有名な本だったからいずれ読もうとは思ってた。が、心が軽くなる系のポエム集だと思ったら、成功のためのハウツー本だった。しかも小説形式で、キャラクターの個性が濃いめ。1章に一つづつ成功するためのキーワードが出てくるから、本文は読まずにそこだけメモしようと思って拾い読みしていったら、巻末にキーワード+名言集としてまとめられてた。そこだけは評価できる。

内容はふーんて感じのもあればそれは違うだろってのもある。冒頭で「これ全部守ったら絶対に成功できる!」って言ってんだけど、それについては同意。何を以て「成功」とするかは難しいところ。というかナビゲーターがガネーシャ神だからインド仏教的な価値観なのかと思ったら思い切り現世利益優先で駄目だった。ヒンドゥー教の神様だからいいのか。

評価:☆☆☆★★
所々ハッとさせられるところはあるし、物語形式で読みやすい(自分はキャラが嫌いで読めなかったけど)。これで少しでもやる気が出るなら儲けものだろう。

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1.靴を磨く

2.コンビニでお釣りを募金する

3.腹八分にしておく
自分で自分をコントロールする楽しみを知る

4.人が欲しがっているものを先取りする

5.会った人を笑わせる
リラックスした、いい空気を作り出す

6.トイレ掃除をする
誰もやりたがらないことだからこそ感謝され価値が生まれる

7.まっすぐ帰宅する
自由時間は自分が成長するために使えるいちばん大事な時間

8.その日頑張れた自分をホメる
頑張ったり成長することが楽しいことだと自分に教えてあげる

9.一日何かをやめてみる
惰性から解き放たれて空いたところに何かが入ってくる

10.決めたことを続けるための環境を作る
変わろうと思ったら「意識」を変えてはいけない。「具体的な環境」を変えねば。人は「立ち上がって、自分の手でやってみたこと」しか身につかない。

11.毎朝、全身鏡を見て身なりを整える
外見は簡単に変えられて効果も高い

12.自分が一番得意なことを人に聞く
自分の仕事にどんな価値があるのか決めるのは自分じゃなくてお客さん

13.自分の苦手なことを人に聞く
苦手と得意は表裏一体、自分の欠点を長所にする

14.夢を楽しく想像する
誰に言われるまでもなく勝手に想像してワクワクするもの、考えはじめたら止まらなくなるもの、それが夢。

15.運がいい、と口に出して言う
嘘でもいいから口にすれば脳が勝手に良かった探しをはじめる。
山登り中に雨が降ったことに対して「天気予報で晴れと言っていたのに」と嘆くのは違う。「山の天気は変わりやすい」のが世界の真実で、天気予報に理由を求めれば必ずまた失敗する。世界の在り方を考えよう。

16.タダでもらう
報酬ではなくタダで貰うためにはコミュニケーションや仕草も変わる

17.明日の準備をする

18.身近にいる一番大事な人を喜ばせる
一番大事な人をぞんざいに扱って、面倒な相手に注力するのは間違い

19.誰かのいいところを見つけて褒める
人は、自尊心を満たしてくれる人のところに集まる

20.人の長所を盗む

21.求人情報誌を見る
自分の人生を賭けてもいい仕事に巡り合うことを諦めない

22.お参りに行く

23.人気店に入り、人気の理由を観察する

24.プレゼントをして驚かせる
期待を上回ったとき驚きと喜びが生まれ、自分のファンになってくれる

25.やらずに後悔していることを今日からはじめる
やりたいことを見つけるときに最も駄目なのは「考えること」。

26.サービスとして夢を語る
自分がどれだけ頑張っても、それを誰も喜んでくれなかったらサービスになってない。意味がない。多くの人が聴きたい夢は世間に望まれている夢。実現のためみんな応援してくれる。

27.人の成功をサポートする
持ちつ持たれつ、情けは人の為ならず

28.応募する
自分の才能を見出し評価してくれる人は世界のどこかにきっといる。

29.毎日、感謝する
お金も名誉も幸せも他人がくれるもの

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何を「成功」と考えるかなんて宗教なんだから、宗派によって考えが違うのは当然。で、自分の考える「成功」を追求する役にはあまり立たないかな。換骨奪胎してできることだけやってみよう。多分、この本が推奨する「成功」には至らないだろうけど。

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