池上彰の「はじめてのサイエンス」は以前に読んだことがあるけど、初学者向け物理学の解説ってどうしても似たような切り口になって、そして読む側は同じ場所で引っかかるな、という印象。

評価:☆☆★★★
理解できないのは著者のせいじゃなくて自分のオツムの問題だ。中学・高校の頃に「理数系はからっきしなのに文系だけ全国レベルなのってキャラが立っててカッコよくない?」とか思って授業サボりまくったのが災いした。

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・周りのものに色が付いているのではなくて、ものに当たって反射した光を目が認識することで色が分かる。
→いや、トマトは赤いから赤いんでしょ……。光が反射しまくってるなら眩しくて目なんて開けてられないよ。

・原子核の周りを電子が回っている図は正確ではない
→そりゃそうだ。これが正しかったら体中がぐるぐる回ってるってことジャン!
・電子は回っているのではなく、原子核の周りに確率的に存在しており、同じ場所に同時に在り同時に無いものである。
→何言ってんだ。
→じゃあなんですか!ピストルで撃たれても弾丸がうっかり体をすり抜ける可能性はゼロじゃないってことですか!
→そうだね。
→ええー……。

・光は粒子と波の両方の性質を持つ
→「干渉するから波」の意味がもう分からない。二重スリット実験なんか色んな本でよく見るけどさっぱり。というか光は光だろ、光が粒子だったら世の中が粒で満たされてて動くたびにぶつかるし、夜になったらなくなって朝になったら出現するってことじゃん?光は光だよ。

理系の本を読むと自分がチンパンジーになったような、嫌な気分になるね。よくわかんない数式で世界の秘密を独占するインテリを見てるとクメール・ルージュって単純にポル・ポトの劣等感から出た暴挙なんじゃないだろうかと同情的になったりする。

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