらいからはじめて11月までかけて好きなゲーム音楽100選を完成させたものの、特に誰かに見せるでもなく自分で温めてました。ただ、1月に「あそぶ!ゲーム展(さいたまSkipシティ)」へ出かけた際、数人にお見せする機会があって、自分の備忘録としてDiarynoteにも残しておこうかなって。
そもそもそんなことをやろうと思ったきっかけは、去年の5月に小旅行に出かけた人たちが、車中バカ犬P持参のゲームBGM集でたいそう盛り上がったと聞いたからなんですよね。ゲームBGMに一家言ある身としては話に加わりたかった!ただ誘われても仕事だったし!というわけで自分を慰めるために100曲セレクトしてみた、という。
とはいえ単に好きな曲・凄いと思う曲を並べると定番曲が多くなって面白みがないから以下のルールを定めた。
1.同じゲームからは3曲まで
そうしないとイースとか聖剣伝説で酷いことになるからね。
まあエストポリス伝記2からは結局4曲選んでるんだけど。「最終決戦」は他でも良かったなー。「未来へ」にしておけばよかった(結局エストポリス)。いやこのED無茶苦茶いいんですよ。世界は救った我が子は守った、けど主人公もヒロインも死んで、それでも人々は平和な日々を過ごしながら英雄の帰還を待ち続けるという。そして敗北者ムーブを繰り返してた幼馴染が……ああ、この頃はクリスタニアでもレイルズがサイアじゃなくてマリスとくっついてましたっけ。いいよね敗北者。
完全に話が逸れた。
2.同じシリーズから選びすぎないようにしよう
いきなり数値目標じゃなくなってて恐縮ですが。
まあこの辺自重しないとロックマンとかドラキュラが何曲入れるんだよって感じになりかねないので。
3.有名所だけじゃなくマイナーなやつも入れよう
そうじゃないとmario Selectionの意味が無いし。たとえばソルスティスのOPとかシルバーサーファーのBGM1は外したよ。10年前ならいざしらず、今は有名になりすぎたものね。
4.プレイしたことのないやつはできるだけ外そう
とはいえ、10曲くらいは入ってますけど。
5.いろんなハード、ジャンルから満遍なく選ぼう
駄目でした。自分のゲーム遍歴からしてRPGが増えるのは分かってたから気をつけてはいたけど、73/100がRPG(ARPG・SRPG含む)。
そんなわけで好きな曲上位100個ってワケじゃないです。こんな曲知らないでしょ、でもいい曲なんだよ!って自己満足目的で挙げたのもいくつかあります。選んでる最中はかなり悩んだし、振り返ってみると選び直したいものも結構あるけど、それも含めて面白い試みだった。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★
……の前に、めっちゃいいと思うけど惜しくも選外にしたゲームの名曲を。
・「鮮烈のリュウ」忍者龍剣伝(FC)
・「月面ステージ」わんぱくダック夢冒険(FC)
・「Mute City」F-ZERO(SFC)
・「タルタル山脈」ゼルダの伝説夢をみる島(GB)
・「レインボーリゾート」星のカービィ 夢の泉の物語(FC)
・「ボンバーキングのテーマ」ボンバーキング(FC)
・「Title(曲名不明)」rAf world(FC)
・「BGM #02(曲名不明)」独眼竜正宗(FC)
・「メインテーマ(曲名不明)」キングコング2 怒りのメガトンパンチ
・「行け!月風魔」月風魔伝(FC)
・「Village」Simcity(SFC)
・「時の回廊」クロノ・トリガー(SFC)
☆★☆★☆★☆★☆★☆★
・METAL MAX 2
「流れ者の歌」「スクラップタウン」
どっちも哀しく虚しい、力が支配する世界の復讐譚っていうMM2のテーマにピッタリの曲。「流れ者の歌」は怪物のために家族も自分の半生も失った老人が復讐を果たしたあと抜け殻になってしまった場所や、死後AIとなって世界を支配している狂気の科学者の亡霊が愛人と平和にテニスを楽しんでいる場所で流れる曲。「スクラップタウン」は作中で聴く機会が5秒で突破できる関所2箇所くらいしかないんだけど、荒涼とした未踏の荒野ってイメージに合致してる。
「お尋ね者の闘い」はこの手の企画だと必ず顔を出すんだけど、個人的にはそこまで。MM2のボス戦って大火力で一気に押し切るか蹂躙されるかのどっちかになりやすくて、長々とBGM聴かないんだよね。「Dr.ミンチに会いましょう」も名曲だけど外した。スローテンポになったり和風になったり、毎回アレンジに幅があるのは面白い。
・Mother
「Bein’ Friends」
「Pollyanna」「Eight Melodies」「Snow man」ではなくこれ。ニンテン1人だと喘息で酷い目に遭うケースが多かったけど、3人揃えば何も怖くない!って高揚した気持ちがよく表現できてる。次点は「easter」だけど、これ1ループ30秒しか無いんだよね。どことなく悲しくて不穏で、好きなんだけど。
・SaGa2 秘宝伝説
「エンディングテーマ1」「死闘の果てに」「Never give up」
「Never give up」はダンジョンの曲なのにこんなノリノリでいいの!?って度肝を抜かれた。おどろおどろしい曲ばっかりってイメージを完全に覆してきたね。「死闘の果てに」はアポロン戦で序盤はイベントから曲の切り替え無しで戦うことになるのに、一定ターンが過ぎるや「きたぞ きたぞ!」と変身して、「ではそろそろいくか!」でマサムネ一閃、味方が1人死亡ってインパクトが強すぎる。
次点は「Save the World」。イントロの緊張感はラスボス最終形態に相応しい。
・THUNDER FORCE V
「Legendary Wing」
ステージ1の名曲。絶対にセガサターン版で聴いてほしい。曲もそうだけど、ステージ演出が最高で、編隊から離れて海上を進むガントレット(自機)が海中を探索し、やがて海面から飛び出すや後ろからはミサイルの弾幕が迫り、それを振り切るとボスが浮上してくるまできっちり1ループ。STGは曲の構成とステージ構成を製作者の意図した通りに楽しめるのがいいね。
・Windepth
「メインテーマ」
正式な曲名が分からない。Windows以前から活動してるBio_100%ってゲーム制作集団がいて……ってこの辺の話はうっかりするとガチで詳しい人が出てきそうだ。
https://www.youtube.com/watch?v=NMxqHkfqoY0
Youtubeを探したらアレンジばっかり引っかかったので、これですよってものを貼っておく。いずれ消えるかもしれないけど自分の記憶にはしっかり刻まれてるから安心。
勇壮な曲だけど2ループ目の途中から転調して更にヒロイックになるのが最高。
・悪魔城ドラキュラ
「Vampire Killer」「Moon Fight」「Bloody Tears」「乾坤の血族」
「Vampire Killer」「Bloody Tears」「Beginning」でドラキュラ三大名曲とか言うらしいけど、個人的にはこれに「乾坤の血族」と「シモン・ベルモンドのテーマ」も加えたい。「Moon Fight」はX68000版限定の曲らしいんだけど、ドラキュラっぽくない洒落た曲で印象に残る。
次点としては「Heart of Fire」がカッコいいけど、そもそもドラキュラは曲の平均点が高くていいね。主人公の挙動っていうかジャンプの軌道とノックバックをどうにかしてくれればゲームの方も……。
・イース
「First Step towards Wars」「Ice Ridge of NOLTIA」「To Make the End of Battle」「フィールド」
好きなゲーム音楽をまともに100曲挙げたらイースからいくつ入るか見当もつかない。「Ruins of MOONDRIA」「Palace of SALMON」「Holders of Power」「Theme of ADOL」「Theme of ADOL 1993」(以上すべてPC-E版)「Mother Earth ALTAGO」「Smashing through the Mountain Path」「セルセタの樹海」「翼を持った少年」とまあざっと浮かぶだけでもこれだけ。ただイースは1・2以外クリアしてないので内容に関しては縮こまってるしかないんだなあ。アクション音痴ゆえ已む無しか、1なんてピクティモスで何回死んだか思い出したくもない。
ただ、はじめからファルコムはすげえなって思いを持ってたワケじゃなく、初イースはFC(ビクター音楽産業)だしそれからSFCのワンダラーズフロムイース(トンキンハウス)と渡ったので、長らくファルコム=ぽっぷるメイルの会社というイメージだった。
・イストワール
「主という名の壁」
RPGツクール2000の超名作RPG。天空の城に繋がる細い階段を、敵を避けつつダッシュで駆け上がるというテンション上がるシチュエーションの名曲なんだけど、あまりにもYsなので聴いたことない人は是非聴いて大笑いしてほしい。
イストワールは音楽担当のARAがハイレベルに纏めてきてて、「決別との再会」も好きな人は絶対に好きという感じの曲。
・ヴィオラートのアトリエ
「疾風」
ゲーム未プレイ。前半もカッコいいけど転調してピアノソロになってからの盛り上がりがいい。メタル具合とかエレキギターの使い方とか、戦闘曲のサウンドクリエイターだと阿知波大輔が一番好きまである。ただ、マナケミアとか黒い瞳のノアとか、手がけたゲームは何一つやってないんだよな。
・英雄伝説6空の軌跡
「空を見上げて」「Sophisticated Fight」「銀の意志」
これも名曲が多いタイトルだけど、「空を見上げて」はゆったり心落ち着けるBGMとしては出色の出来で、目覚ましのアラームにしてた。「銀の意志」は同作中にSuper Arrange Ver.もあるけど無印の方が戦闘BGMとして良くできてる(前奏がある曲がそんなに好きではないから、好みの問題)。「Sophisticated Fight」は主旋律をピアノが担当するというお洒落っぷりで、戦闘BGMの常識を覆された。
「The Fate of The Fairies」「虚ろなる光の封土」「Overdosing Heavenly Bliss」「夢と喧騒の聖地」と壮大だったりストレートにカッコいい曲も多いんだけど、胸焼けしてくるんだよjdkのサウンドは。
・かまいたちの夜
「遠い日の幻影」
初プレイで辿り着く率が驚異の50%超えを記録(俺調べ)したBad Endの曲。でも調べたらPS版はちょっと演出が違うっぽい?ので、このゲームが持つ恐怖と悲壮感はやっぱSFC版じゃないと味わえないね(原理主義者)。
主人公が致命傷を負うところでイントロに入り、徐々に大きくなりながらリフレインを繰り返すBGMをバックにテキストを読み進めると、血で真っ赤な画面から暗転して夜の闇にうっすら浮かぶ木々と真っ白な吹雪という背景で力強くも物悲しい主旋律がはじまる。中学生のときは恐怖と衝撃で1分以上立ち上がれなかったなあ。
静かで落ち着いた「Introduction」、壮大でドラマティックな(ただし冗長で聴き疲れる)「失くしたものは・・・」、ファミマガで場面だけ公開されたときはどんなシーンなのか予想ができずにワクワクしっぱなし、イントロも印象的な「雪の中の追跡」、充実感あふれる「LOVER」と名曲は枚挙に暇がない。「闘い」はどう聴いてもドラクエのボス戦で笑えるのでオススメ。
・グラディウス
「Challenger 1985」
1面がはじまり、真っ暗な宇宙空間で単純なパターンの敵編隊を相手にしてると「Beginning of the History」のBGMが小さくなっていき、そして……色鮮やかな惑星で個性的な敵が襲ってくるゲーム的な急展開をアッパーなこの曲がぐいぐい引っ張る。やっぱSTGはステージとBGMの構成をリンクさせやすいからか、ちゃんと進めれば気持ちいい体験が多い。ちゃんと進めずに死ぬ。
・サガ スカーレットグレイス
「火を与える者~ファイアブリンガー組曲1~」「翔遼乱承!~レオナルドバトル」「花びらを踏みしめて~ウルピナバトル」
一般的にはイトケン節炸裂の「火を生みし者~ファイアブリンガー組曲3~」とか「星神・守護者たち」が人気ありそう。ただ個人的にはラスボス戦3部作のなかでもイントロが最高にシャレオツでかっこいい「1」を推しておく。こんなラスボス戦BGMアリなのか!って感じ。レオナルドとウルピナはどっちも好きなんだけど聴いてるとたまにどっちがどっちか分からなくなる。「臨戦態勢!」も名曲で、戦闘開始前の長めなロード時間を盛り上げてくれる。この曲があるから30秒以上かかるロードも許せるね。
・沙羅曼蛇
「STARFIELD」
またSTGだよ。沙羅曼蛇(FC版)は、狭い通路に当たり判定が詐欺っぽい牙、耐久の高い触手と再生壁とまあ1面がとにかく難易度高くて、BGMも「Power of Anger」「Poison of Snake」と重苦しく緊張を強いる曲でしんどい。
それがどうだ。2面がスタートして縦スクロールに切り替わった瞬間の浮遊感は。1ループが短いのだけが玉に瑕。
沙羅曼蛇は「Planet RATIS」「Thunderbolt」もいいよね。というか思い出補正まで入ってるこの頃のコナミサウンドで大ハズレを探す方が難しいわ。
・スーパーロボット大戦J
「Revenger」
カルヴィナの前期テーマ。スパロボのオリジナル曲って主人公にあてがわれることが多いからヒロイックになりがちだし戦闘BGMだから基本的にはカッコよさに振ってるせいでどれも好きになっちゃいがち。「Dancing Blue」「Dark Knight」「疾風!熱風!サイバスター(OG1版)」「流星、夜を切り裂いて」「流星、夜を切り裂いて(Ver.H)」他諸々。ただ、マップBGMの「はるけき彼方で(SS版)」は荒漠たる宇宙を感じられるから頭抜けて名曲。僅差の戦闘BGMよりこっち挙げればよかった。
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50音順に語れるものだけレビューしはじめてこのへんで、うわまだこんなに残ってんのかよ、と気づいたのでここからは巻きで。1回消えてるから「この話題書いたことあるな」って既視感がすごくて既に飽きてきてるし。
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・聖剣伝説
「果てしなき戦場」「聖剣を求めて」「戦闘2」「危機」「子午線の祀り」「愛に時間を」「Swivel」
みんな「聖剣を求めて」は大好きでしょ。イシュの街での一連のイベント「チョコボでさえあなたが平和を取り戻す最後の希望だと感じてる……」からボガードとの和解を経て外に出るとフィールドBGM変更。宿敵に勝利、からの黒幕に敗北してすべてを失って、再び立ち上がった後半戦のスタートがこれで盛り上がらない筈がない。ほかは「Rising Sun」とか「マナの神殿」「最後の決戦」と繰り返しプレイしたせいで好きな曲が多いね聖剣1は。
2だと「危機」は転調がすごくいい(語彙)。「愛に時間を」は後ろでピロピロ鳴ってるのが好きだ。
・世界樹の迷宮
「翠緑の樹海」「桜ノ立橋」
素直に「鉄華 討ち果て朽ち果て」にしておけばよかった。ただ「桜ノ立橋」は桜の花びら舞い散る迷宮に和風のBGMってインパクトが凄くて。「翠緑の樹海」も今までにない(世界樹はWizともちょっと違う)ゲーム体験がはじまったな!と期待を煽るのに十分な最初の迷宮BGMだった。
曲の好みだと「木偶ノ文庫」なんかは好き。ただこの辺は仕事が立て込んでたせいで、Aボタン固定のオートレベルアップを使って無理やりクリアした苦い記憶しかないのが辛い。
・大航海時代
「アンデス文化圏」「アフリカ」
大航海時代シリーズといえば2までは菅野よう子が作曲してたから評価が高い曲も多い。好きなのはOPの「WIND AHEAD」とか「集落(曲名不明)」とか。でも、個人的に大航海時代と言えば3なんだよね。
単にインドに到達しても名もなき船乗りの行為が流布されることはなくて、ちゃんとスポンサーに航路をプレゼンした上で達成しないと功績が知れ渡らないこと。そして海路じゃなくキャラバンを組んで無理やり陸路でカリカットを目指してもいいこと(イスラム圏を抜けることになるから補給や戦闘面で地獄)。異なる文化圏には通訳を連れて行くか自分で年月をかけて現地語を覚えなければコミュニケーションも取れない。ただし現地の言葉や文字をマスターすれば図書館で文献を漁って珍しい発見も……?自分の能力や年齢には限界があるから結婚・引退でJr.に夢を託すのも面白い。ゲーム的な目標はムー大陸の発見だけど軍隊を引き連れてアフリカに乱立する泡沫王朝を潰して回ったり北京を陥落させたりという無茶だって出来る。
BGMの話からだいぶ逸れたけど3の「アンデス文化圏」はいわゆるフォルクローレ(「コンドルは飛んでいく」みたいなやつ)で、哀愁漂うケーナの音色にギターのリズムが心地よい。Onlineでもこの地方の曲の方向性は同じで、このジャンルの曲そのものが好きなんだなと実感する。Onlineからはみんな大好き「アフリカ」を。夕陽を背にアフリカ大陸沿岸を航海するときの高揚感とヨーロッパを離れて実感する世界の雄大さを感じることが出来る名曲だ。もちろん聴きすぎて常に幻聴が聴こえるレベルだった「リスボン」「イベリアの街」なんかも好きだね。なんだか書いてたらまたやりたくなってきたぞ。KOEIさん後生ですからオフライン版を出してください。
・ダウンタウン熱血行進曲それゆけ大運動会
「駆け抜ける青春」
玉割り担当BGM。このゲームの曲の話だとだいたいデフォルトでクロスカントリーと勝ち抜き格闘に割り振られてる曲の話になる(聴く機会が多いからしょうがない)けど、疾走感と悲哀の混じった魅力ある曲だと思うよ。
・タクティクス・オウガ
「Catastrophe」
別名「怖いのは最初だけよ」。なぜかこのゲームの曲は正式な曲名とサウンドテストの曲名が異なってて、サウンドテストだとおふざけしてるんだよね。そういえばサウンドテストの裏技って聴かなくなったね、そもそも裏技って言葉も……バグとか不具合って表現で片付けられちゃうのは寂しいな。
OPムービーの曲なんだけど、おどろおどろしい前半は深夜の港町で行われた虐殺の模様を、疾走感のある部分に合わせるように青空のもと草原を馬でひた走る青年の様子、そして管楽器が盛り上げる曲の終盤に主人公の育ての親が当局に連行されたシーンを持ってくるという構成で、ムービーの流れにマッチしてるのが非常に良い。
TOだと他には「Limitation(明るさの限界を突破)」「Fight it out!(飲酒運転)」あたりが有名でかっこいい曲。人によってはトレーニングのBGMである「Hervest Dance(王宮のダンス)」を聴き込んだ人もいそうだ。俺はゴミだよ。クリザローでヒーリング買って部隊を即Lv50にしたゴミだ。
・天地を喰らうⅡ諸葛孔明伝
「攻城戦」
「袁術戦」と並んでFCを代表するレベルのいい曲だから選出するのはどっちでもいいんだけど、ループ終わりの物悲しさが好きだから「攻城戦」の方を。確か作曲者はロックマン3の方。ロックマンシリーズだと3の曲が個人的な平均点高いから納得。
・東方永夜抄
「懐かしき東方の血」
ピアノが好きだから。もともと東方はピアノ曲が少なくないし、中でも永夜抄は夜に展開されるお話の雰囲気に合ってるからか多め。「ヴォヤージュ1970」とか「シンデレラケージ」とかね。ゲームBGMにしては目立ち過ぎだしループも雑な東方曲を100曲に入れていいものか迷ったけど、イースも同傾向っていうかループ無視問題は向こうの方がはるかに酷いからいいでしょう。
挙げようか迷ったのは「亡き王女の為のセプテット」「月時計~ルナ・ダイアル」「紅楼~eastern dream」「フォールオブフォール~秋めく滝」あたり。一番好きなのは「G Free」だけどあれゲームの曲じゃないからね。
・ドラえもん
「魔境編2」「最終ステージ」
キャラゲーはクソという風潮に「それはバンダイだけの話だぜ」と待ったをかけるのはハドソンとエポック社によるドラゲー。魔境編はエリアごとにBGMが切り替わる豪華仕様で、中でも「2」と「3」は評価する声が多そう。ゲームそのものの難易度が高いから「BGMが変わった!」って喜びのテンションで高評価を付けてる可能性もあるけど。
対決ひみつ道具!!の方は最終ステージ(とエンディングでも使われてる)この曲だけクオリティが高すぎて、小学生ながら感動した。SFC版でもアレンジが使われてたから人気あったんだろうね。
・ドラゴンクエスト
「遙かなる旅路」「Love Song探して」「冒険の旅」「勇者の挑戦」「栄光の戦い~生か死か」「ジプシーダンス」「勇者の故郷」「序曲」
流石にドラクエは多い。はじめてプレイしたのは3で、当時は「冒険の旅」をハミングしながら裏山でドラクエごっこして遊んでたね。ひのきのぼう(落ちてる枝)は可愛いものだったけど、どうのつるぎって木製の模造刀を持って来た友人はやりすぎ。
次にプレイしたのは2。賑やかなPTと勇壮なフィールド曲な3に対して2の「遙かなる旅路」はたった一人でハーゴンに立ち向かうローレシアの王子の厳しい運命を予感させるようで、文句なく名曲。ふっかつのじゅもん入力画面の「Love Song探して」もヴォーカルアレンジされるくらい有名曲だけど大好き。
「栄光の戦い~生か死か」はドラクエの戦闘曲の中では技巧的に一番凝ってるかな。途中で拍子が変わるところでぐぐっと溜めてからのサビ、盛り上がるよね。
5以降はあんまり印象に残らない……というよりもういい歳だったから。子供の頃の良質なRPG体験の方が心に深く刻まれたんだろう。
・ドラゴンスピリット
「PALEOZOIC ERA」
STGはステージ1に名曲多すぎ問題。ドラスピの場合、正確にはステージ0があるけども、ブルードラゴン変身デモを挟んでの実質ファーストステージだからね古生代。ドラスピはこれ以外にもステージ3の曲も人気だし、内容もSF色が強いSTG界にあって異色のファンタジー系、しかも縦シューなのに横シュー並に地形避けの要素が強いという面白珍しいゲームだった。FC版はSTGでほぼ唯一ノーミスクリアできるまでやったな。
・ファイナルファンタジー
「悠久の風」「ドーガとウネの館」「闇のクリスタル」「バトル1」「はるかなる故郷」「仲間を求めて」
友達の家で3のBGMアレンジアルバム「悠久の風伝説」を聴いて、ゲーム内容も知らないのにどうしても欲しくなって誕生日に買ってもらったのが、はじめて手に入れたCDだった。このCDに収録されてるボーカル曲がなぜか時を越えて6のCMで使われてたのは今でも謎。
FF3はとにかく捨て曲の無いゲームで、ドラクエのようなユーモラスさの無いモンスターのデザインも含めて非常に惹かれた。けど、子供の頃は敢えて「色々ゲームやったけど、やっぱりドラクエがいいね」ってて言っておくのが通っぽいという価値観があったのでFF3本編をクリアしたのは25歳になってからだった。
FF5はビッグブリッヂそんなに好きじゃない。「新しい世界」はかなり迷ったけど、あの曲は飛空艇のプロペラ音が入って完成だと思ってるから。
6から「仲間を求めて」を挙げるのは安易かと思わなくもないが、挙げないのは嘘だからね。他には哀愁漂う「ティナのテーマ」がいい。アルテマウェポン戦の「死闘」も好き。「妖星乱舞」は長すぎる。
・ヘラクレスの栄光Ⅱタイタンの滅亡
「戦闘」
ループ短いけど、悲しい旋律のこの曲、ゲームの戦闘BGMで一番好きと言い切ってしまおう。友達の家ではじめて聴いたときは夕方になっても家に帰らず友達のプレイを眺めてる迷惑な子供だった。
・ムーンクリスタル
「Stage1」
ソルスティスは有名だけどこっちはまだまだマイナーかな。FC末期らしい無茶技術。弟が文房具屋のワゴンでから発掘してきたときはまだFCにこんなゲームがあるのか!と驚いた。同じ店にサマーカーニバル’92烈火も捨て値で置いてあったけどSTG苦手だからスルーしてしまった。ナグザットは天神怪戦とか暴れん坊天狗とか意欲的なSTGゲームを出してくれてたから好きではあったんだけどどれも難しいんだ。
・魍魎戦記MADARA
「MA・DA・RA」
CMで流れてた気がする。コナミってRPGまで作れるの……最強のメーカーじゃん……って思ってた頃。まあ実際にやってみるとバランスとかシステムとか色々と雑だったり練り込み不足だったりうーnな出来ではあった。曲は文句なくいいけど。
・桃太郎伝説
「天の声」
哀愁漂う……ってこのワード何回使うんだ。でも物悲しさが胸に沁みる名曲。パスワードって聴いてる時間が長いから、曲がいいのは助かる。まあ「ふ」か「おにのばか」なんですけど。
・夜が来る!
「A night come’s!(Hardrock ver.」「Fighting under the blue moon」
終盤のイベント曲(OPテーマのアレンジ)と、戦闘曲。戦闘曲の方はピアノの音がめっちゃ綺麗で、アリスソフト自体アダルトゲームメーカーなのにゲーム部分に気合が入ってるのは伝わってきたし、音楽もすごい!って思わされた。「ストーリーがいいんですよ!」の向こうを張って「曲がいいんですよ!」って言いたい。夜が来る!はストーリーも悪くない(どころかペルソナ3の元ネタだ)けど、七荻さんが非処女だったのは忘れないし許さないよ。
・ロックマン3 ドクターワイリーの最期?
「Stage Start」「SPARK MAN」
上でも触れたようにロックマンは3の曲が平均点高い。
スパークマンの他にスネークマンとかニードルマンとか。マグネットマンも変化球で面白い。他のシリーズだとメタルマンやブライトマンがいいね。
ステージ開始の曲はもうダントツで3。目覚ましにしてたくらい好きだ。起き抜けに緊張感が走るから止めたけど。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★
基本的に悲しい感じの旋律が好きなんだなというのがよく分かる。明るく楽しくアップテンポな曲が多いアクションゲームが全然刺さらないのもこの辺に理由がありそう。
※日記をローカル保存してる都合上、ローマ数字のナンバリングも英数字にしてます。読み返したとき文字化けするのでね。
※音楽の素養が無いせいで表現がいつも以上にフワッフワだから、間違ってても許してほしい。でも修正しておきたいのでこっそり教えてほしい。マイナーコードって悲しい曲のことでしょ、位の知識だよ(これもたぶん正確ではない)。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★
去年の7月くらいからはじめて11月までかけて好きなゲーム音楽100選を完成させたものの、特に誰かに見せるでもなく自分で温めてました。ただ、1月に「あそぶ!ゲーム展(さいたまSkipシティ)」へ出かけた際、数人にお見せする機会があって、自分の備忘録としてDiarynoteにも残しておこうかなって。
そもそもそんなことをやろうと思ったきっかけは、去年の5月に小旅行に出かけた人たちが、車中バカ犬P持参のゲームBGM集でたいそう盛り上がったと聞いたからなんですよね。ゲームBGMに一家言ある身としては話に加わりたかった!ただ誘われても仕事だったし!というわけで自分を慰めるために100曲セレクトしてみた、という。
とはいえ単に好きな曲・凄いと思う曲を並べると定番曲が多くなって面白みがないから以下のルールを定めた。
1.同じゲームからは3曲まで
そうしないとイースとか聖剣伝説で酷いことになるからね。
まあエストポリス伝記2からは結局4曲選んでるんだけど。「最終決戦」は他でも良かったなー。「未来へ」にしておけばよかった(結局エストポリス)。いやこのED無茶苦茶いいんですよ。世界は救った我が子は守った、けど主人公もヒロインも死んで、それでも人々は平和な日々を過ごしながら英雄の帰還を待ち続けるという。そして敗北者ムーブを繰り返してた幼馴染が……ああ、この頃はクリスタニアでもレイルズがサイアじゃなくてマリスとくっついてましたっけ。いいよね敗北者。
完全に話が逸れた。
2.同じシリーズから選びすぎないようにしよう
いきなり数値目標じゃなくなってて恐縮ですが。
まあこの辺自重しないとロックマンとかドラキュラが何曲入れるんだよって感じになりかねないので。
3.有名所だけじゃなくマイナーなやつも入れよう
そうじゃないとmario Selectionの意味が無いし。たとえばソルスティスのOPとかシルバーサーファーのBGM1は外したよ。10年前ならいざしらず、今は有名になりすぎたものね。
4.プレイしたことのないやつはできるだけ外そう
とはいえ、10曲くらいは入ってますけど。
5.いろんなハード、ジャンルから満遍なく選ぼう
駄目でした。自分のゲーム遍歴からしてRPGが増えるのは分かってたから気をつけてはいたけど、73/100がRPG(ARPG・SRPG含む)。
そんなわけで好きな曲上位100個ってワケじゃないです。こんな曲知らないでしょ、でもいい曲なんだよ!って自己満足目的で挙げたのもいくつかあります。選んでる最中はかなり悩んだし、振り返ってみると選び直したいものも結構あるけど、それも含めて面白い試みだった。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★
……の前に、めっちゃいいと思うけど惜しくも選外にしたゲームの名曲を。
・「鮮烈のリュウ」忍者龍剣伝(FC)
・「月面ステージ」わんぱくダック夢冒険(FC)
・「Mute City」F-ZERO(SFC)
・「タルタル山脈」ゼルダの伝説夢をみる島(GB)
・「レインボーリゾート」星のカービィ 夢の泉の物語(FC)
・「ボンバーキングのテーマ」ボンバーキング(FC)
・「Title(曲名不明)」rAf world(FC)
・「BGM #02(曲名不明)」独眼竜正宗(FC)
・「メインテーマ(曲名不明)」キングコング2 怒りのメガトンパンチ
・「行け!月風魔」月風魔伝(FC)
・「Village」Simcity(SFC)
・「時の回廊」クロノ・トリガー(SFC)
☆★☆★☆★☆★☆★☆★
・METAL MAX 2
「流れ者の歌」「スクラップタウン」
どっちも哀しく虚しい、力が支配する世界の復讐譚っていうMM2のテーマにピッタリの曲。「流れ者の歌」は怪物のために家族も自分の半生も失った老人が復讐を果たしたあと抜け殻になってしまった場所や、死後AIとなって世界を支配している狂気の科学者の亡霊が愛人と平和にテニスを楽しんでいる場所で流れる曲。「スクラップタウン」は作中で聴く機会が5秒で突破できる関所2箇所くらいしかないんだけど、荒涼とした未踏の荒野ってイメージに合致してる。
「お尋ね者の闘い」はこの手の企画だと必ず顔を出すんだけど、個人的にはそこまで。MM2のボス戦って大火力で一気に押し切るか蹂躙されるかのどっちかになりやすくて、長々とBGM聴かないんだよね。「Dr.ミンチに会いましょう」も名曲だけど外した。スローテンポになったり和風になったり、毎回アレンジに幅があるのは面白い。
・Mother
「Bein’ Friends」
「Pollyanna」「Eight Melodies」「Snow man」ではなくこれ。ニンテン1人だと喘息で酷い目に遭うケースが多かったけど、3人揃えば何も怖くない!って高揚した気持ちがよく表現できてる。次点は「easter」だけど、これ1ループ30秒しか無いんだよね。どことなく悲しくて不穏で、好きなんだけど。
・SaGa2 秘宝伝説
「エンディングテーマ1」「死闘の果てに」「Never give up」
「Never give up」はダンジョンの曲なのにこんなノリノリでいいの!?って度肝を抜かれた。おどろおどろしい曲ばっかりってイメージを完全に覆してきたね。「死闘の果てに」はアポロン戦で序盤はイベントから曲の切り替え無しで戦うことになるのに、一定ターンが過ぎるや「きたぞ きたぞ!」と変身して、「ではそろそろいくか!」でマサムネ一閃、味方が1人死亡ってインパクトが強すぎる。
次点は「Save the World」。イントロの緊張感はラスボス最終形態に相応しい。
・THUNDER FORCE V
「Legendary Wing」
ステージ1の名曲。絶対にセガサターン版で聴いてほしい。曲もそうだけど、ステージ演出が最高で、編隊から離れて海上を進むガントレット(自機)が海中を探索し、やがて海面から飛び出すや後ろからはミサイルの弾幕が迫り、それを振り切るとボスが浮上してくるまできっちり1ループ。STGは曲の構成とステージ構成を製作者の意図した通りに楽しめるのがいいね。
・Windepth
「メインテーマ」
正式な曲名が分からない。Windows以前から活動してるBio_100%ってゲーム制作集団がいて……ってこの辺の話はうっかりするとガチで詳しい人が出てきそうだ。
https://www.youtube.com/watch?v=NMxqHkfqoY0
Youtubeを探したらアレンジばっかり引っかかったので、これですよってものを貼っておく。いずれ消えるかもしれないけど自分の記憶にはしっかり刻まれてるから安心。
勇壮な曲だけど2ループ目の途中から転調して更にヒロイックになるのが最高。
・悪魔城ドラキュラ
「Vampire Killer」「Moon Fight」「Bloody Tears」「乾坤の血族」
「Vampire Killer」「Bloody Tears」「Beginning」でドラキュラ三大名曲とか言うらしいけど、個人的にはこれに「乾坤の血族」と「シモン・ベルモンドのテーマ」も加えたい。「Moon Fight」はX68000版限定の曲らしいんだけど、ドラキュラっぽくない洒落た曲で印象に残る。
次点としては「Heart of Fire」がカッコいいけど、そもそもドラキュラは曲の平均点が高くていいね。主人公の挙動っていうかジャンプの軌道とノックバックをどうにかしてくれればゲームの方も……。
・イース
「First Step towards Wars」「Ice Ridge of NOLTIA」「To Make the End of Battle」「フィールド」
好きなゲーム音楽をまともに100曲挙げたらイースからいくつ入るか見当もつかない。「Ruins of MOONDRIA」「Palace of SALMON」「Holders of Power」「Theme of ADOL」「Theme of ADOL 1993」(以上すべてPC-E版)「Mother Earth ALTAGO」「Smashing through the Mountain Path」「セルセタの樹海」「翼を持った少年」とまあざっと浮かぶだけでもこれだけ。ただイースは1・2以外クリアしてないので内容に関しては縮こまってるしかないんだなあ。アクション音痴ゆえ已む無しか、1なんてピクティモスで何回死んだか思い出したくもない。
ただ、はじめからファルコムはすげえなって思いを持ってたワケじゃなく、初イースはFC(ビクター音楽産業)だしそれからSFCのワンダラーズフロムイース(トンキンハウス)と渡ったので、長らくファルコム=ぽっぷるメイルの会社というイメージだった。
・イストワール
「主という名の壁」
RPGツクール2000の超名作RPG。天空の城に繋がる細い階段を、敵を避けつつダッシュで駆け上がるというテンション上がるシチュエーションの名曲なんだけど、あまりにもYsなので聴いたことない人は是非聴いて大笑いしてほしい。
イストワールは音楽担当のARAがハイレベルに纏めてきてて、「決別との再会」も好きな人は絶対に好きという感じの曲。
・ヴィオラートのアトリエ
「疾風」
ゲーム未プレイ。前半もカッコいいけど転調してピアノソロになってからの盛り上がりがいい。メタル具合とかエレキギターの使い方とか、戦闘曲のサウンドクリエイターだと阿知波大輔が一番好きまである。ただ、マナケミアとか黒い瞳のノアとか、手がけたゲームは何一つやってないんだよな。
・英雄伝説6空の軌跡
「空を見上げて」「Sophisticated Fight」「銀の意志」
これも名曲が多いタイトルだけど、「空を見上げて」はゆったり心落ち着けるBGMとしては出色の出来で、目覚ましのアラームにしてた。「銀の意志」は同作中にSuper Arrange Ver.もあるけど無印の方が戦闘BGMとして良くできてる(前奏がある曲がそんなに好きではないから、好みの問題)。「Sophisticated Fight」は主旋律をピアノが担当するというお洒落っぷりで、戦闘BGMの常識を覆された。
「The Fate of The Fairies」「虚ろなる光の封土」「Overdosing Heavenly Bliss」「夢と喧騒の聖地」と壮大だったりストレートにカッコいい曲も多いんだけど、胸焼けしてくるんだよjdkのサウンドは。
・かまいたちの夜
「遠い日の幻影」
初プレイで辿り着く率が驚異の50%超えを記録(俺調べ)したBad Endの曲。でも調べたらPS版はちょっと演出が違うっぽい?ので、このゲームが持つ恐怖と悲壮感はやっぱSFC版じゃないと味わえないね(原理主義者)。
主人公が致命傷を負うところでイントロに入り、徐々に大きくなりながらリフレインを繰り返すBGMをバックにテキストを読み進めると、血で真っ赤な画面から暗転して夜の闇にうっすら浮かぶ木々と真っ白な吹雪という背景で力強くも物悲しい主旋律がはじまる。中学生のときは恐怖と衝撃で1分以上立ち上がれなかったなあ。
静かで落ち着いた「Introduction」、壮大でドラマティックな(ただし冗長で聴き疲れる)「失くしたものは・・・」、ファミマガで場面だけ公開されたときはどんなシーンなのか予想ができずにワクワクしっぱなし、イントロも印象的な「雪の中の追跡」、充実感あふれる「LOVER」と名曲は枚挙に暇がない。「闘い」はどう聴いてもドラクエのボス戦で笑えるのでオススメ。
・グラディウス
「Challenger 1985」
1面がはじまり、真っ暗な宇宙空間で単純なパターンの敵編隊を相手にしてると「Beginning of the History」のBGMが小さくなっていき、そして……色鮮やかな惑星で個性的な敵が襲ってくるゲーム的な急展開をアッパーなこの曲がぐいぐい引っ張る。やっぱSTGはステージとBGMの構成をリンクさせやすいからか、ちゃんと進めれば気持ちいい体験が多い。ちゃんと進めずに死ぬ。
・サガ スカーレットグレイス
「火を与える者~ファイアブリンガー組曲1~」「翔遼乱承!~レオナルドバトル」「花びらを踏みしめて~ウルピナバトル」
一般的にはイトケン節炸裂の「火を生みし者~ファイアブリンガー組曲3~」とか「星神・守護者たち」が人気ありそう。ただ個人的にはラスボス戦3部作のなかでもイントロが最高にシャレオツでかっこいい「1」を推しておく。こんなラスボス戦BGMアリなのか!って感じ。レオナルドとウルピナはどっちも好きなんだけど聴いてるとたまにどっちがどっちか分からなくなる。「臨戦態勢!」も名曲で、戦闘開始前の長めなロード時間を盛り上げてくれる。この曲があるから30秒以上かかるロードも許せるね。
・沙羅曼蛇
「STARFIELD」
またSTGだよ。沙羅曼蛇(FC版)は、狭い通路に当たり判定が詐欺っぽい牙、耐久の高い触手と再生壁とまあ1面がとにかく難易度高くて、BGMも「Power of Anger」「Poison of Snake」と重苦しく緊張を強いる曲でしんどい。
それがどうだ。2面がスタートして縦スクロールに切り替わった瞬間の浮遊感は。1ループが短いのだけが玉に瑕。
沙羅曼蛇は「Planet RATIS」「Thunderbolt」もいいよね。というか思い出補正まで入ってるこの頃のコナミサウンドで大ハズレを探す方が難しいわ。
・スーパーロボット大戦J
「Revenger」
カルヴィナの前期テーマ。スパロボのオリジナル曲って主人公にあてがわれることが多いからヒロイックになりがちだし戦闘BGMだから基本的にはカッコよさに振ってるせいでどれも好きになっちゃいがち。「Dancing Blue」「Dark Knight」「疾風!熱風!サイバスター(OG1版)」「流星、夜を切り裂いて」「流星、夜を切り裂いて(Ver.H)」他諸々。ただ、マップBGMの「はるけき彼方で(SS版)」は荒漠たる宇宙を感じられるから頭抜けて名曲。僅差の戦闘BGMよりこっち挙げればよかった。
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50音順に語れるものだけレビューしはじめてこのへんで、うわまだこんなに残ってんのかよ、と気づいたのでここからは巻きで。1回消えてるから「この話題書いたことあるな」って既視感がすごくて既に飽きてきてるし。
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・聖剣伝説
「果てしなき戦場」「聖剣を求めて」「戦闘2」「危機」「子午線の祀り」「愛に時間を」「Swivel」
みんな「聖剣を求めて」は大好きでしょ。イシュの街での一連のイベント「チョコボでさえあなたが平和を取り戻す最後の希望だと感じてる……」からボガードとの和解を経て外に出るとフィールドBGM変更。宿敵に勝利、からの黒幕に敗北してすべてを失って、再び立ち上がった後半戦のスタートがこれで盛り上がらない筈がない。ほかは「Rising Sun」とか「マナの神殿」「最後の決戦」と繰り返しプレイしたせいで好きな曲が多いね聖剣1は。
2だと「危機」は転調がすごくいい(語彙)。「愛に時間を」は後ろでピロピロ鳴ってるのが好きだ。
・世界樹の迷宮
「翠緑の樹海」「桜ノ立橋」
素直に「鉄華 討ち果て朽ち果て」にしておけばよかった。ただ「桜ノ立橋」は桜の花びら舞い散る迷宮に和風のBGMってインパクトが凄くて。「翠緑の樹海」も今までにない(世界樹はWizともちょっと違う)ゲーム体験がはじまったな!と期待を煽るのに十分な最初の迷宮BGMだった。
曲の好みだと「木偶ノ文庫」なんかは好き。ただこの辺は仕事が立て込んでたせいで、Aボタン固定のオートレベルアップを使って無理やりクリアした苦い記憶しかないのが辛い。
・大航海時代
「アンデス文化圏」「アフリカ」
大航海時代シリーズといえば2までは菅野よう子が作曲してたから評価が高い曲も多い。好きなのはOPの「WIND AHEAD」とか「集落(曲名不明)」とか。でも、個人的に大航海時代と言えば3なんだよね。
単にインドに到達しても名もなき船乗りの行為が流布されることはなくて、ちゃんとスポンサーに航路をプレゼンした上で達成しないと功績が知れ渡らないこと。そして海路じゃなくキャラバンを組んで無理やり陸路でカリカットを目指してもいいこと(イスラム圏を抜けることになるから補給や戦闘面で地獄)。異なる文化圏には通訳を連れて行くか自分で年月をかけて現地語を覚えなければコミュニケーションも取れない。ただし現地の言葉や文字をマスターすれば図書館で文献を漁って珍しい発見も……?自分の能力や年齢には限界があるから結婚・引退でJr.に夢を託すのも面白い。ゲーム的な目標はムー大陸の発見だけど軍隊を引き連れてアフリカに乱立する泡沫王朝を潰して回ったり北京を陥落させたりという無茶だって出来る。
BGMの話からだいぶ逸れたけど3の「アンデス文化圏」はいわゆるフォルクローレ(「コンドルは飛んでいく」みたいなやつ)で、哀愁漂うケーナの音色にギターのリズムが心地よい。Onlineでもこの地方の曲の方向性は同じで、このジャンルの曲そのものが好きなんだなと実感する。Onlineからはみんな大好き「アフリカ」を。夕陽を背にアフリカ大陸沿岸を航海するときの高揚感とヨーロッパを離れて実感する世界の雄大さを感じることが出来る名曲だ。もちろん聴きすぎて常に幻聴が聴こえるレベルだった「リスボン」「イベリアの街」なんかも好きだね。なんだか書いてたらまたやりたくなってきたぞ。KOEIさん後生ですからオフライン版を出してください。
・ダウンタウン熱血行進曲それゆけ大運動会
「駆け抜ける青春」
玉割り担当BGM。このゲームの曲の話だとだいたいデフォルトでクロスカントリーと勝ち抜き格闘に割り振られてる曲の話になる(聴く機会が多いからしょうがない)けど、疾走感と悲哀の混じった魅力ある曲だと思うよ。
・タクティクス・オウガ
「Catastrophe」
別名「怖いのは最初だけよ」。なぜかこのゲームの曲は正式な曲名とサウンドテストの曲名が異なってて、サウンドテストだとおふざけしてるんだよね。そういえばサウンドテストの裏技って聴かなくなったね、そもそも裏技って言葉も……バグとか不具合って表現で片付けられちゃうのは寂しいな。
OPムービーの曲なんだけど、おどろおどろしい前半は深夜の港町で行われた虐殺の模様を、疾走感のある部分に合わせるように青空のもと草原を馬でひた走る青年の様子、そして管楽器が盛り上げる曲の終盤に主人公の育ての親が当局に連行されたシーンを持ってくるという構成で、ムービーの流れにマッチしてるのが非常に良い。
TOだと他には「Limitation(明るさの限界を突破)」「Fight it out!(飲酒運転)」あたりが有名でかっこいい曲。人によってはトレーニングのBGMである「Hervest Dance(王宮のダンス)」を聴き込んだ人もいそうだ。俺はゴミだよ。クリザローでヒーリング買って部隊を即Lv50にしたゴミだ。
・天地を喰らうⅡ諸葛孔明伝
「攻城戦」
「袁術戦」と並んでFCを代表するレベルのいい曲だから選出するのはどっちでもいいんだけど、ループ終わりの物悲しさが好きだから「攻城戦」の方を。確か作曲者はロックマン3の方。ロックマンシリーズだと3の曲が個人的な平均点高いから納得。
・東方永夜抄
「懐かしき東方の血」
ピアノが好きだから。もともと東方はピアノ曲が少なくないし、中でも永夜抄は夜に展開されるお話の雰囲気に合ってるからか多め。「ヴォヤージュ1970」とか「シンデレラケージ」とかね。ゲームBGMにしては目立ち過ぎだしループも雑な東方曲を100曲に入れていいものか迷ったけど、イースも同傾向っていうかループ無視問題は向こうの方がはるかに酷いからいいでしょう。
挙げようか迷ったのは「亡き王女の為のセプテット」「月時計~ルナ・ダイアル」「紅楼~eastern dream」「フォールオブフォール~秋めく滝」あたり。一番好きなのは「G Free」だけどあれゲームの曲じゃないからね。
・ドラえもん
「魔境編2」「最終ステージ」
キャラゲーはクソという風潮に「それはバンダイだけの話だぜ」と待ったをかけるのはハドソンとエポック社によるドラゲー。魔境編はエリアごとにBGMが切り替わる豪華仕様で、中でも「2」と「3」は評価する声が多そう。ゲームそのものの難易度が高いから「BGMが変わった!」って喜びのテンションで高評価を付けてる可能性もあるけど。
対決ひみつ道具!!の方は最終ステージ(とエンディングでも使われてる)この曲だけクオリティが高すぎて、小学生ながら感動した。SFC版でもアレンジが使われてたから人気あったんだろうね。
・ドラゴンクエスト
「遙かなる旅路」「Love Song探して」「冒険の旅」「勇者の挑戦」「栄光の戦い~生か死か」「ジプシーダンス」「勇者の故郷」「序曲」
流石にドラクエは多い。はじめてプレイしたのは3で、当時は「冒険の旅」をハミングしながら裏山でドラクエごっこして遊んでたね。ひのきのぼう(落ちてる枝)は可愛いものだったけど、どうのつるぎって木製の模造刀を持って来た友人はやりすぎ。
次にプレイしたのは2。賑やかなPTと勇壮なフィールド曲な3に対して2の「遙かなる旅路」はたった一人でハーゴンに立ち向かうローレシアの王子の厳しい運命を予感させるようで、文句なく名曲。ふっかつのじゅもん入力画面の「Love Song探して」もヴォーカルアレンジされるくらい有名曲だけど大好き。
「栄光の戦い~生か死か」はドラクエの戦闘曲の中では技巧的に一番凝ってるかな。途中で拍子が変わるところでぐぐっと溜めてからのサビ、盛り上がるよね。
5以降はあんまり印象に残らない……というよりもういい歳だったから。子供の頃の良質なRPG体験の方が心に深く刻まれたんだろう。
・ドラゴンスピリット
「PALEOZOIC ERA」
STGはステージ1に名曲多すぎ問題。ドラスピの場合、正確にはステージ0があるけども、ブルードラゴン変身デモを挟んでの実質ファーストステージだからね古生代。ドラスピはこれ以外にもステージ3の曲も人気だし、内容もSF色が強いSTG界にあって異色のファンタジー系、しかも縦シューなのに横シュー並に地形避けの要素が強いという面白珍しいゲームだった。FC版はSTGでほぼ唯一ノーミスクリアできるまでやったな。
・ファイナルファンタジー
「悠久の風」「ドーガとウネの館」「闇のクリスタル」「バトル1」「はるかなる故郷」「仲間を求めて」
友達の家で3のBGMアレンジアルバム「悠久の風伝説」を聴いて、ゲーム内容も知らないのにどうしても欲しくなって誕生日に買ってもらったのが、はじめて手に入れたCDだった。このCDに収録されてるボーカル曲がなぜか時を越えて6のCMで使われてたのは今でも謎。
FF3はとにかく捨て曲の無いゲームで、ドラクエのようなユーモラスさの無いモンスターのデザインも含めて非常に惹かれた。けど、子供の頃は敢えて「色々ゲームやったけど、やっぱりドラクエがいいね」ってて言っておくのが通っぽいという価値観があったのでFF3本編をクリアしたのは25歳になってからだった。
FF5はビッグブリッヂそんなに好きじゃない。「新しい世界」はかなり迷ったけど、あの曲は飛空艇のプロペラ音が入って完成だと思ってるから。
6から「仲間を求めて」を挙げるのは安易かと思わなくもないが、挙げないのは嘘だからね。他には哀愁漂う「ティナのテーマ」がいい。アルテマウェポン戦の「死闘」も好き。「妖星乱舞」は長すぎる。
・ヘラクレスの栄光Ⅱタイタンの滅亡
「戦闘」
ループ短いけど、悲しい旋律のこの曲、ゲームの戦闘BGMで一番好きと言い切ってしまおう。友達の家ではじめて聴いたときは夕方になっても家に帰らず友達のプレイを眺めてる迷惑な子供だった。
・ムーンクリスタル
「Stage1」
ソルスティスは有名だけどこっちはまだまだマイナーかな。FC末期らしい無茶技術。弟が文房具屋のワゴンでから発掘してきたときはまだFCにこんなゲームがあるのか!と驚いた。同じ店にサマーカーニバル’92烈火も捨て値で置いてあったけどSTG苦手だからスルーしてしまった。ナグザットは天神怪戦とか暴れん坊天狗とか意欲的なSTGゲームを出してくれてたから好きではあったんだけどどれも難しいんだ。
・魍魎戦記MADARA
「MA・DA・RA」
CMで流れてた気がする。コナミってRPGまで作れるの……最強のメーカーじゃん……って思ってた頃。まあ実際にやってみるとバランスとかシステムとか色々と雑だったり練り込み不足だったりうーnな出来ではあった。曲は文句なくいいけど。
・桃太郎伝説
「天の声」
哀愁漂う……ってこのワード何回使うんだ。でも物悲しさが胸に沁みる名曲。パスワードって聴いてる時間が長いから、曲がいいのは助かる。まあ「ふ」か「おにのばか」なんですけど。
・夜が来る!
「A night come’s!(Hardrock ver.」「Fighting under the blue moon」
終盤のイベント曲(OPテーマのアレンジ)と、戦闘曲。戦闘曲の方はピアノの音がめっちゃ綺麗で、アリスソフト自体アダルトゲームメーカーなのにゲーム部分に気合が入ってるのは伝わってきたし、音楽もすごい!って思わされた。「ストーリーがいいんですよ!」の向こうを張って「曲がいいんですよ!」って言いたい。夜が来る!はストーリーも悪くない(どころかペルソナ3の元ネタだ)けど、七荻さんが非処女だったのは忘れないし許さないよ。
・ロックマン3 ドクターワイリーの最期?
「Stage Start」「SPARK MAN」
上でも触れたようにロックマンは3の曲が平均点高い。
スパークマンの他にスネークマンとかニードルマンとか。マグネットマンも変化球で面白い。他のシリーズだとメタルマンやブライトマンがいいね。
ステージ開始の曲はもうダントツで3。目覚ましにしてたくらい好きだ。起き抜けに緊張感が走るから止めたけど。
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基本的に悲しい感じの旋律が好きなんだなというのがよく分かる。明るく楽しくアップテンポな曲が多いアクションゲームが全然刺さらないのもこの辺に理由がありそう。
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