不惑を迎えてしまったが、全く実感がない。主観では25~6歳のままだから。
精神的な成長がその頃で止まってしまっているからだろうね、結婚して子供を育てて保険に入って家を買って満員電車に揺られて楽しみといえばナイターとビールという、「普通の」「~であるべき」ライフイベントを一切消化してないから仕方ない。
15歳の頃には「天地無用!のヒロインで結婚するなら現実的に考えて誰だろう」という事項に黙考で臨んでいた気もするが、驚くなよ四半世紀前の俺、お前25年経っても同じこと考えてるよ。真剣に考えたんだけど、やはり樹里ちゃんだと思うね。円満な家庭が築けそうじゃないか。

平面に恋をするだけで気持ちが高校生に引き戻されるとはいえ、客観的には40代という扱いになるらしいし、ひとつ目標を立てよう。これまでの人生でずーっと引きずってきた悪癖に別れを告げよう。やたら他人を羨むクセに別れを。

実際、大学で知り合った面々って賢明な人が多くって、会うだけで自分まで立派な人間になった気になるし、自分も彼らに釣り合うように頑張ろう、見捨てられないように精進しようって、飲み会の後なんかは毎回思いを新たにしてるよ。
上を見ても下を見ても横を向いてもデキる人ばっかりで、一歩間違うとやれ彼はアメコミに詳しいから知的で羨ましいとか、彼は映画をよく見てるから知的で羨ましいとか、彼はゲームが上手いから知的で羨ましいとか、彼は読ませる文を書くから知的で羨ましいとか、彼は多くを語らないから知的で羨ましいとか、そんな思いに囚われてしまう。
まともに並び立ったら自分が惨めだと思うから、いっそ偽報や挑発にかかりまくる低知力脳筋や装備が鋼の斧だから弓で削りレベルアップの的にされる蛮族みたいな殻を用意して自分のパーソナリティを守ろうとしてたのだけど、これって真面目にやって失敗したら恥ずかしいからって体育の時間に手を抜くみたいで、滅茶苦茶にかっこ悪いことに気づいてしまった。

だから今日からは誰々は自分より優れてるとか、気にしないよう心掛けますよ。
それと、こっちの方が大事なことかもしれないけど、世の中には色んな価値観があること、個々の能力も様々だということをちょっとずつ認められるようになるといいな。こっちは本当に難しいから70歳になったあたりで達成できてたら嬉しい。

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樹里ちゃんはね、頑なところがあるんですよ。
彼女は「~はこうあるべき」って思い込みに囚われがちで、それから外れたものを受け入れるのが少し苦手。だからアイドルにスカウトされたときも興味がないとか自分には出来ないじゃなくて、「アイドルとはこういうものであるから自分とは違う」って先入観を持っていた。だからこそW.I.N.G編の選択肢は概ねありのままの彼女を肯定してあげることが正解になる。髪を染めていてもイコール不良ではない、ラフな着こなしも雰囲気あるぞと言ってあげればネクタイを締めない自分でも認めてくれるとホッとする。自分もアイドルらしく可愛くあるべきなのかと問われれば、アイドルそれぞれの強みがあると返すのだ。それでも自分はどうあるべきか、道に迷いつづけ立ち止まってしまう樹里が一歩を踏み出す。どこからでも見える、迷う人の標となる、道を光で照らすアイドルになりたいと前を向くのが【曲がり角のランウェイ】→【階段の先の君へ】→G.R.A.D.編のストーリーなわけですよ。

なんで急に樹里ちゃんのことを書いてるのかは自分にも全く分からない。

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